いよいよ、明日から12月。
もう年末ですね、あっという間の1年間でした。
時間の経過が速すぎて困ります。
数年経ったらわかることですが、今年はSS業界にとっても大きな節目となった年のような気がします。
国内では大災害、その後の欧州における経済危機、タイの水害もありました。
オリンパスや大王製紙など大手企業の不祥事により優秀と思われてきた日本の企業に対する外国からの目線の変化。
最近発表されているこれまで超優良企業といわれてきた大手企業の決算動向・・・、
何か、大きな爆弾を抱えたままの年末から来年となりそうです。
年明けからは、大手といわれる企業でも何が起こるか解らない状況ですね。
しかし、こんな時代だからこそ大きなビジネスチャンスがあるという逞しいSS経営者の方も多いわけです。
確かに、若い人たちの就職難などの話を聞いていると、昔の世界大恐慌時代の「大学は出たけれど・・・、」という言葉が頭に浮かびます。
ここ数年、経済危機に関する出版物が売れているようですが、
今まであまり気にしていなかった私の友人なども経済危機に関する書籍を読み始めているようです。
中国古典に『治世の能吏、乱世の姦雄』という言葉がありますが、
乱世に突入する石油業界では、どんな企業が勝ち残って伸びていくのか、
まさに三国志のようなビジネスドラマが繰り拡げられることになるのかもしれません。
これまでの「治世の時代」は、有能な官僚の時代。
これからは、時代が変わりそうです。
「姦雄」とは、辞書によると、悪知恵を働かせて英雄となった人。奸知にたけた英雄。という事ですから、
悪者のようにも感じられますが、別には、「すぐれた策略をもって天下を取った(取ろうとした)人。」ともありますから、
悪人と英雄は紙一重といったところかもしれません。
まあ、我々のような凡人は、
世の中の時代の流れに沿って、力まずに浮草のように生きていきましょう。
というわけで、今日の仕事は終わりです。
何とか、支払いも完了したし、原稿も上がったし、気分よく風呂に入って、寝ることにしましょう。