ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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経営者の企画力・・・早朝会議②

2007年07月09日 06時23分10秒 | Weblog
経営者として方針を固めるために充分に自問自答の努力を行い、企画を練り上げ、まとめ上げた時には既に頭の中にある程度のフォームができています。

社員やスタッフに意見を求める段階では、すでに自分の考え方やアイデアを客観的な立場で確認する段階です。同時に社員の意見の内容や見解により、その人間の能力やキャリア、基本的な適性も理解できます。これにより業務を全面的に委任する事も可能となります。

自分よりも実務に立場に立った新しい意見や違った見方を明確に提示できるスタッフが存在していたら企業としても、スタッフとしても喜ばしい事ですね、特に経営者としてはうれしい事です。

そのような理由で、即時に「全員が賛成」するような企画については逆に注意が必要なのだそうです。

違った見解やマーケティング分析などが出てきたら充分に前向きな企画を練ることができます。

しかし、ここに経営者としては意思決定の大きなポイントがあります。

意見を求めるスタッフや社員の実績やキャリアを考慮した上で冷静に前向きな分析を行うというポイントです。

自分で考える事をしない何でも同調するイエスマンの意見やキャリアと実績も無いのに自信過剰なスタッフの意見には要注意です。
これを繰り返すことで経営者もスタッフも育ちます。

考えると経営者という職務は本当に孤独です。

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1 コメント

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神はサイコロ遊びをする (グローバルサムライ)
2024-04-13 03:22:15
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム、人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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