灯油というエネルギーは、基本的に「配送」という作業を伴って消費されるものです。
消費者が店頭で購入するにしても自分で運ぶというわずらわしい作業が必要なエネルギーですから、
消費者が安定供給を前提に安心して消費するには
販売業者に配送を依頼注文して届けられることでその利便性が発揮できるという不都合なエネルギーでもあります。
判り切ったことなのですが、電線を通じて供給される電気とは異なります。
販売業者が消費者の利便性を考慮して対応するとなれば、
当然のことながら、消費者からの注文を受けるという作業を伴います。
「受注」から「配送作業」、さらに売掛金回収までの一連業務は、
SS店頭で給油のために来店する消費者を「待つ」という販売オペレーションとは業務内容も異なります。
最近では、「定期配送」などの普及で配送コストを削減する工夫がなされているわけですが、
まだまだ、スポット的な小口配送が多いというのが実情です。
ですから、販売側での『受注体制』の人的コストや簡略化、配送作業のコストダウンとともに、
いかに消費者が簡単にいつでも注文することができるかという受注体制づくりが課題となってきました。
「受注センター」の構築により、
いかにコストを落として、同時に消費者からの注文に対応できるか・
「灯油復権」に関しては、このことに大きな焦点が集まっています。
納品書に表示されるQRバーコードの活用による携帯電話からのWEB発注などが普及して、その利便性が消費者から支持されています。
インターネットを活用した24時間無人の受注体制が、販売業者と消費者の両方から注目されています。
昨今の価格高騰により灯油の消費動向にも変化が出てくることが予想されていますが、
有効な販売戦略の推進と同時に販売業者側でのコストダウンも求められています。
ようやく、『雪ん子.ver10』が完成しました。
これからの石油流通ビジネスの新たな流れを創るための最新ソリューションです。
販売業者が灯油を収益ビジネスとして位置付けるには、それなりのそれなりの体制構築が必要ですが、
最近ではセルフ化やSS数の減少により、灯油ビジネスの環境は大きく変化しています。
優劣の格差が明確化しており、各地の「灯油配送センター」が活況を呈している反面、
中途半端な灯油ビジネスではコスト割れという厳しい現象が発生しているのも現実です。
最近では、石油業界における「灯油ビジネス」はより専業化の様相を呈しており
「灯油」ビジネス」はより先鋭化してきました。