ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

忙しくなっています。

2018年02月28日 08時47分24秒 | Weblog

今年の灯油ビジネス商戦も終盤をむかえていますが、
収益性が好転している影響で、はやくも来季に向けた対策がスタートしています。
熱の冷めないあいだに準備をしておこうという事のようですが、

当社の「雪ん子」は中小企業庁の優遇税制対象ソリューションの指定を受けていることから
利益が出ている企業では 一括償却もできるということで期末前に導入検討を開始しているところが増えています。
システムが一括償却可能であれば、税金分で最新システムを導入できるわけですから、非常に有利です。

というわけで、
今年は春から忙しくなっており、お陰様で、これまでになく活況を呈しています。
すでに、パトロール給油に関する対応もスタートしています。

SS業界の業態改革が急速にすすんでおりますから、
今年は、我々企業にとっては全力疾走の年になりそうです。


SSに関するデータの整備をして感ずること

2018年02月21日 16時13分37秒 | Weblog

毎年、この時期に
日本のSS企業のデータベースの再整備をしています。
過去の企業名と一致させながらの再検証作業なのですが、業界動向を知る上で非常に勉強になります。
閉鎖したSSのデータを検証してみると、小規模経営のサブ店企業が多いことがよくわかります。

SS運営企業よりも閉鎖SS数の方が多いのは当然ですなのが、
中堅以上の特約店企業でも経営合理化のためにSSを閉鎖していますし
さらに元売り販社統合などで企業名が変わっているところも増えており業界動向が急激に変化しています。

業態に関する構造的な変化も進んでいます。
外食産業やカーライフ関連ビジネスなどへの新規参入も増えていますが、
意外なのは、
カーライフビジネスのレンタカー、中古車販売などはここにきて一段落のように見受けられます。

最近の動向としては
「パトロール給油」の業態が急速に勢いをつけているようです。
この分野では、SSを保有しない専門企業が急速に業績を伸ばしておりますが、
最近では、大手ディラーが本格参入することから、業界動向も変わる予感がします。

パトロール給油の業界では、
大手ゼネコンなどの広域対応も迫られるため、代行、非代行業務の必要性が求められており、
これまでの元売りを中心とする系列とはかけ離れた広域的な業務ネットワークが進んでいます。
これらの動きは、元売りや商社の直売部門などとも連携しながら急速に変化する様相です。

SSの閉鎖や淘汰、さらに「セルフ化」の進行により
全国各地で、SSによる配送体制の弱体化やほころびが生じており
外販配送に対するニーズが急速に高まっていることから今後はさらに成長する分野となります。

インターネットで、「パトロール給油」を一度検索してみることをお勧めします。
予想以上の企業数に驚かされるかもしれません。
かつてのように、運営するSS数で特約店オーナーが大きな顔をする時代は終焉したのでしょう。

これからの時代は、まずは企業としての「収益力」がポイントです。


石油ビジネスの方向性を共に考える

2018年02月21日 09時46分29秒 | Weblog

ここ数年、我々のビジネスも大きく変化しており石油業界の急速な経営環境の変化を感じています。
これまでのSS業界における店頭販売中心のビジネスモデルが急速に変化しているということです。

WEB環境を駆使した集客の工夫や受注体制により「店頭待受け型」のビジネスモデルが終わろうとしています。
本日の日経新聞にはEVの充電に関する記事も出ていますが、
国の規制緩和政策で消費者ニーズが発生するわけではなくて、消費者ニーズに基づいた規制緩和がポイントになるはずです。

これからは、SS業界自らで新たな方向性を工夫しながらビジネスを展開すべきなのです。
SS業界はこれまで、自ら業界保護のために規制を強化してきたことが、逆に仇となってしまっていたようにも感じます。
これまでも、自由化や規制緩和を繰り返してきたわけですが、
リテールの販売業者にとって具体的に有効で実効性のある緩和策なんてものがあったでしょうか。
例えば、「セルフ化」によってもたらされたメリットは、業界全体にどんな影響を与えたのか・・・
新設や改造設備の投資額が有効であったという企業経営者が意外と少ないのも事実ですね。

収益性が高い再投資可能な分野を、販売業者みずからの知恵と工夫で消費者ニーズを基本に掘り起こす。

お陰様で、
今年は、外販配送業務に関して当社にオファーが急増しており対応に追われています。
これまでとは異なる次元でのビジネス展開となりそうです。
ユーザー様と、次のビジネスモデルを共に考えつつ、次の時代を創りましょう!


石油販売のプロフェッショナル企業

2018年02月14日 09時12分20秒 | Weblog

平成26年3月に軽井沢に未曾有の大雪が降りまして、
今年の福井と同様の事態が発生したのはご承知の通りです。

内陸の軽井沢も陸の孤島となり、食べ物だけでなく石油製品も枯渇して大騒ぎでした。
北陸地方の皆様には、改めて豪雪のお見舞いを申し上げます。

あの時には軽井沢でも災害救助法により自衛隊が出動して、隊員の皆様にご活躍をいただきました。

当時、当社でも灯油がなくなり寒い思いをしましたので、
寒冷地で灯油が不足することの不安感を消費者の立場として強く感じました。

非常時では、元売りの輸送所に大量の在庫はあっても、
問題は必要な時に必要な場所に必要な数量が届かないと云う事が問題なのです。
SSに在庫があっても必要な消費者に商品が届かない・・・

あの時、私の会社では「雪ん子」のユーザー様でもある
宇佐美グループの新潟からも軽井沢の配送拠点へ応援に駆け付けていただき、
緊急で、ハンディPOSに軽井沢の顧客マスタ―も取り込んで現地配送をサポートしようということになり一緒に頑張りました。
当時すでに、宇佐美グループではスマートフォンによるWEB受注体制をテスト運用していましたが、
ものすごいオーダーデータが殺到して配送業務自体が不可能な状況になってしまったことで、
担当者の方が全力で夜間まで対応していたことが昨日のように思い出されます。

その時には、顧客管理データの重要性を強く感じまして現在に至ります。

現在、宇佐美グループではあの頃の大災害などの教訓を踏まえた
外販配送業務のさらなる強化を進めており、
今後のBCP対策を前提とするシステム強化が実現します。

「パトロール給油」体制の強化やホームエネルギー対策は
今後の石油業界における社会性と消費者ニーズを前提にさらに強化されるはずです。
実務に精通した、システムとそれを運用する熟練スタッフのパワーがポイントになります。
本当の石油販売ビジネスの神髄ともいえるこれからの取り組みを期待するとともに、
我々も全力でサポートをさせていただきます。
共に、プロとしての仕事ができることは、我々にとっても非常にうれしいことですね。


我が家のBCP対策

2018年02月13日 12時46分04秒 | Weblog

異常気象の影響により石油製品の流通体制が問われていますが、
現実は地域により灯油が予想よりも大幅に売れているといった見解もあります。
元売りなどによるマクロ的な出荷予測や情報と
地域特性による現実の物流では大きなギャップが発生しているようです。

冬場の灯油需要は、
今回の北陸地方の豪雪のようにゲリラ的な天候異変にも大きな影響を受けます。
私の住む軽井沢でもご承知の通り数年前の豪雪で「モノがない」経験をしました。
ですから、今回、北陸地域で発生している事象もBCP対策として捉える必要がありそうです。
今後も天候異変や大災害などによる影響を想定する必要があると思います。

先日、当社でも停電騒ぎかありました。
倒木などによる光ファイバーなどの切断なども想定した対応も考える必要があると痛感。

停電などでも使用できる石油ストーブは本当に必要なものです。
かつてはオール電化により灯油の消費が落ち込むといわれた時期もありましたが、
アクシデントで電気が切れた場合、人間の生活のほとんどがマヒしてしまうわけです。
最近では、灯油のありがたみを感じます。

ですから、我が家では非常時対策として、庭にかまども用意することにしました。
近くの木材まで燃料にする、バイオマスエネルギーといったところです。

夏は、涼しいのでエアコンは不要です。


SSビジネススの未来に向けた提案

2018年02月09日 09時04分48秒 | Weblog

灯油ビジネスの真っ最中ですが、
全国から「雪ん子」に関するお問い合わせが増えておりまして全力で対応中です。

古来、「泥棒を捕まえてから、縄を編む」という諺があります・
やはり、準備万端に怠りがない企業が利益を享受できるわけで
「灯油は、夏売れ!!」という業界の言葉もあります。

揮発油税の53.8円/㍑を考慮すると
ガソリンよりも灯油の方がビジネスに妙味があるのは当たり前のことなのですが
なぜか、ガソリン屋の頭の中は、SS店頭ビジネスが中心のようで困ったものです。

「配送・宅配」という付加価値を付けることで、
灯油ビジネスの収益性はさらに向上するわけですから、
SS設備よりもシステム構築が優先されるということに気付いた企業が勝ち組です。
これは、「売り方の工夫」、すなわち「業態改革」と云う事です。

目新しい商売、すなわち「業種」を探して軽率に飛びついても
簡単に、短期間で収益性を確保するのは難しいわけで、
赤字幅を拡大させて悩むより、
石油ビジネスの本分である「灯油」に傾注するというのが大正解なのです。

しかし、
人間は「喉元過ぎれば、熱さ忘れる」というわけで、
春が来れば、またまた元通りで灯油ビジネスを忘れてしまう業者も多いわけです。

「慌てる乞食は、貰いが少ない」とも言いますから
今シーズンの動向を落ち着いて、分析してよく考えながら進めましょう。

「雪ん子」を駆使した灯油ビジネスは
ソフトウェアとしての機能だけに固執しているわけではありません。
時代とSSビジネスの変化を視野に入れながら、
石油ビジネスフィールドの現実に即して有効に活用できる事を最大のポイントにおいています。

決して、他の追従を許さない石油ビジネスの神髄をご覧ください。
さらに、来季に向けて、
SS業界の皆様に次の時代を見据えた素晴らしい提案ができるよう
軽井沢の森の中で、努力しています。


灯油ビジネスの動向

2018年02月06日 17時06分35秒 | Weblog

冷え込んでいるので、灯油が売れまくっているようですが、
すでに体制が整っている企業とこれまでの流れで配達をしている企業では販売効率が違いすぎます。
こんな時節は、仕切り価格ばかりで騒いでいる経営者と販売戦略を重視している企業では、
収益成果が全く異なります。

今年は、流通がこれまでとは異なり元売りも配送体制に苦慮しているようですから
系列企業が優位になっているようです。

来期あたりからは、さらに系列の流通が強化されることになるかもしれませんね。
各元売り共に、灯油は収益の基軸となる様相を呈しているようですから、
今後の動向に注意しています。


SS業界の業態改革、チャンス到来

2018年02月02日 16時59分40秒 | Weblog

本日は朝から雪です。
久し振りに、これまで蓄積してきた石油業界データベースを再整備していますが、
ここ数年の石油業界における企業統廃合に関する変化の激しさを感じています。

企業ごとのホームページも確認しながらデータ整備を行っているわけですが、
元売りの統廃合だけでなく、全国各地の有力企業でも大きな変化が出ているようです。

業態改革の動きも出ていて業界の変化の流れがよくわかりますね。
特に、昔から知っている企業などでは、経営者の方との会話なども思い出されてきます。

依然として、SS店頭販売オペレーションに固執している企業は低調の傾向が強いと感じますが、
WEB環境を利用した劇的な経営転換で生まれ変わったような企業もあり非常に勉強になります。

やはり、SS業界の既定路線に沿った小手先の改善だけでは、結果が出せないと云う事だと思います。

同じ石油ビジネスなのに凄い伸長率の成長企業もあります。

最近は、SS業界の収益性もかなり復活しているようなので、
今年が、業態改革の最後のチャンスになりそうです。

少しばかり、晴れ間が見えているSS経営ですが、
今が、変化に対応するチャンスなのかもしれないと思います。