ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

良いお年をお迎えください。

2017年12月28日 13時59分23秒 | Weblog

音もしない、森の中のオフィスで原稿を書いていると。
時間や時の流れを感じなくなりそうで、静かな年末作業となっております。
スタッフは、本年最後の営業出張で各地へ出向いております。

昔は、年末のご挨拶などで飛び回っておりましたが、
年を超えれば、また新年のご挨拶というわけで、
効率の悪い儀礼的な営業活動をしていたものです。
よく考えれば、「暇」だったのかもしれませんね。

本年末は、忙しい営業案件が殺到しまして年初から大忙しです。
お陰様で、盆と正月が一緒にやってきたというわけです。
すでに、年明けからの再来年までスケジュールが埋まりそうな状況です。

今年は、
創業以来の良い年でしたが、来年も頑張りましょう!!

皆様も、良いお年をお迎えください。


命運を分ける、灯油ビジネス

2017年12月26日 09時41分55秒 | Weblog

今年の灯油ビジネスは総じて市況も安定しており順調な推移を見せています。
宅配業界の課題などもありますから、消費者の配送コストに対する意識の高まりもあるようで、
特に配送灯油はSS業界に適正な収益をもたらすことになるはずです。

灯油の「巡回販売」という業態は
ここ数年の不正問題などもあり勢いが落ちているようです。

SS業界ではこれまで、「店頭客待受け型」の店頭販売に固執していた企業が苦戦しています。
一方では、
携帯スマホのWEB受注システムなどを駆使した灯油受注体制を駆使する大手ディーラーは飛躍的な拡販に成功しています。

もう時代は変わりましたね、・・・
SS数の多さを誇っていた老舗の地方有力ディーラーが累積赤字に悩む時代です。
業態改革が遅れれば、生き残ることが出はない時代

今年の冬の灯油ビジネスが終われば、
さらに、経営格差が拡大することになります。


軽井沢でテレワーク

2017年12月25日 11時50分43秒 | Weblog

来年あたりから
当社でも本格的に働き方改革に沿った求人活動を目指そうと考え中で、
テレワークによる外部スタッフの募集を開始しようと企画中です。

インターネットを活用して好きな時間に好きなところで仕事をしていただくための設備環境も整備しています。
勿論、軽井沢に在住しての仕事も大歓迎ですから、職住一体型のリゾートオフィスでもOK
当社で住環境まで用意しようかと企画しています。

当社は、軽井沢の中でも今後一番注目されている南軽井沢の白樺通りというエリアにあります。
周辺は、風越公園、72ゴルフの北コース、大規模な温泉リゾートや塩沢湖エリアや発地市場などなどに隣接した
森の中にありますから環境は抜群です。
ご承知の通り、
石油関連ソリューションのベンダーとしてITビジネス最前線を突っ走る企業です。

ご興味のある方はご連絡ください。


 


さらに変化する、灯油配送システム「雪ん子」

2017年12月20日 09時18分05秒 | Weblog

久し振りに北陸へ遠征しました。
実は、寒ブリとブリ大根が食べたくてスタッフに同行したというわけです。
のど黒やカワハギの寿司も美味かったです。

冬の北陸はうまいものがいっぱいで最高ですね。
最近は北陸新幹線の開通で便利になりましたが、
以前は、
豪雪地帯の上越国境から親知らず子知らずを車で越えていたので本当に大変でした。
新潟、富山、石川から福井まで、私にとっては懐かしい地域です。

最近では灯油配送ビジネスが石油業界の「ドル箱」ビジネスとなっており、
全国各地からお問い合わせをいただいており、忙しくなっています。

特に、当社の「雪ん子」は経済産業省の導入支援ソリューションですから
優遇税制を活用しようという企業にとっては有利なシステムとなっています。

最近の「雪ん子」は
単に冬場の灯油配送だけでなく、「パトロール給油」への対応
さらにはWEBを活用する多様な油外販売、
そして、タイヤ交換や洗車などの予約システムとしての活用も注目されておりまして、
運用方法も非常に多岐にわたっています。

広汎な、ご要望にお応えできるようすでに時期開発企画にも着手しております。
御期待ください。


冬の軽井沢

2017年12月18日 10時24分59秒 | Weblog

急に冷え込んできましたね。
朝晩は氷点下5度以下になっています。
夏は避暑地でも冬の寒過ぎるのは困ったものです。
室内は暖房でポカポカしていても外気は冷え込むので温度差がありすぎます。

以前北海道へ伺った時にも、室内と外気の温度差に驚きましたが、
軽井沢でもこれから数カ月はこんな陽気が続きそうです。

秋田犬の「雪丸」だけは雪が大好きのようで、雪がチラつくと元気に飛び回っています。
ここ軽井沢は冷え込みは厳しいのですが積雪は少ないので助かります。

我々の業態は、店舗や工場や倉庫などの施設も不要なので
こんな、森の中でもインターネットさえあれば仕事ができるというわけで、
冬は、山に籠って開発や構築の仕事をしています。

最近、当社の近くに大手のIT企業が規模の大きな施設を建設するという計画があるようです。
すでに大規模なホテル建設も幾つか進んでおり周辺環境もだいぶ変わってきました。
外国人観光客が急増してホテルなどの宿泊施設が不足しており、これからもさらに建設が進むとのこと。

東京駅から1時間以内で来られるわけですから、まだまだ賑やかになるのだそうです。
軽井沢駅に隣接しているアウトレットのショッピングモールの駐車場は冬でも満杯ですし、
居住者用のスーパーマーケットもすごい施設にリニュアルしていて、
人口二万人足らずの町なのに大都会よりもすごいことになっています。

大手企業のサポートセンターやバックオフィスなどの建設計画も進んでいるようですから
来年あたりから、観光施設が整備された日本のシリコンバレーのようになるなんて期待されていますが、
駅の周りは、アジア系の外国人ばかりです。

中国人よりも台湾の富裕層の方がウィンタースポーツを楽しむ方が多いようです。
オーストラリアなど南半球の方もスキーに来る方が多いとのことです。

人の気配もない森の中ですが、
外に出れば、賑やかな冬のリゾートというわけです。

ユーザー様のシステム研修などもありますので、
是非お出かけください。


SS業界の未来を拓く新たなビジネスモデルがスタートしています

2017年12月14日 09時45分12秒 | Weblog

石油大手ディーラーがいよいよ外販配送サービス業務に力を入れはじめています。
商社系、フリート系の大手が灯油配送だけでなく通年のパトロール給油体制の強化をスタートさせており注目されます。
これらは、全国的な広域展開をはかるためのネットワーク構築による本格展開が前提となるため
今後は代行委託などを前提とした提携ネットワークによる「系列化」も進むことになりそうです。

元売りによる系列というよりも、
配送業務を基軸とした「系列」が構成されると云う事になるはずです。

全国にはSSを運営していなくとも、
すでに大量に中間留分などの配送流通を展開して経営力も強化されている企業が増えており
これらの企業は、SS運営中心の企業よりも高収益を背景にした積極的な経営展開が見えています。

最新のIT環境やWEBを駆使したシステム構築も進んでおり
石油業界において非常に可能性のある有力なビジネスモデルとして定着することになりそうです。

現場フィールドにおける専門的な業務キャリアと知識も求められますが
米国などでもSS数減少に伴う中間留分を中心とした石油デリバリービジネスは課活況を呈しており
わが国でも、今後は閉鎖SSの急増により注目されている分野なのです。

社会的なニーズを前提とするビジネスですから
需要は今後も安定的に増える傾向にあり、全国各地でスタートさせる企業が増えています。

当社は
具体的な業態開発とシステム構築により、これらの動きを先取りする企業様のお手伝いをスタートさせています。


軽井沢はバブル再来かな・・・

2017年12月12日 09時51分12秒 | Weblog

冬の軽井沢も
最近ではショッピングプラザを中心に結構にぎわっています。
外国からの観光客が増えておりホテルが足りないようでホテル建設ラッシュです。
建設会社などはかつてのバブル期よりも忙しいとのこと。
当社の近くでも大規模なホテルが何件も建設中です。

外国人観光客によるインバウンド効果が大きいようで、
夏の避暑だけでなく、冬場のウィンタースポーツで訪れる人も急増中のようです。
雪のない、台湾や中国などからの観光客も増えています。

大手のIT関連企業などのバックオフィス建設構想なども増えているようで、
今後も大規模な開発計画が目白押しのようです。

マイクロソフトのビルゲイツ氏の別荘も完成したようですが
当社の近くの億単位の新築別荘分譲もすべて完売なんだそうです。
中国や台湾の富裕層といわれる人達のお金の使いっぷりは凄いですね。

先日、知り合った台湾の方は
日系の某航空会社のホテルを2つも買い取ったというので驚きました。
なんで、そんなお金持ちが軽井沢の山の中に豪邸を建てて住んでいるのか・・・

時代が変わって
日本の高級リゾートがとんでもないことになっています。


来年からのSS経営、勝ち組のセオリー

2017年12月11日 09時26分09秒 | Weblog

師走も中盤に入ります。
まだまだ、出張の予定もあり多忙な年末となりそうですが、
本当に短く感じられる一年でした。

最近の石油業界は、少しだけ市況安定の動きが見えてきたようです。
ここまで来て、安値量販型思考では安定経営もおぼつかないといったところでしょうか、

元売り再編による流通の集約化なども影響しており
系列回帰の動きも出ているようです。

来年あたりから
個々の企業ごとの経営管理体質が問われる時代ですね
具体的には、システムを駆使した社内管理体制の整備などによる経営コストの格差です。
これは、仕切り価格よりも大きな影響を及ぼすことになります。

特に、
SSデータの後方処理(勘定系システム)に関する考え方が大きく変わるはずです。
IT環境の変化によるコストダウンに特に注目する必要がありますね。
例えば、
従来の計算センターによる請求書作成などに要するコストは
「クラウド」を活用することで大幅なコストダウンが可能ですし
ビッグデータとしてのデータ活用などにより販売戦略の機動力は大幅に向上できます。

特に、WEBを利用する油外販売収益などでも大きな展開の変化が期待されています。

昨今では、
「データセンター」の利用料金などが大幅に安くなっており
石油関連ソリューションに関するコスト意識も大きく変化していますから
経営者や管理者の知識や意識もだいぶ変わっており
すでに今年あたりから、具体的な動きが出ています。

その昔、「電算室」をオフコン型で運用していた特約店企業は、
オフコンを数千万円から億をかけて導入し、システム課のスタッフを雇用していたため
膨大な経費が掛かっていましたが、
その後、オープン化(Windowsによるシステム構築)してサーバー導入。
そして、最近ではサーバー型から「クラウド」に移行して大幅なコストダウンに成功

最近では、
一カ月60万円かかっていた「データセンター利用料金」が
なんと、10万円以下になったち云う事で驚いています。
「データセンター」も群雄割拠で価格競争が激しいため
劇的なコストダウンが進んでおり、システム環境のコストダウンが企業収益を大幅に左右する時代となりました。

経営規模にもよりますが
大手企業では充分なスケールメリットが出せる時代なのです。
その企業では、人件費も含めて3000~4500万円位の管理費コストの削減に成功したということです。

まだまだ、
先進的な異業種と比較すると石油業界システムと経営者の頭は老朽化していると云う事なのでしょう。
確かに、米国などのSS運営コストと日本では大きな格差があるようです。


SSビジネス、雑感

2017年12月08日 14時59分33秒 | Weblog

企業の稼ぐ力を「収益力」というのはご承知の通りですが、
「収益力」は販売力や仕入れ価格の問題だけではありません。

最近、面談したSS業界の経営データに詳しい会計士の方によりますと
一般管理費や支払利息などの影響と経営者のマインドが予想以上に大きいと云う事です。

元売りの指導下で
「売れば儲かる」という時代が長く続いたSS業界では、
どうしても「売り勝つ」ことが至上命令でしたから、
ボリュームインセンティブ(取扱数量に応じた優遇仕切り)などの影響もあり
販売価格競争が過激になっていたわけですが、
これで儲かるのは元売りだけで、リテール販売業者はいつでも「豊作貧乏」であったというわけです。

他社よりも安い価格で仕入れても、販売価格も安いわけですし
皆が同じ考えになれば、さらに売り勝つために安くするというわけです。

判り切ったことなのですが、どうにも止まらない価格競争というわけです。

なかには、
地域経営者同士の仲が悪くて、「憎い、あいつよりは絶対に安く売りたい。」
などというくだらない理由で、お互いに損を続けていた経営者もいたらしいと云う事ですが、
周辺のSSにとっては迷惑な話ですね。
 
かつての、異業種の牛丼業界の泥沼戦争のようです。
地域マーケットの企業数社が仲良くすれば、皆で儲かるわけですが、
昔は、そんな時代もありました。

今そんなことしたら、「談合」だとつるし上げられてしまいます。

EVの普及で
ガソリンが減販し国家収入の大幅な減少が予測されており
国は、またまた揮発油税の増税を考えているようですが、
石油業界は当然反対です。私も、絶対反対です。

対案として、
消費者が車に乗って走った距離に課税する「走行税」なるものが提案されているそうですが、
面白い、妙案ですね。
それにしても、車の走行距離をどのように管理して課税するのか興味がありますね。


タライの中のアメンボ

2017年12月07日 11時30分22秒 | Weblog

元売り統合の流れにより商品流通が整備されつつあるようですね。
SS業界もハンディなしのスクラッチ戦のようになるのかもしれません。

これからは、
経営規模の大小よりも経営の「質」が問われる時代になりそうですが、
経営者としてのガバナンス(企業統治能力)が問われます。
組織としての意思決定の速さや行動力がこれまでよりも求められる時代でもあります。

これまでのような
人真似ビジネスでは通用しない時代になりますから、
中小業者は経営者本来の能力により格差が拡大します。
市況が良くなって利益が確保できると単純に喜んでいるようでは脱落するはずです。

時代の流れは
激流のなかを流れるタライのようなものなのです。
石油業界はその「タライの中」で競争しているわけです。
タライの外は時代の激流にさらされており、さらに大きな滝も見えています。

タライの中の「アメンボ」が競争しているようなものなのです。

それでも、
無知な販売業者は、激流を知らずにタライの中で掲示板などを観ながら騒いでいます。

これは 
「ごまめの歯ぎしり」ですね。