師走も中盤に入ります。
まだまだ、出張の予定もあり多忙な年末となりそうですが、
本当に短く感じられる一年でした。
最近の石油業界は、少しだけ市況安定の動きが見えてきたようです。
ここまで来て、安値量販型思考では安定経営もおぼつかないといったところでしょうか、
元売り再編による流通の集約化なども影響しており
系列回帰の動きも出ているようです。
来年あたりから
個々の企業ごとの経営管理体質が問われる時代ですね
具体的には、システムを駆使した社内管理体制の整備などによる経営コストの格差です。
これは、仕切り価格よりも大きな影響を及ぼすことになります。
特に、
SSデータの後方処理(勘定系システム)に関する考え方が大きく変わるはずです。
IT環境の変化によるコストダウンに特に注目する必要がありますね。
例えば、
従来の計算センターによる請求書作成などに要するコストは
「クラウド」を活用することで大幅なコストダウンが可能ですし
ビッグデータとしてのデータ活用などにより販売戦略の機動力は大幅に向上できます。
特に、WEBを利用する油外販売収益などでも大きな展開の変化が期待されています。
昨今では、
「データセンター」の利用料金などが大幅に安くなっており
石油関連ソリューションに関するコスト意識も大きく変化していますから
経営者や管理者の知識や意識もだいぶ変わっており
すでに今年あたりから、具体的な動きが出ています。
その昔、「電算室」をオフコン型で運用していた特約店企業は、
オフコンを数千万円から億をかけて導入し、システム課のスタッフを雇用していたため
膨大な経費が掛かっていましたが、
その後、オープン化(Windowsによるシステム構築)してサーバー導入。
そして、最近ではサーバー型から「クラウド」に移行して大幅なコストダウンに成功
最近では、
一カ月60万円かかっていた「データセンター利用料金」が
なんと、10万円以下になったち云う事で驚いています。
「データセンター」も群雄割拠で価格競争が激しいため
劇的なコストダウンが進んでおり、システム環境のコストダウンが企業収益を大幅に左右する時代となりました。
経営規模にもよりますが
大手企業では充分なスケールメリットが出せる時代なのです。
その企業では、人件費も含めて3000~4500万円位の管理費コストの削減に成功したということです。
まだまだ、
先進的な異業種と比較すると石油業界システムと経営者の頭は老朽化していると云う事なのでしょう。
確かに、米国などのSS運営コストと日本では大きな格差があるようです。