本年の灯油ビジネスに関する展望は?
*難しい質問ですね。
昨年は、低迷している石油業界の中にあって「灯油」は好調でした。
ですから、もっと力を入れればよかった・・・・、と反省している企業も多いようです。
前期の全国的なボリュームで6%程度の増販というわけですが、実感のない企業もあれば、逆に減販というところもあったようです。
しかし、周辺SSの閉鎖などの要因により30%もの売り上げ倍増のところもあります。
要は、グローバルな販売動向よりも、地域や企業別に販売動向が顕著に変わっているようです。
確かに、毎年夏の終わり頃から準備して頑張った企業の多くが素晴らしい成果を上げています。
EVなどのガソリン減販の時代を見据えたSS業界では、
経営手法の視点を変えた動きが活発化しており優勝劣敗が顕著となっています。
毎年、時期が来れば灯油の注文が来るだろう・・、
などと考えている従来の「店頭待受け型」ビジネスでは勝ち目がないわけで、
そんな企業担当者に、「今年の灯油ビジネス展望」を問われても回答のしようもありませんね。
天気予報でも調べた方がアバウトな見解が出るはずです。
売れるには、「売れる理由」がありますし、「売れない」には売れない理由があります。
「儲かっている企業」にはそれなりの努力と工夫と行動力があります。
そうでない(ダメな)企業にもその理由や要因があるわけです。
私のように、全戸各地の企業様を見てくるとその「理由」と「要因」が良く理解できるわけです。
「勝ち組」と「負け組」の格差は
ほんのチョットした頭の切り替えです。その結果は全く異なります。
私は、コンサルタントではありませんが、
石油ビジネス最前線での長い実務を経ながらのシステム開発を行ってきました。
汗と涙の経験が大切です。
今年も、多くの企業から、業界誌などを見たということでご質問や問合せを多数いただいております。