石油業界には『灯油は夏売れ!!』という金言があります。
灯油が売れれば、地域顧客の取り込みが可能となり
関連する燃焼機器や油外商品などの商品も売れるという事です。
質の良い、優良顧客の囲い込みは夏場のセールス活動が大切です。
最近、昔のように夏場に地域顧客にローラーをかけての拡販営業を行う企業が増えています。
インターネットを駆使した最新のWEBビジネスやEDIによるビジネスが盛んな時代ですが
お客様と顔を合わせながらの昔ながらの「御用聞き」ビジネスの業態にも大きな効果があるようです。
顧客管理データベースの構築はコツコツと行われます。
主には、ホームライフ部門なのですが、車検などのカーライフの営業も展開されています。
ホームタンクやポリ缶にバーコードを付けて、最新ハンディ―POSでコードを読み込んで売上るという手法ですが、
3G対応のPOSですから、現地で売上て伝票発行すれば売り上げデータは即時「雪ん子」に伝送できるわけです。
当然、系列後方システムとの連動も可能ですから非常に効率的です。
夏場の天然水の配達だけでなく、
色々な商品やサービスの売上も可能です。
今後予想される「駆け付け給油」では店頭のアイランドPOSとしての活用も可能ですから大幅な経費削減ができます。
人が汗を流すアナログ作業とIT技術の融合によりSSビジネスに新たな時代を拓きます。
SS店頭に安い価格を提示して、来店客を待受けて「油外」と称して売りたいものを売りつける。
そんな業態で生き残れるほど甘い時代ではありません。
お客様のニーズに沿って商品やサービスを提案したり、提供することで
新しいガソリンスタンドの業態改革がスタートするわけです。