座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

観音堂の棟札

2009-05-12 | 観音堂
土曜日に とうとう 観音堂の棟札が出てきました!!!

ドキドキドキ。。。





なんと! 今度の棟札は 168cmの高さがあります!







「棟札

 中瀬村
 大工 石原市太郎


 同村 
 市太郎弟  石原兵三郎

 同
 同     石原源吉

 同 
 市太郎長男 石原信太郎

 同 
 同二男   石原福次郎

 同
 同三男   石原準三郎

 同
 同男    石原七五三五郎





 同村
 兵三郎
 男   石原武治

 同村
 源吉
 男   石原新三郎

 本田村(?)
 職工  橋本清吉

 同   中野藤吉

 中瀬村
 杣   川田茂作 」







昔は兄弟が多かったとは言いますが。

職人さんに兄弟が多くて 
みんなで助け合って建ててくださった観音堂でしょうか。

頼もしい限りです。









「大正弐年 七月 吉日

 吉祥寺住職
 権大僧都 能因覚宥



 建築員
    石川暢治朗
   
    川田高三郎

    石川政四郎 」














今日も疲れました。。。。(苦笑)。


 

観音大祭と瓦奉納

2009-04-14 | 観音堂
4月9日・10日は 観音さまの大祭です。

今年は 暖かくて お天気も良い日が続きました。



観音さまは 本堂に仮安置されていますので、お勤めは本堂にて。

旗も 本堂前に並べられました。



桜の開花から 気温の低い日が続きましたので 
境内は ちょうど満開の桜と 赤い旗との競演になりました。





さて、今回の観音さまは 大変だったのです!

皆さんに奉納していただいた瓦、
これに 祈願と芳名を書かなくてはなりません。

先立って どんどん シールに記入して置きましたので
これを瓦にペタペタと貼ればいいと思っていました。

ところが、シールは貼ったそばから はがれてしまったそうです。

シールの粘着力は 暖かいと弱ってしまいますが
グングンと気温が上がり、日向においた瓦があたたまってしまったようです。

ショックでした!








これは 9日に書いた分で、この日は 墨と筆で書きました。

ボランティアで作業をしてくださった方々、本当にありがとうございました。







私は 結束機というものを 初めて見ました。

束ねられていた瓦の紐を切って バラバラにして 
一枚一枚 祈願を書いて 名前を書いて
それをまた 結束機を使って 括って置くのです。







落とすと割れてしまいますから、気を使う作業でした。

各地区の年番さんと観音講の世話人さんに 
これらの大変な作業を担っていただきました。

お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。







これは 客殿の中から見た外の様子。

青いムスカリと 薄紫の芝桜との 色の取り合わせが好きです。



観音堂の屋根

2009-04-06 | 観音堂
私は この観音堂の 屋根のカーブが気に入っています。

美しいなあ! と感嘆してしまいます。

どんなふうになっていくのでしょうね。







瓦を落として、今はこんなふうになっています。

瓦だけでなく、泥まで載って、重かったことでしょうね。


融合

2009-02-18 | 観音堂
先日 曳いた観音堂の裏に 新しい材木が運び込まれました。

一本は長め、もう一本は短め。





こんなきれいな木目です。






2本を合わせて 古い観音堂にはめ込みました。





ピタリと収まっています。

新旧の融合! といった雰囲気。






この部分の材木の傷みが激しかったために取り替えたのですが
実は堅牢な材木だったそうです。

「じぼく」と呼んでいますが、どう書くのでしょう?

「地元の木」の地木(じぼく)ですか?

とにかく、頑丈な良材を使ってあったようです。

先人に感謝!です。



観音堂が動いた!

2009-02-04 | 観音堂
先週の木曜日、私が出かけている間に、
観音堂が すっかり動いてしまって、新しい基礎の上にのっかりました!







少しずつ、少しずつ、動いて(動かして)いったようです。






  

古い基礎はこんなふうです。

新しい基礎に比べると すごくチャチな感じを受けますが
これで長い間 お堂を支えてくれていたんですね。





家を曳く「曳き家」というのは 見ものとしては面白かったろうに、と
少し残念です(笑)。

あちこち

2009-01-20 | 観音堂
観音さまに 本堂内にお移りいただきましたので
賽銭箱も 本堂前にお引越しをしました。



そして、こちらが現在の観音堂の様子です。





ついでながら、内部は こんな状態です。



古いものを生かして ステキなお堂ができたらいいなあと思います。





さらについでながら、これが現在の 山門と 新墓地の中のお堂の様子です。

 









ここには、鐘楼堂が建つ予定です。






新しいものと、古いものと。

修理と、新築。 

修復と、新調。

吉祥寺が 少しずつ良くなっていく事を期待しています。



観音さま お引越し

2009-01-16 | 観音堂
たくさんの人にお手伝いをいただき、観音さまが お引越しをなさいました。

今は本堂の南西の角にいらっしゃいます。

しばらくはお参りにご不便をおかけします。






  

観音堂の中にあった時よりも はっきり見えてくるものもあろうかと思います。






お厨子だって、良く見えるようになったのではないでしょうか。





お厨子の向かって右の扉に付いている菊の花、ステキだと思います。

でも 左の扉にはありません。

修理しなければならない点も 良く見えてきます(苦笑)。