座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

終戦記念日を過ぎてから

2024-10-22 | おしゃべり

「私たちは 戦争を体験した人の話を

 直接聞いた年代だ」

 

今年 そんなような言葉を 耳にして、

ハッとさせられました。

 

戦争を体験した人が少なくなった現在、

直接 言葉を聞いた人たちもまた

これからどんどん減っていくはずなのです。

 

 

 

          

 

          合葬墓のお釈迦さま

 

 

 

例年 8月になると 

戦争関連の報道が増えます。

 

ドキュメンタリー番組や新聞記事をとって(録って)おいて、

あとでゆっくり目を通します。

        

テレビでは、

NHKスペシャル、映像の世紀ーバタフライエフェクト、

NNNドキュメント、などなど。

 

毎年繰り返し放送していますが、

同じものは ほとんどありません。

 

必ず 毎年 新たな知見が加わるのです。

 

今年もそうでした。

 

 

 

 

 

          

 

 

こういった番組や読み物に触れるのは、

もちろん、興味や好奇心からであり、

楽しみを感じてのものですが、

 

これまで知らなかった「遠い昔の戦争」の事を

戦後世代の私たちも

知っていなければならないのではないか、

 

少なくとも 知る努力をする義務があるのではないか、

と感じるからです。

 

これまで全く知らなかった事を知るのは、

純粋に楽しいのですが。

 

 

 

 

 

 

 

今年 新たに購入したのは、

ひとつは

亡くなったやなせたかし氏の本。

 

新装版『ぼくは戦争は大きらい

——やなせたかしの平和への思い』

(小学館クリエイティブ、2022.12.13、900円)です。

 

帯には、

「亡くなる数か月前に語ったユーモアの中に込められた

 戦争批判、平和への思い」

とあります。

 

やなせ氏の兵役・戦争体験や

戦争前後の日本などがつづられています。

 

「戦争体験だけをまとめて話すのは、これが初めて」

だそうで、戦争関連の話がいっぱいなのですが、

なぜか悲壮な感じはなく、

明るい筆致で語られていて、するすると読めます。

 

弟さんの事については、あまり語られていません。

 

やなせたかしさんの訃報 - 座敷ネズミの吉祥寺だより)

 

この本、お貸しできます。

 

 

 

ついこの間もやりましたが、

アンパンマンマーチが聞こえてくると、今でも、

思わず手を止めて じっと聞き入ってしまいます。

 

やなせたかし氏と その弟さんと

回天の乗組員だった人の事などを思い出しながら。

 

区切り - 座敷ネズミの吉祥寺だより

 

 

 

 

もう一冊は、次回に。

 

 

 


『写真アルバム 埼玉県北の昭和』

2024-09-29 | おしゃべり

『写真アルバム 埼玉県北の昭和』が発行されました。

(いき出版 2024.9.28 9082円+税)

 

昨日、それが手元に届きました。

 

 

 

 

カバーの写真は、熊谷の うちわ祭りです。

(市役所通り交差点付近、昭和49年)

 

中瀬の吉祥寺からも 何枚か 写真を提供して

掲載されています。

 

 

 

 

 

昔懐かしい写真の数々、

どれもみな貴重なものばかりです。

 

 

特に、私にとっては 

中瀬の、それも吉祥寺のものがドキドキの写真で、

掲載されて嬉しく、てワクワクしています。

 

光栄ですし、広く今後に残るので安堵しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

特に、この、21ページ、見て下さい。

 

上の段には 大正3年頃の、中瀬神社の遷座式。

 

立派です、キレイなバランスの建物です。

 

 

 

 

 

 

下の段には 吉祥寺の本堂。

 

昭和初期のもので、

「落慶法要の行われた稚児行列の記念写真」とあります。

 

「吉祥寺」と入ったはんてんを着ている人たちがいます。

 

なんか、お坊さんがいっぱいいます。

 

お坊さんじゃない人達もいます。

 

子供たちを含め、ほとんどの人が和服です。

 

ていうか、真っ白いワイシャツを着た洋装の人は、

いったい誰で、何をしている人なんでしょうか?

 

 

 

 

 

お葬式の写真もあります(p22)。

 

 

 

 

こちらは、鐘楼(p49)。

 

       

 

 

梵鐘を供出する、昭和16年頃の写真。

 

南に向いて並んでいるので、

向こう側に本堂の瓦屋根が見えます。

 

真ん中が先々代住職、向かって左に先代住職。

 

あとは総代さんでしょうか?

 

どなたか、知ってる人がいますか?

 

 

 

 

203ページには、精霊流しと 盆踊り。

 

昭和30~40年代に行われたものだそうです。

 

 

 

 

 

この他にも、思わず声が漏れ出てしまうほど

懐かしい写真がいっぱい。

 

私が中瀬に来たのも、

ギリギリ昭和でしたので。

 

駅前の写真も、上武大橋の写真もたくさんあります。

 

こんな写真があったら、誰か提供して

載せてもらってくれないかなー、

と思っていたものが、なかったり、

予想以上の写真があったり。

 

 

 

熊谷、本庄市、深谷市、美里町、上川町、上里町、寄居町。

 

三市四町の 昭和時代の写真が集められています。

 

児玉地域と大里地域からなる、

利根川と荒川という2大河川が流れる地域です。

 

船運、中山道、鉄道、関越自動車道・・・。

 

交通の要衝とされる地域であり続けながら、

期待される産業は 社会と共に変革されてきました。

 

建物も 人の着衣も 姿を変えてきました。

 

 

 

今年は昭和99年なんだそうで、

どんな写真にもすべて 歴史的な重みを感じます。

 

単純に、面白いです。

 

手にする機会があったら、ぜひ ご覧下さい。

 

中瀬の吉祥寺でご覧になりたい方は

一報を入れてから おいで下さい。

 

 

 

 

 

画像に色味がなさすぎるので、

今年のサルスベリのものを貼っておきます。

 

  

 

今年の夏は サルスベリが やたらキレイでした。

 

 

  

 

 

それは 他の植物が暑さに負けて

へこたれていたせいなのかもしれませんが、

街中のいたる所で、

やたら元気でキレイに咲いているのが

サルスベリでした。

 

近年は さまざまな色のものがあって、

それも目を楽しませてくれる要因でした。

 

中瀬の吉祥寺には

先代の住職が好きだったせいもあって

何本ものサルスベリがあるのですが、

全部 昔ながらの同じ色。

 

それでも、あの暑さの中で 

キレイに花を咲かせている様子には、

やっぱり元気をもらえると思うのです。

 

ありがとう。

 

 

 


一汁三菜

2024-09-14 | おしゃべり

「食事」とは「ご飯」を食べる事!

 

「食事」に ≪お漬物≫は あって当たり前?

 

 

 

 

今日の読売新聞朝刊のコラムに

「和食文化がユネスコの無形文化遺産に登録された際、

 〈一汁三菜〉という語が 農林水産省の文書に盛られた」

とありました。

 

私にはその記憶がありませんでしたが。

 

和食は米を中心にした食の体系なので、

当たり前すぎて〈一汁三菜〉の語には

「お米」が省略されている、という事でした。

 

 

そうなんだろうな、とは思っていました。

 

 

 

        

      ピンボケですが、いつぞやの延暦寺会館のディナー。

 

 

今 ご著書がみつからないのですが

(きっと住職の書棚に移ってる)、

鳥居本幸代(とりいもと・ゆきよ)先生の精進料理の研修を受けた時に、

食事には

ご飯があって当たり前なように、

お漬物も あって当たり前だから、

〈一汁三菜〉という語に ≪お漬物≫という語は

わざわざ含んではいないのだ、

という内容の言葉をお聞きして、

すごくショックだった事を思い出しました。

 

みなさん、ショックじゃないですか?

 

みなさん、お漬物もですよ!!!

 

 

それが、日本の食文化だったはずなのです。

 

一生懸命に漬けて、美味しくて当たり前、

不味ければ誰も見向きもしない、

スーパーで買ってきても 味はイマイチ、

なのに食卓にあって当たり前な≪お漬物≫。

 

少々 手間がかかって、

どんなに美味しくできても、

メインディッシュにはなり得ない≪お漬物≫。

 

私はずっと〈一汁三菜〉に含まれると思っていたので、

すごくショックで、

その研修の中で 一番印象に残ったお話だったのです。

 

 

 

 

 

          

 

 

 

 

それはそうと、新聞のコラムを読むまでもなく、

お米が高騰しているようです。

 

これまで 一生懸命に

お米をたくさん作ろう、

可能な限り いっぱい作ろう、

としてきたはずの日本全土が

一転して「減反」などというおぞましい事に

邁進するようになって幾十年。

 

いえ、日本の農政について語る知識は、

ないんですけども。

 

 

 

先日のスーパーで

「一家族様 一袋まで」

と書かれた紙がぶら下がった場所は

どの棚も ガラ~ンと空っぽで、

ひと袋のお米もないのでした。

 

この光景もショックでしたね~。

 

災害があったわけでもないのに。

 

いや、この事態が、すでに災害ですか。

 

その棚を写真に撮っておこうかと思いながら

撮らずに帰って来てしまいましたが、

こんな内容のブログを書くなら

撮っておけばよかったかな。

 

 

 

≪お漬物≫の前に、お米がなければ、

無形文化遺産も維持できなくなるのですが。

 

 

 


カラオケ

2024-08-30 | おしゃべり

先月、住職とカラオケに行きました。

 

何年ぶりでしょう?!

 

昔 子供たちを連れて行っていたカラオケ店は

別の店になっていました!

 

 

 

 

中瀬の吉祥寺では、7月と8月にお盆がきます。

 

中瀬は8月の月遅れのお盆ですが、

一部7月にもお盆行事がありますので、

気分としては、2回お盆をしている感じです。

 

そして 7月のお盆と8月のお盆の間に、

できるなら 一度 ほっとしたいのです。

 

住職は 気分転換が下手で、

仕事に休みもないので

なかなか気が抜けないのですが、

 

今年は ずっと忙しくしていて、

だいぶ参っていました。

 

そこで、先月下旬、夕方から ちょっと息抜きに。

 

少しは 何かを発散できたようでした。

 

 

 

何しろ、 ふたりで行ったので、

交代で歌う歌を入力して、交代で歌います。

 

住職が最初に歌ったのは、

NHK「プロジェクト ✕ 」のエンディングテーマでした。

それを知らずに 私が入力したのは

同じく「プロジェクト ✕ 」の オープニングテーマだったので、

笑ってしまいました。

 

実は、先日 番組を見た時から 歌いたいと思っていたのです。

 

 

 

中島みゆきをはじめ、

私達が知っていて歌える曲は 全部懐メロです。

 

(「3月9日」が 私の知っている一番新しい曲!)

 

フォークソングやニューミュージック、

次々と懐メロを歌って

ご飯を食べて帰って来ました。

 

 

 

久々のカラオケで、

お互いに歳をとって 声が出なくなって、

ついでに音痴が進んだ事を確認して来ました。

 

これは、

もう少し頻繁に通って

喉を鍛えないといけない、と認識したのでした。

 

きっと、また行きますよ!

 

 

 


脇役

2024-07-24 | おしゃべり

「平泉成が 映画で主役を演じる」

と新聞記事になっていました。

(2024年6月7日夕刊 5面)

 

平泉成(ひらいずみ・せい)というのは、

昭和19年生まれの俳優で、

私の大好きなオジサン(お爺さん?)俳優、

御年80歳だとか。

 

     平泉成 - Wikipedia

 

 

いつも主演を助ける渋い脇役で 活躍してきました。

 

そして、この映画で 映画初主演を果たしたのだそうです。

明日を綴る写真館 : 作品情報 - 映画.com

 

 

私はこの俳優が好きで、

これからも頑張ってほしいと思ってるのです。

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

初主演といえば、

野間口徹(のまぐち・とおる 50歳)は、

先のNHKの夜ドラ「VRおじさんの初恋」で主演しました。

 

      野間口徹

 

 

「一度は顔を見たことがあるのに名前は出てこない俳優」と言われる、

とウィキペディアにある通り、

名前を覚えるまでに 何回テレビで顔を見た事か!

 

よく見ると、テレビドラマにも映画にも、

あちこちに顔を出しています。

 

NHKの夜ドラというのは、

月曜から木曜までの 

夜10:45からの11:00まで放送するドラマで、

たった15分間の、朝ドラじゃなくて、夜ドラです。

 

私はこの「VRおじさんの初恋」は、

つまらなそうと思って、

頭の中の見たい番組から はずしていました。

 

たった15分の番組ですしね。

 

でも、ちょっとした“隙間”に度々見ていたら、

そのうち面白くなって

楽しみに見るようになったのでした。

 

初主演かどうかはわかりませんが、

あちこちの いろんな場所で 

なんとなく存在しているはずの人が、

坂東彌十郎を相手に 

堂々の主演をしていたのでした。

 

      坂東弥十郎

 

 

 

 

 

私は、テレビドラマも 映画も、

面白いかどうかは、脇役にかかっていると思っています。

 

脇役が生き生きしてるドラマは、間違いなく、面白い!

 

大好きです!

 

 

 

柄本明、笹野武史、平田満、

田中泯、小日向文世、松重豊、

段田安則、西村雅彦、佐々木蔵之介、

筧利夫、小林薫、橋爪功・・・・・・・・・

 

いくらでも名前が出てきますが、

名前がスラスラ出てこない人の方が多いはずですし、

鬼籍に入った大好きな脇役も多いです。

 

脇役ですって?

主演してるし、何なら シリーズで何期も続いたよ!?

とおっしゃる方もいるかもしれませんが、

脇役として輝きを見せて

映画やドラマを よりステキに見せてくれる名人だと

納得できる人ばかりでしょう?

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

あ、男性ばかり挙げましたね。

 

女性では、

テレビドラマの「舟を編む」の「佐々木さん」。

 

渡辺 真起子という人ですって。

 

 

     渡辺真起子 - Wikipedia

 

 

今 調べてて 初めて名前を知りました。

 

あのドラマの中で、

佐々木さんが画面にアップで映ったその瞬間、

佐々木さんは 何を言うんだろう、

どんな行動をするんだろう、と

私は かなり ワクワクしていたのでした。

 

それがすごく楽しかった!

 

あのドラマを いっそう面白くしていてくれたのは

間違いなく、「佐々木さん」こと、渡辺 真起子でした。

 

思い出しただけでも、楽しい!

 

佐々木さん、好きです(笑)

 

 

 

 

 

若手では、矢本 悠馬(やもと ゆうま)に注目しています。

 

     矢本悠馬

 

 

「舟を編む」でも、さりげなく? 重要な役を演じていました。

 

一時期の小林薫のように、

あちこちに顔を出しています。

 

小林薫は 渋沢栄一の「とっつぁま(父)」を演じましたが、

     

矢本悠馬は これから どんなふうに歳を重ねていくのでしょう。

 

楽しみです。

 

 

 

 

脇役に注目して見ていると、

ドラマって、いっそう面白いです。

 

 

 


「舟を編む」

2024-05-04 | おしゃべり

NHKBSのドラマ「舟を編む ~私、辞書作ります~」

が終了しました。

 

日曜日の夜の私のお楽しみでした。

 

池田イライザがキレイ!

 

何を着ても可愛い。

 

(ほんっとに、変な服もいっぱい着ているんだけど。)

 

 

 

「舟を編む」は、三浦しおんの小説で、

以前 松田龍平と宮崎あおいで映画化され、

それをテレビで見ました。

 

ああ、文庫になったら買って読むつもりだったなぁ、

と思いながら。

 

そして今回、テレビドラマになってから、

ようやく購入したのでした。

 

 

 

もちろん、文庫で。

 

ちょっと待ち時間がある、という時が、

楽しみで楽しみで(笑)。

 

テレビアニメ版がある事は、今日まで知りませんでした。

 

 

 

「舟を編む」とは、辞書を作る事です。

 

辞書を作るとは、

「太古から未来へと 綿々とつながる人の魂を乗せ、

 豊穣なる言葉の大海をゆく舟」(p324)

を編集する事です。

 

「言葉の大海」とは、

ちょっと大げさなように聞こえますが、

映像の中で 辞書編集者達は

そのくらい遠くを見つめて 

手元、足元の言葉のひとつひとつを

すくい上げていきます。

 

こだわりが強いんです。

 

これを見てると、

編集者って、変な人ばっかり?

と思ってしまいます。

 

少なくとも、辞書編集者は きっと変人に違いない!

 

そう思ってしまうドラマでした(映画も)。

 

 

 

言葉にこだわるというのは 面白いけれど、

こだわり過ぎると面倒な事になる、とわかるドラマでした。

 

これから機会がある毎に、

少しずつ楽しみながら 読んでいく予定です。

 

 

 


「虎に翼」

2024-04-20 | おしゃべり

朝ドラの「虎に翼」を楽しみにしています。

 

主人公は、猪爪虎子(いのつめ・ともこ)。

 

様々な困難に立ち向かう、勢いの良い女性です。

 

 

 

 

 

 

昔は 女の地位が低かった、というのは 

わかっていたつもりです。

 

ですが、あんなに〈人権〉がなかったとは、驚きです。

 

法的に無能!?

 

 

 

女性の参政権獲得に 市川房江さんたちが

頑張っていた事は 一応は知っています。

 

(市川さんの顔も覚えています。)

 

でも、私には それは最初から与えられていたもので、

それ以前の日本の女性たちのありようは

ちょんまげ姿の江戸時代のもののように感じられていました。

 

頑張った女性たちがいたからこそ、なんですねぇ。

 

これから虎子たちに ガンガン立ち向かっていってもらえる

と思ったら、もう楽しみでしかありません!

 

 

 

 

 

主人公のモデルは三淵嘉子(みぶち・よしこ)という人です。

 

大正3年生まれ、昭和59年没。

 

 

日本初の女性弁護士になり、

 

昭和24年(1949年)には、

家庭裁判所を学ぶためアメリカに派遣されます。

 

後に裁判官になりますが、

退官後も含めて、

その間、ずっと活躍しっぱなし

 

 

挫折ももちろんありますが、

それらに負けない嘉子でした。

 

享年69歳。

 

ドラマの中の虎子達の

これからの活躍にも期待しています。

 

 

 

それにしても、華族のお嬢様って、

あんなデコラティブな装いだったんでしょうか?

 

半襟、着物、羽織と、ぜぇ~んぶ、柄物!

 

そして、演じている岸井ユキが

とても美しく華族らしく見えるのは、

あのヘアスタイル(大正巻き?)が

彼女に似合っているからだと思います。

 

 

 

 

 

 

昨年 12月に 

サンドラ・デイ・オコナーというアメリカ人女性の

訃報がありました。

 

アメリカの元連邦最高裁判事だったそうです。

 

この女性は 

米社会が 男性優位から女性解放へと動いた激動の時代に

才能と努力で道を切り開いていった人、

と新聞の「追悼抄」に紹介されていました(2024.2.22 夕刊3面)。

 

93歳で亡くなっています。

 

ロースクールを終了しても、

女性であるという理由で

弁護士としての採用を断られたそうです。

 

〈自由の国〉アメリカでもそうだったんだ!

 

虎ちゃん、お仲間がいたよ!

 

彼女はめげる事なく 与えられたポストで努力し続けて

その後 結婚や出産を経て

連邦最高裁の判事となりました。

 

「女性の権利をふりかざすことなく、

 冷静な仕事ぶりで 

 男性と同等の能力を発揮できることを示した。」

と記事は賞賛しています。

 

なんてクールなハンサム・ウーマン!

 

 

 

 

 

三淵嘉子にも サンドラ・デイ・オコナーにも

私なぞは 遠く足元にも及びませんが、

生きていく元気をもらえる女性たちに

感謝したいです。

 

という事で、これからも テレビの前で

ドラマを楽しむのです。

 

主題歌もいいですね。

 

 

 


「さよならマエストロ」

2024-02-25 | おしゃべり

「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート」
(TBSテレビ 日曜午後9時からのドラマ)

を見ています。

 

そろそろ物語も佳境に入ってきた感じがあるので、

間もなく終わってしまうかも。。。

 

だとしたら、残念で、もったいない気がします(笑)。

 

 

 

「アパッシオナート」って、聞いた事がなかったので

調べました。

 

アパッシオナートは、クラシック音楽で使われる音楽用語のひとつです。イタリア語で「情熱的に、感情豊かに」を意味します。

 

だそうで、音楽用語は 私はまったくわからない事が判明。

 

ちなみに、「マエストロ」とは、

現場で 演奏者をまとめる音楽監督や

クラシックを演奏する演奏家、

オペラを指揮してまとめる者

だそうです。

 

 

 

 

 

私がこの番組を好きな理由は、

自転車をこぐ西島秀俊の背景が

電線のない広い広い茶畑で、

その向こうに青い空と富士山がある、

という事だけでは ありません。

 

もちろん、芦田愛菜チャンは可愛いし、

石田ゆり子サンはキレイだけれども、

私の目を引き付けるのは西島秀俊。

 

指揮棒を振るマエストロの西島秀俊の表情が

思い切り明るくて、

とってもとっても楽しそうだからです。

 

嬉しくてたまらない、っていう表情。

 

ああ、この人、やってて きっと 楽しいんだろうな、

と思える表情を見せてくれているからです。

 

こちらも思わず笑顔になってしまいます。

 

 

あんな風に 楽しそうに 何かに打ち込んでいる人って、

こちらの心も楽しくなってしまいませんか?

 

いいですよね。

 

うらやましいですよね。

 

でも、「うらやましい」という事を忘れて

とにかく こっちまで楽しくなってしまう。

 

幸せの波動に 周囲も巻き込まれて、

こちらも 一刻、思わず幸せになってしまいます。

 

そんな波動の源になるという言動は

貴重です。

 

貴重ですし、そんな人のそばに居たいです。

 

 

 

人を幸せにしてくれる

笑顔の演技を見せてくれる西島秀俊は

ちょっと前まで 

パートナーの身体を優しく気遣った美味しいお料理を

せっせと これまた楽しく工夫して作っていた

シロさんを演じでいたのでした。

 

『きのう何食べた?』 - 座敷ネズミの吉祥寺だより

 

 

 

住職は よく 「好きな人には かなわない」

と口にしますが、

好きな人が 好きな事を 楽しんでやっていると

時間を忘れると思います。

 

それを、

頑張って、頑張って、

まだダメだ、もっとやらなきゃダメだ、

それじゃダメだ、もっとだ、

とやっている人にとっては、

努力と忍耐の時間になるでしょう。

 

好きな人なら もっとやりたい、と思っている時間を

苦痛に顔を歪めるように頑張って過ごしている。

 

好きな人なら 頑張らなくても上達する事を

努力と忍耐の人が上回る事は 少ないし

あったら、それは 

とてつもない努力と忍耐の時間を過ごしたのではないでしょうか。

 

 

 

音楽家とか 演奏家と呼ばれる人たちも

たくさんの時間を 音楽とともに過ごしている事でしょう。

 

たゆまぬ努力を怠らない音楽家や演奏家は 

いないと思いますが、

そこに 他にはない楽しみを見つけた人でなければ

たくさんの時間を 音楽に割く事は難しいでしょう。

 

きっと努力さえ 楽しく楽しく やり続けて

乗り越えてきた人たちなんじゃないでしょうか。

 

もちろん、苦しみの時間もたくさんあったのでしょうけれど。

 

 

 

 

 

私が 食事の支度をするために立ち上がる時、

手にしていた事柄を手放すその時に

残念な思いにとらわれて

ああ、もっとこれを続けていたい、

そう思う事って、なんだろう?

 

時間を忘れて没頭する事ができるって、

私にとって何だろう?

 

テレビは 続きを見たければ

録画ボタンを押せば良いし。

 

マンガを読むことくらいかしら?

 

いや、きっと

「ご飯ですよ~」と声をかけられたら、

マンガを途中で閉じる事も平気です。

 

結局、美味しいものを食べる事が 

一番の楽しみなんだと思います。

 

それが 音楽であったり美術であったりする人とは

かなり隔たりがある気がします。

 

 

 

没頭できるって、ある意味、才能だと思うんですよね。

 

没頭する事があるって、すごい事、幸せな事ですよね。

 

 

 

西島秀俊のタクトを振る時の演技を

私はじっと見つめてしまうのです。

 

あんな顔で タクトを振る指揮者って、

見た事ないんですけどね。

 

       

 

 

 

今夜も 大河ドラマの後は「マエストロ」です。

 

楽しみです。

 

 

訂正:茶畑の風景に、電線、ありましたね(笑)

 

 

 


五行歌とACP

2024-02-23 | おしゃべり

これは1月17日(水曜日)の

読売新聞朝刊の埼玉版なのですが、

「よみうり五行歌」の特選に

所沢の女性の歌が採用されています。

 

 

五行歌というのは、

短歌でも俳句でもなく、

短い五行に分かち書きされた詩です。

 

自由律の句、題名のない詩、

と言えるのでしょうか。

 

勝手気ままに書き散らすことができ、

子供でも、年寄りでも、

誰にでも書けそうです。

 

 

 

五行歌 - Wikipedia

 

草壁焔太 - Wikipedia

 

五行歌の創始者である草壁焔太(くさかべ えんた)の選による

五つの歌の中で

一等初めに載っているのは、

こんな歌です。

 

 

   最期に言えないと困るので

 

   今言います

 

   ありがあとう 幸せでした

 

   3年前の母の遺文に

 

   心がやわらぐ

 

 

 

私は「遺文」という言葉に違和感を持ちましたが、

「遺言」というほど堅苦しいものではないのだろう、

と想像しました。

 

「遺文」には

「故人が生前に書きのこした未発表の文章」

の意味があるそうです。

 

この人の「遺文」は

「遺言書」なんていうキッチリしたものではなく、

亡くなった人が書き残したメモ書きのようなもの

だったかもしれません。

 

そんなメモを書き残せたら 幸せな人生だったと思うし、

書き残せた事に満足して死ねそうです。

 

 

 

 

 

人は 死ぬ間際に 

思い通りに動けたりしゃべれたりする事は

稀なのではないでしょうか。

 

 

ドラマなんかで 手を取り合って

「ありがとう」

「おとうさん!」「おかあさん!」「おじいちゃん!」「おばあちゃん!」

ピーーーーーー(機械音)

・・・・・・・・・・・・

「ご臨終です。」

という展開を見た事はありますが、

実際にそうだったと聞いた事はありません。

 

いえ、そういう場面の翌日に亡くなった人の話は、

先日 新聞で読みました。

 

「そういう場面」は 探せばあるのかもしれませんが、

なかなかうまくいかない場合も多いと思います。

 

最近みた医療ドラマには、

苦しみを和らげるために薬剤を使う、

そうするとそのまま臨終に向かう、

という場面がありました。

 

 

 

 

「命の危機が迫った状態になると、約70%の方が、

 医療やケアなどを 自分で決めたり、

 望みを伝えたりすることが できなくなる」

 

という文章が ACP普及啓発教室のチラシにありました。

 

私は 幡羅公民館で行われたこの教室に参加する事は

できませんでしたが、

一昨年の 大寄や豊里の公民館へは参加して、

もじょもじょと 何かを考える事をしてきました。

 

 

いざという時に 望まない医療につながるのは

ちょっと、ごめんだけど、

それは誰かに伝えておかないと、

何の意味もなくなってしまいますね。

 

「もじょもじょ」では、役に立たないのです。

 

もっと 具体的に考えて、

身近な人に もっと伝えて

備えておかなくては。

 

そう思いつつ、

なかなか具体的な行動に移せないのは、

「まだまだ大丈夫」という思いからでしょうか。

 

 

わたしの「もじょもじょ」は、まだ続きます。

 

 

 

 

画像は、先日 東京ステーションギャラリーの

「みちのくのいとしい仏たち」で

購入してきた図録です。

 

この展示は、説明文が

何ともいえずおかしみがあって、

そこも気に入ったのですが、

会期の終盤に行ったものですから、

会期中にお知らせできませんでした。

 

 

せめて図録の表紙だけでもご覧下さい(笑)。

 

 

 


教区だより

2024-01-06 | おしゃべり

「天台宗 埼玉教区だより」という、うす~い、うす~い、

冊子(パンフレット?)があります。

 

令和6年1月1日発行とされる、第57号が

今 手元にあります。

 

今号は 吉祥寺にとって 嬉しい号となりました。

 

 

 

中瀬の吉祥寺は

天台宗の埼玉教区に属しています。

 

その埼玉教区からのおたよりが「教区だより」ですが、

その6~7ページには 吉祥寺がいっぱいです!

 

去年の5月24日の 一隅大会についての記事で、

吉祥寺の本堂の写真がいっぱい。

 

それからそれから、総本部長賞を受賞した方々が

吉祥寺の檀徒さんに3組もいらっしゃって、

大好きな人たちの写真が上がっているのです。

 

これは、とっても嬉しい。

 

最後のページの下の段には、

住職が大僧正に補任された記事もあります。

 

今回は とっても嬉しい「教区だより」となりました。

 

 

 

お手元に届いていますか?

 

残部があります。

 

欲しい方は お申し越し下さい。

 

 

 

第54回埼玉教区「一隅を照らす運動推進大会」についての記事は、

天台宗埼玉教区ホームページの中にもあります。

 

第54回 埼玉教区「一隅を照らす運動」推進大会|天台宗埼玉教区:一隅を照らす運動埼玉教区本部 (tendaisaitama.jp)