座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

得度式

2024-11-30 | おしゃべり

11月の うらうらとした暖かな日曜日の午後、

中瀬の吉祥寺で こぢんまりとした得度式がありました。

 

 

        

 

写真 手前側の女性が得度しました。

 

 

 

得度式では、十の戒律を授かります。

 

そして 

戒律を守る事を誓ったうえで、

僧侶の仲間入りをし、法名をいただきます。

 

 

 

 

 

先日の大河ドラマで

藤原道長が 出家した場面がありました。

 

(画像9/45) 【「光る君へ」道長役・柄本佑インタビュー】出家シーンで実際に剃髪「一気にグッと来ました」 最高権力者の孤独を演じて思うこと - モデルプレス

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大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合テレビ、毎週日曜午後8時~/BS・BSP4K、毎週日曜午後6時~/BSP4K、毎...(画像9/45)

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今回 吉祥寺での得度式では 声明は唱えませんでしたが、

ドラマのこのシーンで バックに流れていた声明は

私が聞いた事のないものでした。

 

住職に聞くと、以前 教区得度の場面で聞いた事がある、と

得意そうでした(笑)。

 

教区得度は 埼玉教区の宗務所で行われます。

 

 

もう何年も前の 教区得度のシーンです。

この時も 声明はなかったように思います。

 

 

 

 

 

ドラマの中の道長も 

頭に剃刀を当ててもらっていましたが、

得度式では 剃刀を当てて、

髪を剃るまねをします。

 

 

          

 

 

 

輪袈裟を授かり、

 

          

          念珠をいただきます。

 

 

 

この女性は、過日 夫の七回忌を済ませました。

 

そしてこの日 受戒して 法名を頂戴しました。

 

 

          

 

 

九十代になったとかで、腰も少々曲がってきていますが、

心の平安を 少しでも得ていただいて

これからを明るく生きてゆく助けになればと思います。

 

 

 

 

 

吉祥寺では 時折 生前戒名のご要望を受けます。

 

戒名をいただく事の意味、

戒律を授かる事の意味をお話して

ご理解いただいたうえで

このような得度式を行う場合があります。

 

 

あなたの幸せにつながりますように。

 

 

 


大施餓鬼会のご報告

2024-11-23 | 年中行事

17日に 吉祥寺本堂において

大施餓鬼会が修されました。

 

暖かな日で、

本堂の戸を開けたままでのお施餓鬼は

おそらく初めてではなかったでしょうか!

 

 

          

 

 

          

 

 

大勢の僧侶による天台声明は

聴きごたえがあります。

 

 

          

 

 

 

オカリナコンサートも好評でした。

 

 

          

 

 

 

 

お施餓鬼が終わったら、

その日のうちに強い風が吹き始めました。

 

これから冬に向かいます。

 

落ち葉との対決の始まり、始まり~。

 

 

          

 

風邪をひかないように 気を付けましょうね!

 

 

 


大施餓鬼会 2024

2024-11-11 | 年中行事

11月17日 日曜日は 

中瀬の吉祥寺の 大施餓鬼会です。

 

午後1時半ごろから始まります。

 

無料で天台声明を聴く事ができます!

 

 

 

終了した後に、塚越喜文先生による

オカリナコンサートがあります。

 

無料でオカリナの演奏を聴く事ができます!

 

 

 

 

 

本堂という特別な場所は

空気感が違う、と言われた事があります。

 

その空気に触れながら

日曜午後のひとときを 法要に参加して過ごす、

というのは ステキな事ではないでしょうか。

 

 

 

午後1時ころから 本堂に直接上がっていただけます。

 

檀家でない方も、どうぞお詣り下さい。

 

 

 

画像は、オカリナを吹く トトロとメイとさつき。

 

8月のカレンダーだったのですが、

惜しくて捨てられません(苦笑)。

 

トトロのカレンダーは 住職のお気に入りで、

毎年 探して買ってきます

 

 

 


『二百三高地』

2024-11-09 | 読みました

以前 テレビで放送されていた「坂の上の雲」が

再放送されると知って、

予習のつもりで買ったのが『二百三高地』です。

(長南政義著、角川新書、2024.8.10、960円)

 

これが、「もう一冊」です。

 

 

 

          

 

 

 

この本、まだ読み途中なんですが、

なかなか読み終わりません。

 

噛み応えがありすぎて。

 

途中で別の本に浮気してみたりで、

ますます読み進みませんが、

ドラマが終わるころまでには

読み終わりたいものです(苦笑)。

 

 

 

ご存知、司馬遼太郎原作のドラマ「坂の上の雲」の

以前の放送の時には

面白そうだと思いながら、

続けて見られませんでした。

 

再放送が始まるというので、

ワクワクしていました。

 

そして、この本を買ったのです。

 

司馬遼太郎の原作そのものを読もうとしないのは、

う~~ん、何故でしょう?(笑)

 

 

 

 

 

そうして読み始めた『二百三高地』、

読めば読むほど、戦争はバカバカしいと思います。

 

日本軍が、バカだ、とも思います。

 

あれで勝っちゃったから、

後年の大きな失敗に繋がるのか、

とも思います。

 

でも、あれで負けて

ちゃんと反省して 為すべき改革をしたら

結果は また違ったものになってきたはずで。

 

歴史にタラレバを持ち込んで

さまざまに考えを巡らせても、

世界を見まわしてみると

どうやら 人は争いを止めそうもなくて。

 

人間は、愚かです。