先月半ば、鐘撞き堂の屋根を落としている作業の様子です。
ひと昔前とは違って、とても丁寧な作業になりました。
お仕事をなさってる方たちにとってはどうなのかわかりませんが
壊す作業というのは 丁寧にやっていただいた方が
見ている方としては 気持ちがホッとするところがあります。
一枚、一枚、丁寧に瓦をはずしていく。
瓦の枚数が多いと 気が遠くなりそうかも?
ありがとうございました。
さて、この後で 鐘楼から出てきた棟札は これです。
先日の 山門の棟札よりもこぶりの、約74.5cmの長さです。
「棟札
衆議院 斉藤安雄 村長 河田文衛 両君之
尽力ニ 依 観音寺ヲ 吉祥寺エ 合併ニ付
鐘楼ヲ 移ス
大正二年 六月 廿八日
第三拾三世
権大僧都覚宥
建築委員
石川暢次郎
川田高三郎
石川政四郎
昭和廿二年修理
第三十六世
権小僧都 良周 」
「当所
大工 石原市太郎
弟
石原 兵三郎
小
同 信太郎
同
同 甚三郎
同
同 七五三
昭和廿二年 十一月 一日
当所大工
石原武治
小 三郎 」
残念ながら 天保の年号の札は 今回はありませんでした。
「小」の文字は 「同」とか「子」とかの意味があるのでしょうか?
調べてみなくては。