座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

言葉を創る

2020-04-30 | おしゃべり

早くも、今日は木曜日。

 

資源ごみの日です(笑)。

 

 

 

          

           4月11日の牡丹

 

 

 

火曜日の夕刊に 松任谷正隆氏の

「リトマス試験紙の前のマナー 人間を試される緊張感」

という文章が載っていました。

 

 

「チャンネルを回せば どこもコロナの話ばかり。

 

 ああ、辛気くせえ。

 

 テレビなんか消しちまえ!

 

 なんて言いながら、10分もしないうちに

 真剣にテレビを見ている自分。

 

 なんだかなあ。」

 

 

ああ、そうそう!

 

そうなのよ! 私もよ!(苦笑)

 

 

 

          

           4月12日の牡丹

 

 

 

続けて、

「心のどこかに ものすごい緊張感があり、

 どこか 解放されたい気分があり、

 さらには悲壮感と正義感が入り混じって

 得も言われぬ気持ちになる。

 

 誰か、この気持ちを表す新しい言葉を作ってください。」

 

 

 

おお!!!!!

 

そんな事が!!!!!?

 

そんな発想があるのですね!?

 

新しい言葉を作る!?

 

ああ! 誰か、作って下さい、

ドンピシャな言葉を。

 

 

 

          

          桜が終わると、たくさんの花々が次々と

 

 

 

こんなふうに ちゃんと言葉で伝えられる人が

うらやましいし、尊敬します。

 

そして、本当に、誰か 作ってくれませんかね?

 

「心のどこかに ものすごい緊張感があり、

 どこか 解放されたい気分があり、

 さらには悲壮感と正義感が入り混じって

 得も言われぬ気持ち」

を表す言葉。

 

本当に、そう。

 

私も、そう。

 

つらいですよね。

 

解放されたいですよね。

 

緊張感もあって。

 

でも、我慢しなきゃ、って。

 

 

 

「誰かにうつしたら大変。

 

 その人が 誰か別の人にうつしたら、もっと大変!

 

 だから、私が 我慢しないと。」

 

って、ものすごい正義感です。

 

 

疲れますよね、正義って。

 

いや、体力がなくなってるだけかも?(汗)

 

別に、運動の自粛要請は 出てないんですけどね(苦笑)。

 

 

 

桜が終わると、牡丹が咲いて、シャクナゲが咲いて、

芝桜が咲いて、そしてバラが咲く。

 

若葉が爆発して山が笑う季節。

 

本当なら、一番楽しくて 一番美しくて

心弾む時期だのに、と

残念でなりません。

 

でも、やっぱり、我慢、ですね。

 

 

 


創文

2020-04-21 | 創文

「ホームぺージを見ると、

 研究者ならずとも、

 並み居る人文社会科学書の ずしりとした重みが

 伝わってくる。

 

 創文社という学術出版社のことである。」

 

 

という書き出しで 

読売新聞の夕刊のコラム、「よみうり寸評」が

創文社について触れていたのは、

3月7日の事でした。

 

以下、写しておきます。

 

 

 

 

          

 

 

 

 

 

この69年の歴史を持つ出版社が 今月末、看板を下ろす。

 

出版不況や 大学予算の縮小により、

刊行を続けるのが困難になったためという。

 

 

 

完結すれば 100巻を超える哲学者ハイデッガーの全集。

 

全39冊を52年かけて邦訳完結させた

トマス・アクィナス『神学大全』。

 

古典だけでなく、

細谷雄一、刈部直、宇野重規といった

今を時めく論客たちの 若き日の研究書も、

世に出している。

 

 

 

ハイデッガー全集のように

他社が引き継ぐものもあるが、

いずれ入手困難になる本も少なくなかろう。

 

一出版社の解散ながら、

言葉で新たな世界観を切り開いていく「人文知」という名の船が、

海に沈んでいくような悲哀を感じる。

 

 

 

日本人は 古今東西の文献を 日本語に置き換え、

これを丹念に読み解くことで、

世界や人間に対する考察を深めてきた。

 

 

良書を救い出し、人文知を支えるのは、

今のうちである。

 

 

 

 

 

このところ 文章に品格を感じる事が増えた「よみうり寸評」ですが、

文字数が少ない恨み、

創文社という出版社を褒め、解散を惜しむ言葉が、

惜しみなく紡ぎ出されている、というより、

むしろ、足らなくてもどかしさを感じます。

 

どこのどなたが書いてらっしゃるかは 存じませんが。

 

 

 

ハイデッガー という名前は 聞いた事があります。

 

著作と親しかった記憶はありませんが。

 

親しくならなくて良かった、100巻もあるんですって。

 

          

 

 

 

 

 

トマス・アクィナス という名前も

『神学大全』というその書名も

世界史で習ったのでは なかったでしょうか?

 

「大全」というくらいですから、大部の書物だったのでしょう。

 

それが、ラテン語で書かれているそうなのです。

 

          

 

 

 

『ハイデッガー全集』や『神学大全」、

それらの著作を出版した会社が無くなってしまう事を惜しんだのが 

この3月7日の夕刊のコラムでした。

 

 

 

 

さて、この出版社を創ったのが、

中瀬出身の方だって、ご存知でしたか?

 

 

 

つづきます。

 

 

 


木曜日は 資源ごみの日

2020-04-17 | おしゃべり

今日は何月何日の何曜日ですか?

 

そう聞かれたら、きっと私は ドキっとします。

 

今日が何月何日か、わからなくなる事がよくあるのです。

 

でも、曜日は、きっと大丈夫。

 

中瀬の吉祥寺の近辺では 火曜日は粗大ごみの日、

そして 木曜日は 資源ゴミの回収日です。 

 

 

 

          

 

 

 

不安だから 

毎日 テレビやネットで新型コロナウイルス関連のニュースを追い、

コロナ疲れしました。

 

いい加減で止めようと思いましたが、不安は不安です。

 

そんな3月は あっという間に過ぎて、

いつの間にか 4月になっていました。

 

不安になっていたのは 2月から。

 

私の中で、3月が どこかへ消えてしまったのです。

 

 

 

行事が目白押しの2月・3月・4月も だいぶ落ち着いてきました。

 

もう、一日一日を大切に過ごす事にして、

ニュースに振り回される事なく、

緊急事態宣言が解除されるのを待つのみです。

 

 

 

でもねー。

 

行きたい場所や 催し物が、いっぱいあったのよねー。

 

春だしねー。

 

悔しいねー。

 

 

 

 

          

 

 

 

コロナ禍の始まりの頃、

嬉しいお電話をいただきました。

 

消毒薬はありますか? マスクは足りてますか? と。

 

その方は 仕事柄、多めにストックを用意しているので、

足りなかったら持って行きますよ、

とおっしゃって下さいました。

 

吉祥寺では、正直、どちらも不足していました。

 

私が箱買いしているマスクは、

今回のは サイズが小さくて、住職には不評でした。

 

(マスクは 全部 同じサイズだと思っていました。 

 

消毒用アルコールも すぐになくなってしまいそう。

 

「お寺は、人が集まる所ですから」

というその方からのお申し出は とてもありがたく、

ご提供をお受けしました。

 

そして、

「お寺は 人が集まる所」だからこその、

責任を感じました。

 

 

 

予備がある事で 心に余裕ができて、

より冷静に行動できる気がします。

 

これで スーパーやドラッグストアの棚に

商品が戻るまで 大丈夫なのではないかと思います。

 

消毒薬の作り方も 教えていただきましたし。

 

でも、マスク、まだまだないよね。 

 

 

 

静かに、あわてずに、騒がずに。

 

災禍が過ぎるのを待つのです。

 

できる事を 続けましょう。

 

してはいけない事は 我慢しましょう。

 

命を大切にしましょう。

 

ウイルスとの戦いに勝利しましょう。

 

 

 


仏遊会は、お休み中

2020-04-15 | 仏遊会

先月にお伝えしましたが、

仏遊会は 予定通り 延期します。

 

3月の仏遊会は延期 - 座敷ネズミの吉祥寺だより

 

 

     

      古い画像で、特に意味はありません 

 

 

では、いつに延期するのか? は、未定です。

 

と言いますか、5月はどうなるでしょう?

 

コロナまかせ、という感じですかね。

 

日常が戻ってくるには 時間が必要そうです。残念ですが。

 

 

 

先月から 今月の初めころまで、

ニュースを追っていて コロナ鬱になりそうでした。

 

コロナ疲れしてました。

 

住職は、突然 コロナ という感じで、

コロナハイ になったりしました。

 

できる事は、続けましょう。

 

してはいけない事は、自粛し続けましょう。

 

 

 

 

 


観音様の護摩は いぶかった

2020-04-13 | 年中行事

10日の観音さまの護摩は、

ちょっと、つらかった 

 

風が強かったので、煙がお堂に充満して、

煙くって。 

 

この辺の言葉で言えば、「いぶい」状態 

 

それでも キチンと やる事をやったので、

気分は 晴れ晴れ。 

 

それに、木を焚くにおいって、嫌いじゃない。

 

 

で、おみくじを引いたよ。

 

結果は・・・、あまり良くない。 

 

というか、悪い。 

 

 

 

          

 

                    

                     以上は 9日に撮った画像。

 

 

 

 

おみくじは ハッキリ言って 悪かったんだけど。

 

 

*待ち人 来たらず

 

*よろこび事 なし

 

*失せもの 出難し

 

*あらそひ事 負けなるべし

 

 

なんだけど、

良い事も書いてあって。

 

この人は いまだに 時節に至ってないので、

希望は叶わないけれども、

「望みを失ふべからず」なんだそうで、

 

希望を捨てなければ そのうち良い事も有るだろう、的な? 

 

時節が来るのを待つのがよろしい、と。

 

充分に良いおみくじなのでした。 

 

 

 

せっかちな性分では ありません。

 

待ちます。 

 

何を? (笑)

 

 

 


春の観音祭

2020-04-10 | 観音堂

観音様の春のお祭は 

今年は 年番さんや 役員さんに お出でいただかずに

修行する事になりました。

 

 

 

 

 

 

座敷ネズミも、及ばずながら お手伝い。

 

昨夜、午後6時からのお勤めでした。

 

 

 

 

いつもとは違う角度から見る景色に、ちょっとワクワク(笑)。

 

          

 

 

時は、春。

 

桜が はらはらと散って、 風がふけば なお飛んで。

 

樹々も、その樹形を変えるかのように

薄緑色の若葉を 吹き出しています。

 

ここ2、3日で 樹木は かなり 色と形とを変えてきています。

 

 

          

 

 

          

          こちらのモミジは、出猩々

 

 

 

観音祭は 今夜も 午後6時からお勤めします。

 

私は 世界の平和と平穏とを 今夜も祈るつもりです。

 

(それと、我が家と 娘の家の 家内安全を。)

 

 

 


甘茶かけ、できます♪

2020-04-10 | 年中行事

甘茶かけ、できます

 

ただし、甘茶じゃなくて、お水ですが。

 

お水かけ、できます。

 

 

 

 

 

静で 少し寂しい花祭りでしたが、

誕生仏にお出ましいただいて、

本堂で甘茶・・・いえ、お水かけができるようにしました。

 

 

これからも しばらくは 

本堂で「おみずかけ」できます。

 

 

 


春季観音大祭自粛修行のお知らせ

2020-04-06 | 観音堂

                          令和2年4月3日

吉祥寺観音堂信徒各位

                             吉 祥 寺

 

 

春季観音大祭自粛修行のお知らせ

 

合掌

 

 4月9日~10日開催予定の春季観音大祭につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、規模を極力縮小して修行いたします。行者は阿闍梨(住職)と承仕(法嗣)の2名で、午後6時より修行します。

 

 祈祷札は、後日 新型ウイルスの感染が落ち着いてから 各戸へ奉配させていただきますが、お急ぎの方は、11日以降、直接 吉祥寺に参拝して お受け下さい(恐縮ながら、その際には お電話で 吉祥寺あて ご一報ください)。

 

 

 

 斯様な状況が 一日も早く 終息することを願ってやみません。

 

 世界中が これまで経験したことのない試練の時です。いつにもまして、私たち一人一人が できる限り予防に努め、粛々と 平素の自己の責務に精進することが 大切であると存じます。

 

皆さまのご健康を 心からお祈り申し上げます。

 

                                再拝

 

 

 

 

 

 

 

 

遅くなりました、4月3日の住職からの「お知らせ」です。

 

画像は 今日の 快晴の空と桜です。

 

花風吹になっています。

 

 

 

コロナ疲れしてます(苦笑)。

正しく恐れる事の難しさを感じています。

 

             

 

 

 


「重要」

2020-04-03 | おしゃべり

「重要」って書いてある封筒って、

たいてい、重要なのって、ないよね?

 

そう言いながら、

郵便受けに見つけた「重要」と赤い文字のある封筒を 

(予感もあったので)すぐに 住職に渡しました。

 

昨日の事です。

 

確かに、重要な内容のものでした。

 

 

 

今日の桜。山門の所の枝垂れ桜は、開花が遅い。

 

 

 

封筒は 宗務庁からのもので、

中には 宗務総長さまのお名前で発行された

「緊急のお願い」というのが入っていました。

 

 

          

 

 

 

今の状況の 一日も早い終息のために、

ウイルス感染の広がりを防ぎたい。

 

そのために、

「宗として」

今後の 各行事、会議、研修会 などを

可能な限り 縮小し、延期し、中止していく。

 

各 教区・寺院・諸団体においても

行事の開催について 

「検討いただきますよう」「要望」いたします。

 

 

          

 

 

 

例年 この時期に

花祭り・春祭り・役員の交替・総会 等々、

人が集まる機会が増えるのは 

お寺に限るわけではありませんが、

「宗として」の「要望」をいただいてしまったからには、

中瀬の吉祥寺としても、

なるべく その意に沿うように 努力したいと思います。

 

 

          

 

 

まずは 向島の不動堂の春祭りです。

 

ありがたい事に、

新型コロナウイルスに苦しめられている今だからこそ、

と開催にご賛同いただきました。

 

不動堂で 護摩を焚きます。

 

御祈祷します。

 

ただし、お食事会は なくなります。

 

お堂に入っていただく人数も最小限に。

 

神社の春祭りも 同様だと思われます。

 

神職の方々も 同じような気持ちで

お勤め下さっているのだと思います。

 

 

 

 

次に 観音堂の 春の大祭です。

 

9日には 観音経を読誦します。

 

午後6時からです。

 

10日には 護摩を焚きます。

 

午後6時からです。

 

ただし、年番さん・世話人さんを集めません。

 

人の手が必要な大提灯は揚げません。

 

幡も立てません。

 

大祭では なくなります。

 

 

          

 

 

でも 御祈祷は します。

 

お札も お授けします。

 

お詣りも歓迎します。

 

ただ、「集まる」事は 避けて下さい。

 

 

          

          東門のそばの枝垂れ桜

 

 

 

悔しいです。

 

悔しいですけど、

ウイルスに負けて 私達自身がダメージを受ける事は

もっと悔しいだろうと思います。

 

やるべき事は 粛々と 進めていきます。

 

手も洗いますし、消毒もします。

 

手荒れを防ぐために、保湿もします。

 

できる事を 粛々と 続けていきます。

 

 

 

吉祥寺にお詣り下さる方々、

どうぞ そのように ご理解下さい。

 

できる事を、続けましょう。

 

 

          

          お焚き上げ専用焼却炉付近は、絶賛工事中。