「30歳代からこういうことがわかっていると、人生がいっそう充実する し
頭のいい子を育てる親学参考書としてお薦めです。
多くの人に良い影響を与えてきた名著「知的生活の方法」の渡部昇一先生
が昨年「知的余生の方法」を出版しました。書名が「知的余生の方法」で
すので定年退職間近の人のための本と思われそうですが、親学参考書とし
てお薦めです。
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「知的余生の方法」から以下引用すると
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記憶力も判断力も鍛えれば、まだまだ捨てたものではない。かつては脳の
細胞は1日に10万個ずつ死んでゆき、増えることがないと脳学者たちは
言っていた。しかし、ごく最近になって、脳はわれわれが考えるよりずっ
と弾力性のある臓器だという。記憶を司る海馬も、使えば増殖するとい
う。60歳だろうが、70歳だろうが、増える可能性があるということで
ある。 <o:p></o:p>
その脳を鍛える一番いい方法が読書だ。しかも読書は、脳細胞と同時に
精神も鍛えてくれる。・・・・・・・<o:p></o:p>
また知力を高めるには、記憶力を高める努力が必要である。人間が人間で
あるためには、記憶の保持が中心となる。自分とは「自分の記憶」とさえ
言えるかもしれない。・・・・・<o:p></o:p>
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60歳~70歳でも、脳は鍛えれば鍛えるほどその能力を発揮して
くれるならば、成長期の子供達は脳を鍛えればなおさら伸びると思います。<o:p></o:p>
このほか引用しきれないほど、いろいろなことを再認識させてくれる本です。
あるいは読む人によっては「そう、そう、そうだよね。私も長年そう思って
いたんだ!」と、うなずかせてくれる本です。<o:p></o:p>
いずれにしても、まだ読んでいない方にお薦めです。<o:p></o:p>
知的余生の方法 (新潮新書) 価格:¥ 756(税込) 発売日:2010-11 |
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