私立小学校入試では、学力だけでなく6歳(5歳)なりの精神年齢のある子が確実に合格しています。したがって、どのような私立小学校にも合格する対策として、お子様の精神年齢を上げることが重要です。
いわゆる「心が幼い子」はご両親様からみれば「子供らしくて、かわいい子」です。まして母親からみれば「いつまでもこどもこどもしている?男の子」はかわいくてたまらないです。いつまでも「ママがいい~、ママ大好き」と言って欲しいものです。<o:p></o:p>
そのことと私立小学校入試での精神年齢を上げることは両立しますのでご安心ください。<o:p></o:p>
精神年齢を上げるというのはお子様を「子供らしさを失った小生意気な子供」や「大人を馬鹿にする鼻持ちならない子供」にするということではありません。<o:p></o:p> それは「家庭内などプライベートな場と学校、塾などの公(おおやけ)の場で人は言葉遣い・服装はもちろん行動も変えるべきである。」と教えるのです。つまり、6歳(5歳)の子供でもTPOによって行動を変える習慣をつけるのです。それは、「いい子のふりをしなさい。」とか「試験に合格するために演技をしなさい。」と教えるのではありません。将来社会人として活躍するためには必要不可欠な人間力だから、今からお子様の年齢なりに教えるのです。<o:p></o:p> <o:p></o:p> たとえば、お子様がお母様とご自宅で過ごしているときはある程度の甘えやわがままも年齢なりに許されることが多いと思います。しかし、ひとたび公の場所に出ると自分だけのわがままや他の人々の迷惑になることは許されません。だから、そこで人はわがままを我慢することを学ぶのです。<o:p></o:p> 親としても子供にわかる言葉と話しかたでおしえましょう。<o:p></o:p> たとえば、こんな感じです。<o:p></o:p> 「○○さん、あなたは今お歌を大きな声で歌いたいと思っているでしょう。でもね、ここは図書館でここにいる皆さんは静かに本を読みたいと思っています。さあ、ここでは○○さんはどうしたらいいかなぁ~?」という問いかけをするのです。頭ごなしに「静かにしなさい!図書館で歌わないの!」としかる前に、図書館がどういう場所で、どう振る舞うべきかを教えてあげるべきです。そして、○○さんが「わかりました。お歌は歌わないで本を静かに読みます。」と自分から言うように仕向けます。<o:p></o:p> 万一「だって今すぐ歌いたいだもん!」と言ってくるお子様の場合には<o:p></o:p> 「それじゃ、○○さんが静かに本を読みたいと思っているとき、そのすぐそばで大きな声で○○さんが聞きたくないお歌を歌っている人がいたら、どう?」<o:p></o:p> 「うるさいし、いやだ。」<o:p></o:p> 「そうなんだ?嫌なんだ?それじゃ、自分でされて嫌なことを人にはしていいの?」<o:p></o:p> 「だめ」<o:p></o:p> 「そうだよね。それじゃ○○さんも今はお歌を我慢しようね。」<o:p></o:p>
その中で自分をコントロールすることをひとつひとつ教えていくのです。<o:p></o:p>
それが「6歳(5歳)なりの自律」であり、「6歳(5歳)なりの自立」なのです<o:p></o:p> ではどうすればお子様の心の年齢(精神年齢)を上げられるのでしょうか。<o:p></o:p> 上記のようにそのたびごとにあるべき姿を教えていくことに加えて、<o:p></o:p> 「お子様を1歳年上の子として周囲が接する。」ということです。<o:p></o:p> いつまでも赤ちゃん(幼児)扱いしていると、心は成長しませんし、赤ちゃん(幼児)であったほうが家族から大事にされると勘違いをして赤ちゃん返りしてしまう子までいます。<o:p></o:p> だから、ご両親はもちろん周囲の大人達はお子様が年齢以上にしっかりした行動をとれるように教え導き、それが出来たらめちゃめちゃ褒めちぎるのです。そうすると、お子様は自分がいつまでも赤ちゃん(幼児)みたいな行動をしているより、評価されると気づき、もっと褒められるように行動するようになります。これが良循環のはじまりです。<o:p></o:p> <o:p></o:p> 世間ではよく「褒めて育てろ。」といいますが、ただなんでもかんでも褒めていても子供は勘違いして増長するだけです。褒めるには理由がいるし、褒めるための理由を作ってあげてからほめるのです。そのお子様をほめる最大の理由を「お子様が実際の年齢以上に「お兄さん、お姉さん」として振る舞ったから」とするのです。<o:p></o:p> <o:p></o:p> まとめ<o:p></o:p> 私立小学校受験ではお子様の精神年齢が高いほうが合格しやすい。<o:p></o:p> そして、お子様の精神年齢を上げる方法は簡単で、<o:p></o:p> 周囲の大人達が「お子様にお兄さん、お姉さんになって欲しい。」といつも心におき、お子様にそう言い続け、お子様がそう行動したら、褒めるのです。<o:p></o:p> 実は、この繰り返しが子育ての秘訣です。<o:p></o:p>
人は私的な場と公的な場では言葉遣いも服装も行動もかえるべきなのです。<o:p></o:p>