お子様が現在小学3年生であるとのことですので、いよいよ中学受験に向けて始動する時期です。ここでいきなり「文章題が嫌いだからやらない。」では中学受験での成功は難しいと思います。なぜなら中学入試勉強は好き嫌いでやるものではなく、みんな必要だからやっているからです。
そうは言っても、「嫌いだからやりたくない。」
文章題が嫌いな理由はお子様によっていろいろあります。一番多いのが「わからないから嫌い、できないから嫌い。」です。
だとすれば、「わかること、できること」が最優先です。例えば、和差算などはその仕組み(考え方)さえわかってしまえば、実は簡単なのです。せっかくわかったのに復習をせずにそのままにしておいて、忘れてしまうと、またできなくなります。「わかったらすぐ憶える。憶えたらすぐにつかってみる。」その繰り返しで基本的なパターンごとの文章題の解き方をマスターするのです。
そして、基本的な(典型的な)和差算のパターンが身についてたら、次は条件が少し変えてある応用をやらせます。その応用問題が基本的な問題とどこが変えたあるかを意識してやると、理解出来きます。線分式をかいて考える習慣がついて、和差算全体がわかると、和と差に着目して考える他の特殊算(倍数算や差集め算など)もわかってきます。
ですから、最初の和差算でつまずくと大変です。ご両親様がお子様にわかり易く教えて上げればいいのですが、それが、難しいのです。そこで、ご両親様がお子様に教えるときに参考になるのがドラえもんのシリーズの「算数おもしろ攻略文章題がわかる」です。文章題の仕組み(考え方)がお子様にもわかりやすく書いてあるし、ドラえもんの漫画で解説してあるので気軽に読めますのでおすすめです。
和差算・つるかめ算など文章題の基本はこちらで
文章題がわかる (ドラえもんの学習シリーズ―ドラえもんの算数おもしろ攻略) |
ニュートン算などはこちらです
文章題がわかる (続) (ドラえもんの学習シリーズ―ドラえもんの算数おもしろ攻略) 価格:¥ 798(税込) 発売日:2002-03 |
このシリーズはたくさん出版されていて、勉強だけでなく「楽ふがよめる」や「てつぼう、とびばこができる」まであります。どれも子供の視点に立ってわかりやすくかかれていますので小3以上のお子様におすすめです。
もちろんこの本だけでは真の学力はつきませんが、この本で特殊算の概略(構造)をつかんでから、本格的に勉強するとわかりやすいし、「文章題アレルギー」がなおるかもしれません。
試しに購入されて、まず御両親様が読んでみて下さい。けっこうわかりやすいですよ。