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示玄

日々の雑感

立夏

2010-05-05 20:22:07 | 日記
 きょうは立夏、暦どうり夏日の一日、端午の節句で連休も終った。
午前中は村の日役、集まりのなかで竹の子の話題、鹿やイノシシが愛想をつかして食べなくなり多く出だしたとのこと・・
10年ほど前のこと勤め先で会誌の投稿の依頼を受けたとき、こんなことを書いた記憶があります。          
            
             立夏
 
 自然豊かで季節の移ろいがよく分かるこの町は、山の色も若葉萌える春から、木立潤う初夏の陽気へとなりつつあります。
毎年この時期、この勤め先の中庭にある孟宗竹の林に、竹の子の顔が見えるようになります。
 開館当時数本植えられたものが、もう200本近くに増えています。
緑の映えるこの季節が竹の秋、竹の落葉舞う五月です。
竹の子が落葉のなかに今年も20本近く頭を上げてきています。
 孟宗竹、その名は真冬に老いた母のため、竹の子を探す中国24孝の一人、孟宗の名に因むそうです、数多くの中でも親兄弟が良く分かります。
 生まれたときは真っ直ぐですが、成長すると親と同じ太さ、色にゆがみまで、育つ環境風土が同じなら当然のことながら、生まれは隠せない、今風で言えば、これDNAかと・・・
親のありようを考えさせられます。

 この町も過疎に少子化ということが問題視されながら未だ現状は変わりません。
いま緑いっぱいの皆さんのふるさと、日頃のあわただしさも忘れて、ホッとするひととき、心はずむ感動がここにはあります、おいでになりませんか故郷に・・・。

 中略していますが、こんな投稿をしたことがありました、あれからもう10年。
         
                  <写真は裏庭の ベニバナハナミズキ>

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