活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

印刷図書館クラブ

2012-09-23 11:23:17 | 活版印刷のふるさと紀行

 彼岸になって多少は秋めいて暑さで怠け放題だったことを反省。少しは動こうかなと思い始めて我ながら「現金だな」と苦笑。折も折、印刷図書館クラブの例会が開催される日で新富町の日本印刷会館へ足を運んだのでした。

 日本印刷産業連合会に付属しているように思っていましたが、印刷図書館は一般財団法人のれきっとした存在だし、日本では数少ない産業図書館のひとつです。

 それにしては、せっかく印刷関連の図書や資料がそろっているのに、印刷会社や印刷団体の人でも図書館の存在を知らない人が多いのが残念だ、第一、われわれのお仲間、クラブのメンバーをもっと増やさねばという声が本日もしきりでした。

 真面目に一杯もやらずに帰ってきたらきれいな日没風景に出会えました。で、そのとき、こんなアイデアがひらめきました。印刷図書館にはお宝がたくさんあります。それに関連した企画展を年に2回ぐらいやったらどうかと。クラブのメンバーが少ないので、ささやかな規模でしかできませんが、それを機会に来館者が増えたり、新しい仲間も増えるのではないかと。

 たとえば、お宝のひとつは1891年2月の創刊号から今日に至るまで『印刷雑誌』が全号揃っていることです。内外の印刷技術の開発や導入などをはじめとして時代とともに印刷がどのように移り変わってきたかを号を追って読み取ることができます。クラブのメンバーでテーマを設定して当時の印刷雑誌の誌面を紹介しながらのあたらしい切り口の「企画展」を考えることはできないものでしょうか。

 

 

 

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