2024年の幕開き。元旦に能登半島の大地震と津波と大火災。そして翌2日には羽田空港の大事故。なんとなく先行きが思いやられる年の初めでしたが、今年は少しマメにこのブログ《活版印刷紀行》と向き合うことにしました。どうぞ、よろしく、おねがいいたします。
さて、1月9日の日経新聞朝刊の文化欄、「封緘紙」のあせない魅力に大変興味を抱きました。封緘紙とは包装紙や袋などの閉じ口を留める小さなシール
のことです。執筆者の上ケ島オサムさんはこの「封緘紙」の蒐集歴20年、色やジャンル別にコレクションの数は1万枚に及ぶといいます。
私がとくに興味を持ったのは上ケ島さんが文中で大正から昭和へ封緘紙のデザインや形、色などが大きく変わってきたのは印刷技術ほ発展-向上と深いかかわりがあるとかいておられる点でした。(以下は次回)