ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【本】波の塔

2006年03月31日 08時51分09秒 | 読書記録2006
波の塔 (上)(下), 松本清張, 文春文庫 ま-1-5・6, 1974年
・92年に没して以来、けっこうな年月が経ちました。そろそろ『松本清張てだれ?』などと言う世代がボツボツ現れるのでしょうか。恐ろしや。 『この次はどうなるのだろう?』というドキドキワクワク感。『あれ?これどうなってたっけ?』と数ページ戻って読み直す、などというひっかかりがなく、スムーズに読み進められる文章運び。ついでに言うと、冷静に考えれば『ありえない!』ような設定でも違和感無く納得してしまう、その語り口。とても安心感のある小説です。
・1959~1960年に雑誌『女性自身』に連載された作品。青年検事の小野木喬夫と謎の女結城頼子の関係を描いた、松本清張としては異色の恋愛小説という紹介をされていますが、ミステリーやサスペンスなどの要素もとりこまれており、単なる恋愛小説の枠に収まらない作品です。映画やテレビドラマにもなったようですが、私の世代ではちょっとわからない。。。私の親の世代ならわかるのかな? この作品が、青木ヶ原の樹海が自殺の名所となるきっかけとなったほど、社会に与えた影響が大きかったようです。
・「「道があるから、どこかへ出られると思ったけれど、どこへも行けない道って、あるのね」上巻 p.60
・「「いずれ、女房は東京の者をもらうのだろうな? 住むのはいいが、女房にするのは、東京者は考えものだ」
「なぜだ?」
女房は関西がいい。第一、経済観念があるし、親切だ。そして住むのは東京だね。これが理想的だ」
」上巻 p.105
・「――小野木さんは、ご自分のまえに立っているわたしだけを対象にしてくださったら、それでよろしいんですわ。わたしの後ろに、どんな線があるのか、ご存知なくともいいんです。」上巻 p.188 これぞ魔性の女。
・「日曜の朝の電話というと、ひどく感度がいい。」上巻 p.277 昔はこうだったんだなぁ・・・
・「女は好きな男のためには、さまざまな食べものを奉仕するものらしい。」下巻 p.123
・「ただ、ぼくは、あなたというひとりの人間だけあればいいのです。その背景も、つながりも知る必要はありません」下巻 p.180
・「ふしぎだわ。こうして、あなたと、この場所にいっしょにいることが」下巻 p.186
・「感覚に密度がないのである。」下巻 p.218
・「疑獄事件は、いつも捜査が中途半端になるのが常識になっています。このさい、今度こそしっかりやっていただきたいですね。これは国民の声です。」下巻 p.294
・「この話は、妥協の余地がなかったことにしよう。」下巻 p.317 戦慄を覚える一言。
・「実体は、それが過ぎてしまえば何もないと同じことだった。現実感はいつも現在であり、でなければ現在から未来へわたる瞬間に限られていた。実体は現在にしかないのだ。それが過去になると幻影に変わってしまう。」下巻 p.346
・以下、田村恭子氏による解説より 「清張さんは不思議な方で、ご自分の小説について(まだ書かれていないが)話をされるのが、すばらしく上手なのである。いわゆる能弁では決してないのに、こちらの興味を巧みに惹きつけて、わたしたちはどうしてもその続きを聞いてみたいという誘惑にかられてしまう。」下巻 p.377
・「恋愛小説における"みそ"は、いかにして恋する男と女の間を邪魔する堰をつくるかということに尽きるのではあるまいか。」下巻 p.378
・「第一、そのような翳りのある女であることに、男は最初から惹かれたのではなかったか。彼女が健康でピチピチしていて幸せいっぱいに見える女であったなら、最初の出会いのとき、ああまで親切にしたかどうか。」下巻 p.380
・「「波の塔」は今まで何回が映画やテレビに登場した。多分、この頼子役はたいていの女優さんが夢みるような役だろうと思うけれど、わたしとしては、まだ一度も、ああ、ぴったりだなあと感嘆するような頼子にはめぐりあっていない。清純すぎたり、かわいらしかったりで、頼子の持っている魔性みたいなものと、おとなの女の色気を匂わせてくれた人はいなかった。」下巻 p.380
~~~~~~ ~
?ゆうよく【遊弋・游弋】 定まったルートをもたず、徘徊すること。特に、軍艦が、徘徊・航行して、敵に備えること。
?しょうじょう【蕭条】 1 ものさびしいさま。「満目蕭条」  2 生気をなくしてひっそりとした様子になること。
?エポック(英epoch) 時代。特に、それまでとは違った意味をもった時期、段階。
?ちょりつ【佇立】 たたずむこと。
?そほん【粗笨・麁笨】 あらく、雑なこと。粗雑。粗大。粗放。「粗笨な計画」
?しっこく【桎梏】(「桎」は足かせ、「梏」は手かせの意)手かせと足かせ。転じて、自由な行動を束縛すること。また、そのもの。「桎梏をのがれる」
?しょうき【瘴気】 熱病を起こさせる山川の悪気や毒気。
?こうのう【行嚢】 1 =ゆうたい(郵袋)  2 旅行に用いる袋。行李(こうり)。
?らんだ【懶惰・嬾惰】 なまけ怠ること。無精をすること。また、そのさま。怠惰。「懶惰な生活」
?ぼうこ【茫乎】 とりとめのないさま。はっきりしないさま。広々としているさま。
?たいへいらく【太平楽】 1 好き勝手なことやのんきな言い分。また、それをいうこと。  2 勝手気ままな振舞い。また、そのさま。
?さたん【嗟嘆・嗟歎】 1 感じいってほめること。感心してほめること。  2 なげくこと。
?やしゅ【野趣】 野山や田舎に漂う自然の趣。自然で素朴な感じ。鄙(ひな)びた味わい。「野趣に富む」
?ろうれつ【陋劣】 卑しくおとっていること。下劣。「陋劣な手段を弄する」
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【論】Furey,2000,Support vector machine~

2006年03月30日 19時12分03秒 | 論文記録
Terrence S.Furey, Nello Cristianini, Nigel Duffy, David W.Bednarski, Michel Schummer and David Haussler
Support vector machine classification and validation of cancer tissue using microarray expression data
BIOINFORMATICS Vol.16 no.10 p.906-914, 2000
[PDFダウンロード][Webサイト]

・目的:SVMのDNAマイクロアレイ解析に対する有効性を実証する
・識別率(クラス分け)の評価法:Hold-one-out cross-validation
・実験1 手持ちのデータ(非公開)をクラス分け
  データ:卵巣がん(ovarian cancer)、正常(卵巣+その他の組織) 合計31サンプル。97802遺伝子
・実験2 公開されているデータをクラス分けして、SVMの汎用性を実証する
  データ1:AML/ALL [Golub]
  データ2:Colon tumor [Alon]
・SVMのkernelによる識別率の差ははっきりと出なかった→サンプル数が少ないため

・将来の展望「If one can identify particular genes that are diagnostic for the classification one is trying to make, e.g. the presence of cancer, then there is also hope that some of these genes may be found to be of value in further investigations of the disease and in future therapies.
・結果「Here we find that this dimensionality reduction does not significantly improve classification performance.
・問題点「Most learning techniques do not perform well on datasets where the number of features is large comapred to the number of examples.
・問題点「In the SVM tests reported here, only the simple dot-product kernel is used. A more complex kernel is not required.
・将来の展望「we conclude that additional effort is needed to develop ways identifying meaningful features in these types of datasets.
・予測「The SVM performs well using a simple kernel, and we believe that as datasets containing more examples become available, the use of mroe complex kernels may become necessary and will allow the SVM to continue its good performance.

《チェック論文》
・Amir Ben-Dor, Laurakay Bruhn, Nir Friedman, Iftach Nachman, Michèl Schummer, Zohar Yakhini: Tissue classification with gene expression profiles. RECOMB 2000: 54-64 [ダウンロード]
・DeRisi J, Penland L, Brown PO, Bittner ML, Meltzer PS, Ray M, Chen Y, Su YA, Trent JM., Use of a cDNA microarray to analyse gene expression patterns in human cancer., Nat Genet. 1996 Dec;14(4):367-70.[ダウンロード]
・T.R.Golub,D.K.Slonim,P.Tamayo, C.Huard,M.Gaasenbeek, J.P.Mesirov, H.Coller, M.L.Loh, J.R.Downing, M.A.Caligiuri, C.D.Bloomfield, E.S.Lander, Molecular Classification of Cancer: Class Discovery and Class Prediction by Gene Expression Monitoring, Science 15 October 1999:Vol.286.no.5439,pp.531-537.[ダウンロード]
・Spellman PT, Sherlock G, Zhang MQ, Iyer VR, Anders K, Eisen MB, Brown PO, Botstein D, Futcher B., Comprehensive identification of cell cycle-regulated genes of the yeast Saccharomyces cerevisiae by microarray hybridization., Mol Biol Cell. 1998 Dec;9(12):3273-97.[ダウンロード]
~~~~~~~~~~
・頭の中に思い描く『理想の論文』に、今まで読んだ中では最も近い構成を持った論文。内容はともかく。
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年度替りでバタバタ

2006年03月29日 21時45分24秒 | 日記2005-10
どこの職場でもそうなんでしょうが、こちらも年度替りでバタバタしてます。
次から次から仕事が涌きだしてくる。
いったいいくつ平行作業してるのか。

トドメは新入職員歓迎会の幹事・・・orz

これも仕事かぁ~~
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【本】量子力学の世界

2006年03月28日 20時18分36秒 | 読書記録2006
量子力学の世界 はじめて学ぶ人のために, 片山泰久, 講談社ブルーバックス B-101, 1967年
・湯川秀樹の愛弟子による書。読んでみると、何の変哲もない量子力学の入門書に思えますが、発行年を考えるとこの本は、一般向けの量子力学入門書としてはかなり早くにでたものと考えられます。当時の人びとにとっては相当目新しい本だったのではないでしょうか。
・量子力学分野の研究をしているA教授と、その友人であり量子力学に興味をもった門外漢のB氏との会話形式で話は進む。 
A「なるほど、コーヒーを飲んでいる気もちで量子力学をか。これはちょっと難題だね……。」」p.19
会話形式なので、文章はやさしく話はサクサクと進みますが、そこで扱われる概念はヘビーです。なかなか一度読んだだけで、目に見えない世界の様子を頭に描くのは難しく、きちんと理解するためには2~3回読み返しが必要かもしれません。
・「核の分裂・融合反応が人類の得ることのできる最後の火とはかぎらない」p.17
・「この進歩の原因はいったいなんだろうと考えてみた。たしかにいろいろの要素はあるのだが、どんな科学の分野をつきつめていっても、結局、電子とか原子、分子というところまでいくらしい。(中略) 電子や原子をよく知ろうと思ってしらべると、今度は量子ということばにつきあたる。つまり、現代社会をゆり動かす巨大な理論的支柱、というよりは大黒柱の一本に、この量子力学があたるのではないだろうかと考えた。」p.20
・「1884年、女学校の教師をしていてそろそろ還暦を迎えようとしていたバルマーは水素のスペクトルのなかにあらわれる四つの可視光線、赤、青、ふたつの紫の間に簡単な関係があることに気がついた。」p.72
・「昔、ギリシアでは自然の美しさは整数であらわされるという考えがあった。その証拠として、美しい音をかなでる弦の波が整数倍の波長をもつことがあげられた。」p.92
・「電子の波はその行動をシュレーディンガー方程式とよばれる数式によって定められることになった。」p.95
・「古い理論は皮袋であり、新しい理論は望む酒である。」p.97
・「ざっとふりかえると、まず熱せられた物体の光のことから量子の考えが生まれ、次に光電効果をとおして光量子にまとめられた。問題は原子の出す固有な光に移り、原子の模型に関係して電子が問題になる。ここで筋はふたつにわかれて、一方で電子をつっこんで考え、他方ではもう一度光のスペクトルを考え直して、量子力学の骨組みとなるふたつの理論が生まれるが、結局それは同じものだったということだね。」p.99
・「量子力学では原理的に測定できる量をオブザーバブルとよんでいる。位置、時間、運動量、エネルギー等すべてオブザーバブルである。」p.110
・「つまり、こういってよいね。電子は"粒子"であるとする。ところが"粒子"として確かめられるはずの位置と運動量が同時には確かめられないから、"粒子"とはいい切れない。そこでこの不確かさを認めていろいろの場合の電子の動きを考えると"波"の性質が説明できるというわけだろう。」p.111
・「大分ややこしくなったけれど、つまりは量子力学は単に不確かさを主張するのではなくて、今までと別の確かさをつかまえた。それが状態とよぶものだ。それは相互に邪魔せずに測れるものを、そろえればそろえるほど、不確かさなしにきめられるというわけだね。」p.117
・「この考えはおかしいのではないか、というのがアインシュタインの意見だ。彼は同じ電子について相手を変えずに、位置も測れるし運動量も測れることを示して、それぞれの量に関係した"ある"という要素が確かめられる以上、そのふたつの同時存在をゆるさない量子力学は間違っているといい出した。」p.120
・「電子はたしかにその変わりかたが今の場合問題にならぬように見えるけれど、われわれが本当に知りたいのはこの次に何が起こるかということだ。それなしに電子の存在は意味をもたない。」p.122
・「量子力学にはふたつの柱がある。ひとつはエネルギー図を書くこと、もうひとつは確率分布をあたえる状態をきめること。このふたつがおぎないあっていろいろな問題を解いていくわけだ。」p.135
・「結局、量子力学は一匹の猫の偶然的な運命を認めながら、一匹の猫の背後に多数の猫を想像して、避けられない必然の未来を追及しているのだというわけだ。」p.138
・「このような一方的な時間の向きを指定する基本的な法則は何もない」p.140
・「これを彼(ノイマン)は混合状態と名づけた。もし、観測者が気づかずにいれば、こういう経過によって混合状態はますます純粋状態からはなれて、相手に対する知識は乱雑になる。これが時間の向きが出てくる仕組みだというわけだ。」p.142
・「つまり人間の自意識が自然を支配しているということになるね。」p.144
・「気体の中では分子がバラバラな運動をしているために、統計的な取りあつかいができた。逆の場合は固体で、ここでは分子が規則正しくならんでいて、非常によくしらべられておもしろいことがたくさんある。ところが、中間の液体は一番しまつにおえなくて、特別な場合をのぞいては、これといった結果が出ていない。」p.172
・「世界と反世界が遭遇すると、瞬時にばくだいなエネルギーとなって消えることも空想できるわけだ。」p.211
・「朝永は寛大にも、無限大の質量を本当の質量の値に、無限小の電気量を本来の値に見たててやる方法を考えた。これなら本当の観測とつじつまは合う。この読みかえのことは"くりこみ"と名づけられた。」p.216
・「江崎ダイオードの出現は、不純物による製造上の欠陥をなくしてしまった。まだじゅうぶんには実用化されていないが、トランジスタの壁を破る可能性をもったものだ。」p.218
・「絶対零度の近くの液体ヘリウムでは、すべての原子が最低のエネルギー状態につまると思われる。専門用語ではボーズ凝集といっている。」p.224
・「ここまできてはっきりすることは、固体のなかの現象は大部分は電子と音子のエネルギーのやりとりだという点だ。つまるところ、エレクトロニクスは最後には、電子と光子や音子の交渉をどう技術化していくかという問題になっているくのではないだろうか。」p.225
・「知識は古くなる。大切なのは知識を生み出す考え方である」p.237
・「電車のなかで起こっている現象を見て相対性理論を用いたり、モーターの設計に量子力学を使っても無意味である。(中略)古典物理学も現象によっては完全に正しいのだ。」p.240
・「私たちはいつも何かの理論や法則を完全に正しいものと思いこんでしまうくせがないだろうか。(中略)私たちは完全と不完全、正しさとまちがいをいつも単純に割り切りはしないだろうか。(中略)永久の真理という考えは、少なくとも20世紀では反省しなければならない。」p.240
・「量子論を作る際に起こった古典物理学の抵抗と、量子力学を生み出す時のボーアの古典論の使いかたをくらべてくれたまえ。ここにひとつの教訓がある。それは限界を考えない立場と、限界を知ってそれの長所を利用する立場との差がどのくらい違うかである。」p.242
・「もっと広くいえば科学のいろいろな分野では、結局違った問題に向かって同じような考え方をあてはめているのだ。(中略)量子力学は電子という仲介者を使って、いろいろな科学の分野、無機化学、有機化学、高分子化学、生物学、医学、電子工学、物性物理学、素粒子物理学、宇宙物理学等々を結びつけた。電子はあくまでも仲だちであって、量子力学のはたした役目は、人間の考えがどんなに似ているかを明らかにしたことではないだろうか。(中略)私たちは科学をひとつの知識としてうけとりがちではないだろうか。知識はいつかは古くなり役立たなくなる。本当に大切なのは、その知識を生み出していくものだ。量子力学で学んでもらいたいことは、それについての個々の知識ではなく、その考え方だと思う。」p.245
・「私たちはいやでも応でも科学をうけ入れていかねばならない。すると、科学の進歩が幸福か不幸かという問題は、結局それを支配していく人間の態度にかかってくる。」p.248
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《チェック》 ガモフ『不思議の国のトムキンス』
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【演】室蘭ジュニアオーケストラ第13回定期演奏会

2006年03月27日 22時23分39秒 | 演奏記録
室蘭ジュニアオーケストラ第13回定期演奏会
2006.3.26(日)15:00開演, 室蘭文化センター 大ホール, 入場料500円
指揮 中山耕一, パート Viola

◆初心者クラス参加によるアンサンブル◆
イメージ交響曲「ハウルの動く城」より "ミステリアス・ワールド"
久石譲(1950~)

組曲「ペレアスとメリザンド」
(前奏曲・糸を紡ぐ女・シチリアーノ・メリザンドの死)
ガブリエル・フォーレ(1845~1924)

~モーツァルト生誕250周年記念~
交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~1791)

アンコール モーツァルト 「フィガロの結婚」序曲

・第2回より連続出演中。プログラムによると指揮の中山先生が97年から指導に来ている、ということはもう10年たったのですね。 赤ん坊のころから知っている子が、バイオリンをはじめ、あっという間に私を抜き去り、いまやコンミスだもんなぁ~ 年とった~
・ハウル:初心者チームのVn4名とTp1名と一緒に演奏。舞台のふちに並んで弾いたちびっ子達はお辞儀をするのも忘れるくらいコチコチでした。 伴奏8分音譜の刻みが盛大にズレた。前打ちと後打ちになるくらい。音程のズレも目立ったかも。音程とるのが難しい曲だった。 "ジュニア"の名を冠した団体なので、このように子供中心の曲がもう数曲あってよいかもしれません。
・ペレメリ:かなり各パートやばい場面があったようです。どうにか持ちこたえた。私自身、必死で練習した重要部分の数小節間まるまる落ちました。 シチリアーノのフルートソロは、管楽器に背を向けて誰が吹いているか分らない状態で聴いていると、まるで大人が吹いてるようです。感心した。 それにしても全編通して良い曲だぁぁー お気に入り。
・ジュピター:4楽章出だしのテンポの定まらなさっぷりにアセった。
・ジュニアの団員は高校生が1名のみで残りはすべて小中学生という若い(?)構成であるせいか、全体的に今回は"浮き足立った"感じがしました。 それと、受験生(中3)がけっこういたので、子供達への曲の"刷り込み"期間(練習回数)も足りなかったかも。
・演奏中は集中力が保てず、演奏後はなぜだか異様に疲れた。たいして忙しいわけでもないのに。年ですかね。
・プログラム中の団員による一人一言より
お題:『自分の楽器の好きなところ

○○○○郎(ヴァイオリン)(小4)
僕の楽器の好きなところは楽器自体です。
もう4年も一緒です。
ぼくが練習するのがいやな時でも、音を出してくれます。
ぼくがきずつけても音を出してくれます。

・・・なんか、心にくるものがある。とっても詩的。
・客数約300名[目測]:当日は雪のち雨のちくもり、の肌寒い天気。キャパ約1400のホールにしては寂しい数字。これだと市民会館(キャパ約500)で充分だろうなぁ。宣伝が足りなかったのだろうか。
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【論】Rachidi,Cystic Fibrosis Gene Expression Data~

2006年03月26日 19時17分58秒 | 論文記録
Thami Rachidi & Krzysztof Cios
Cystic Fibrosis Gene Expression Data Analysis

・DNAマイクロアレイデータを使い、4つのデータ正規化法の性能を比較。2種の検定法でそれぞれ遺伝子抽出し、FDRで評価。
・データ:嚢胞性肺繊維症(CF:Cystic Fibrosis)と正常(control)のサンプルが各9個。12,225遺伝子。Affymetrix製。
・4つのデータ正規化法
1.Affymetrix Microarray Suite 5.0(MAS 5)
2.Robust multichip analysis(RMA)
3.DNA-Chip (dChip) based on perfect match only
4.dChip based on perfect match/mismatch difference
・2つの検定法
1.t-test (従来法)
2.KS-test(Kolmogoro-Smirnov test)(non-parametricな方法)

・サンプル数が足りず、期待するような結果がでなかった。というオチなので論文にはならなかったレポート。

・「The problem with the t-test approach is that it assumes that the distribution of the mean being tested is normal. This is not true for many gene expression data.
・「It appears that for all normalization algorithms, t-test gives better results than the non-parametric Kolmogoro-Smirnov test. This was expected since more replicates in the CF data are needed in order to achive good results with most of the non-parametric methods.
・「The choice of normalization seems to greatly affect the differentially expressed genes across the conditions.
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【本】フロイト精神分析入門

2006年03月25日 09時29分20秒 | 読書記録2006
フロイト精神分析入門, 小比木啓吾 馬場謙一(編), 有斐閣新書 D3, 1977年
・「<心の世界>の解明に挑戦し現代思想に大きな衝撃を与えた古典的名著『精神分析入門』を読みやすい形に再編成したフロイト入門です」カバーより と、あるとおり原著ではありません。また、原著改編版というよりは全く別物のフロイト解説本だと思った方がいいかもしれません。原著を読んでないのであまり大きなことは言えませんが。 一般向けの入門書よりはやや内容が深く専門書寄りで、決して読みやすいとは言えない本ですが、そつなくまとまっていると思います。大学の教養講義のテキストに使えそうな感じ。これまたフロイトの本をたくさん読んでいるわけではないので(ry
・数値化・モデル化するのが最も困難な科学分野。ほとんど無限と思える変数をまとめあげることは可能なのか?こりゃしんどい学問だ。
・執筆者:馬場謙一、鈴木美登里、乾吉佑、吉田直子、深津千賀子、佐野直哉、小此木啓吾
・「心もまた肉体と同様に、自然の法則とメカニズムに支配されている。わたしたちにとって、通常、この法則とメカニズムは、無意識になっているが、本当の意味で自分自身の心の主になるためには、この無意識の世界を知らなければならない。思いどおりにならない心の働きについて、正しい認識をもつことによってのみ、わたしたちは、心に対する主権者になることができる。」p.ii
・「フロイトの死後四〇年近くを経た現在、精神分析学は、精神医学の領域をこえて、哲学、文学、美術、その他およそ人間にかかわるすべての学問や文化領域に、深い影響を及ぼしている。しかしその割に、フロイト自身が読まれることは意外に少なく、その理論と思想は正しく理解されていないきらいがある。」p.iv
・「「確実に母親のお気に入りになっていた人間は、一生征服者の感情と、自分は成功するのだという確信を持ち続け、それはしばしば本当の成功を引き起こす原因となる」」p.4
・「フロイトは医学自体に直接心をひかれたわけではなく、後になっても医学という職業が自分の性に合っていると感じたことはなかったとして、次のように述べている。」p.6
・「当時のフロイトに対する敵意と反感の激しさは、ある精神医学会でフロイト理論が問題になった時に、ドイツのある教授が立上り「これは学会で討議すべき話題ではない、警察の問題とすべきものだ」と机を叩いて叫んだというエピソードからも推察することができる。」p.22
・「フロイトにとって無意識とは、意識によって洞察され、合理的な自我によって支配されるべきものであったが、ユンクにとって無意識とは、人類に普遍的な心象を生む生命的な基盤であり、人類の根源につらなる創造的エネルギーをもつ領域であって、個人の心を真に支える層と考えられた。」p.26
・「すべての本能には、以前の段階に戻ろうとする根源的傾向があり、したがって生きている有機体を本来の無機的状態へと還元するまでその動きは止まない。このような本能は究極的には死に向かおうとする本能であり、衝動として現れる場合には、自己破壊傾向や攻撃性のかたちをとる、」p.29
・「1923年には、五歳にみたぬ愛する孫が死に、彼に重なる深い打撃を与えた。フロイトが涙を流したのは、生涯でこの時だけだったという。」p.30
・「夢とは全体として他のある物、すなわち無意識的なものに対する歪曲された代理物であり、その無意識的なものを見出すのが夢解釈の課題である」」p.58
・「リビドーとは、まったく飢餓と類似したもので、衝動――飢餓の場合の食物摂取衝動のように、この場合には性衝動――を発現させる力の名称です」」p.103
・「人は誰でも他人に会うと、まず最初に男性か女性かの区別を行い、この区別に対しては確信をもつ。  しかしながら、男性的、女性的という概念は、このように決定的なものであろうか、とフロイトは問いかける。」p.141
・「このエディプス・コンプレックスというのは、前述されたように、フロイトがギリシャの悲劇「エディプス王」にならって命名した無意識心理に関する精神分析の基本概念の一つである。これは、異性の親に対する愛着、同性の親への敵意、罰せられる不安の三点を中心にして発展するコンプレックス(観念複合体)のことである。」p.143
・「分析医が使っている治療の方法は、無意識的なものを意識的なものに翻訳するというやり方である。つまり、無意識的なものを意識へと移すことによって抑圧を解除し、症状形成のための諸条件を除去し、病因となっている葛藤を、なんらかのかたちで解決されるはずの正常な葛藤に変えることである。」p.150
・「患者が医師の人格をこのように高く評価するのは、医師によって与えられる希望のせいであり、また治療のもたらす解明、患者の心を開放する驚くべき解明によって、彼らの知的地平線が拡大されるせいだと思える。」p.154
・「このように転移が抵抗となっている場合、治療者は、患者に対して「あなたの感情は現在の状況から出ているのでもないし、医師個人に向けられているのでもなく、あなたの心にかつて起ったことの反復である」と指摘し、それによって転移を克服する。」p.156
・「神経症患者は、その自我とリビドーとの間の葛藤が終わりを告げ、自我がリビドーを再び意のままに支配できるようになった時に、健康を回復したといえる。」p.158
・「以上述べてきたことをまとめると、精神分析の治療作業は二つの段階に分けられる。第一の段階では、すべてのリビドーが症状から転移の中に押しこめられ、そこに集中され、第二の段階では、この新しい対象をめぐる戦いが遂行されて、リビドーはその対象から解き放たれる。リビドーが医師という仮の対象から分離されると、リビドーは以前の対象にもとっていくことはできず、自我によって自由に支配されることになる。」p.159
・「とかく精神療法というと、人間的な愛情ややさしさを惜しみなく与えることが大切であると考えられがちである。ところがフロイトは、このような人間観、治療観とはっきり対立して、精神療法における治療関係を、徹底した合理主義、個人主義にうらうちされた職業的な役割関係と考えた。(中略)フロイトはこの事柄に関して、次のように述べている。「救いを求めてわれわれの手にゆだねられる患者を、われわれの私有物にしてしまい、彼の運命を彼にかわって作り出し、われわれの理想をおしつけ、造物主の高慢さを持って自身の気にいるようにわれわれの似姿に彼らを仕立てあげるというようなことを、断固として拒否する。」p.160
・「フロイトは「われわれは、患者の病苦を治療への原動力としての効果を保つために、ある程度迄あまり早く解決し過ぎてしまわないように配慮しなければなりません」と述べている。」p.162
・「1923年、フロイトは、『自我とエス』を著わし、それまでの意識、前意識、無意識という局所論に加えて、人間の心が自我、エス、超自我という三つの心的な機関から成るという図式(仮説)を明らかにした。」p.166
・「つまり彼らは、病気にかかることにその満足を見出し、その苦痛の罰を棄てようとしない。そしてわたしたちは、この心痛むような説明を最終的なものとして正当化しなければならないのである。」p.168
・「フロイトによれば、エスは生物学的、本能的、欲動的なもので、快感原則のみに従い、現実原則を無視し、ひたすらその満足を求め、論理性を欠き時間をもたず、社会的価値を無視するが、わたしたちは、自我機構を介してしか、エスを体験することはできない。」p.169
・「このようなエディプス・コンプレックスの放棄と、超自我の成立こそ、その個体が、一箇の社会的存在になる決定的な過程である。」p.171
・「多くの知識を披瀝し、よりすぐれた論理的思考や説明を顕示することに、競争心や自己顕示欲を置き換える場合など。このように知性化は、防衛の中では――とりわけ現代社会では――もっとも適応性の高い防御規制である。」p.185
・「そもそもフロイトは、シラーの「飢え(フンゲル)か愛情(リーベ)か」という言葉が好きであった。」p.191
・「決定力をもつ外部の影響が変化して、生きながらえる物質を、原始的な生活経路からしだいに大きく偏向させ、死という目標に到達するまでに、ますます複雑な迂路をたどるように強いたのである」p.193
・「「いわゆる自己保存本能、権力への衝動、自己顕示への衝動などの理論的な意味は、部分的衝動であって、有機体自身の死への経路を確実にし、無機体への復帰の可能性を内在的なものにとどめておく任務をもっている」」p.193
・「ものごとを組織づけ、まとめ上げ、大きく発展させる働きこそ、エロス(生の本能)の働きであり、ものごとを解体し、分解し、無に帰そうとする働きは、サナトス(死の本能)の働きである。」p.194
・「しょせん意識は、無意識から生れ、無意識に還るのが本来である。それと同じように、生もまた死から生れて死に還る。生は、その束の間の輝きにすぎない。」p.194
・「このような(治療者と患者間に結ばれる)自我の同盟(治療契約)を基盤として、分析状況は成立するのである」p.200
・「そしてフロイトは言う。「知性(科学的精神、理性)が時と共に人間の精神生活における独裁権を獲得するであろうということは、私どもの最良の未来の希望であります。このような理性の支配力の共有(知性による連帯)は、人間間の最も強い結びの帯であることが明らかになり、爾後の合一のためにその道を開くでありましょう。これに対して宗教による合理的な思考禁止のようにこのような理性の発達に抵抗するものは、人類の将来にとっての一つの危険であります」と。」p.205
・「(ちなみにアメリカの精神科医の70%はユダヤ人といわれる)」p.212
~~~~~~~~~~
?じょうまん【冗漫】 くどくて長たらしいこと。だらだらとしまりのないさま。冗長。「冗漫な文章」
?しゅんしゅう【俊秀】 才能などが他の人より特にすぐれていること。また、その人。
?あじゃせ【阿闍世】(梵AjDtaTatruの音訳)古代インドのマガダ国の王。マガダ国をインド第一の強国にした。後年釈迦の教えにより仏教に帰依し、仏教の熱心な保護者となった。
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【論】Watson&Crick,1953,A Structure for Deoxyribose~

2006年03月24日 20時16分41秒 | 論文記録
J.D.Watson and F.H.C.Crick
A Structure for Deoxyribose Nucleic Acid
Nature 171, 737 (April 1953)
[PDFダウンロード]

・記念すべき10本目は、ワトソンとクリックのまさにノーベル賞級(?)の発見についての論文、というよりは速報。速報なので、文章自体はたった1ページだけ。
・「This structure has two helical chains each coiled round the same axis (see diagram).」 この一文で歴史が動いた。
~~~~~~~
10本読み終えたところでの、英文を読む上での変化というと、
・英文に対する抵抗感・恐怖感が減った
・明示されてない文章の区切り(句読点)が見えるようになった
・訳す必要のない単語と訳さなければならない単語の、取捨選択ができるようになった
そのおかげで、最初は1ヶ月近くかかっていたものが、だいたい2日(2~3時間)で1本読めるようになりました。でもまだまだ遅い。20~30分程度で読めないと。。。また、内容を見逃したり、取り違えたりしている箇所がけっこうありそう。文章の理解度を上げることも今後の課題。
~~~~~~~
[2006.3.25追記]
これに関連して、こんな新聞記事がありました。

湯川の中間子論も…日本の代表的論文、ネットで公開
 湯川秀樹博士や朝永振一郎博士のノーベル賞受賞論文など、科学史に残る日本人の論文を収録した電子図書館(http://www.journalarchive.jst.go.jp)が27日から公開される。
 日本の学会が発行する理学、生物分野などの52誌、3万論文がインターネットで自由に閲覧できる。
 収録されているのは「数物学会誌」に掲載された湯川博士の中間子論など英語論文がほとんどだが、粘菌に関する南方熊楠の論文、イチョウの精子を発見した平瀬作五郎の論文などが掲載された「植物学雑誌」は日本語。もっとも古いのは1880年の「東京化学会誌」創刊号だ。
 紙の冊子を高精細画像で保存した上で、件名や著者名で検索ができるようになっている。論文を引用したほかの文献へもリンクされているため、後の研究にどのような影響を与えたかも分かる。公開当初は全文閲覧無料。
 過去の学術誌の選定を行っている黒川清・日本学術会議会長は「科学という文化遺産や先人の熱い思いを、若い人たちと共有したい」と話している。
 事業を進める科学技術振興機構は30~50億円を投入、5年後までに500誌の電子化を進める予定。
(2006年3月24日21時20分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060324i214.htm
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【演】平成17年度 室蘭工業大学 学位記授与式

2006年03月23日 20時38分12秒 | 演奏記録
平成17年度 室蘭工業大学 学位記授与式
2006.3.23(木)10:00~, 室蘭工業大学 体育館, 関係者のみ
指揮 カルロス, 演奏 室蘭工業大学管弦楽団, パート 1st Violin

<卒業生入場>
1.すぎやまこういち  交響組曲「ドラゴンクエストIV」より 序曲のマーチ
2.ヨハン・シュトラウス 1世  ラデツキー行進曲
3.V.ウィリアムズ  イギリス民謡組曲より 1.行進曲
4.スーザ 自由の鐘
※2~4を繰り返し
<式中>
作詞 田中章彦 作曲 金田締元  室蘭工業大学 学歌
<卒業生退場>
明徳寮 寮歌『荒涼北州』、『北斗の光』

・例年になく寒い日だった。リハでは指動かず。
・どうも演奏に"殺気"がないというか、緊張感がないというか。自分自身含め。楽譜はちゃんと揃えよう。
・今回の学歌を歌う合唱団は総勢4名。さすがにつらいです。
・卒業生のパフォーマンスは特になし。かぶりものや怪しいサングラス&帽子の姿がチラッとあったくらい。
・暇な時間はずっと千歳(4/8)の楽譜を読んでいた。
・同窓会から卒業生への記念品は、今回初お目見えの、『USBメモリつきボールペン』。う~~ん。。。びみょーな品。
・去年卒業し、九州に帰ったはずのOが何の前触れもなく現れた! 『仕事は辞めて、1ヶ月ほど北海道をウロウロしてた』ってオマエ・・・
・今年の、団の卒業生は10名くらいと多め。その中で、今年でいなくなる人たち→いのさん(Cl)、うえの(Ob)、クレタク(Va)、大ちゃん(Per)、テル(Fl)、ボ(Hr)、やえ(Vc)、の7名。(なんかどこか間違ってるかも?) お疲れ様でした。
・客数約1200名[目測]:椅子の数がちょうどよいくらい。
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【鑑】Elm Highlight Concert 2006

2006年03月22日 20時35分10秒 | 鑑賞記録
Elm Highlight Concert 2006
2006.3.21(祝火) 15:00開演, 室蘭市民会館, 入場料 当日券1000円

(プログラム前略)

~第2部~
15.メンデルスゾーン  ロンド・カプリチオーソ op.14
16.ショパン  バラード 第1番 op.23

~ヴァイオリン&ピアノ スペシャルゲストコンサート~
Piano 宮本いずみ  Violin 尾崎亜希子
♪カッチーニ  アヴェ・マリア
♪サン=サーンス  白鳥
♪A whole new world
♪情熱大陸
♪Without you
♪モンティ チャールダーシュ
アンコール 『ハウルの動く城』より 人生のメリーゴーランド

・街の楽器店でやっているヤマハ系音楽教室のピアノ、エレクトーンの生徒たち(子供)の発表会。総勢39組、約4時間にわたる演奏時間なので、さすがに全部を聴く気はせず最後の方だけ聴いた。上記プログラムは聴いた曲のみ。
・ショパン:以前、室蘭のジュニアオケでVnを弾いていた子。前半はすばらしかった。これ聴けただけで千円の価値あった。しかし中盤で崩れてしまって残念。あと4~5年もしたらソリストとしてオケと共演、なんてことになるんでしょうか。楽しみ。
・スペシャルゲスト:ピアノ奏者がこの教室出身とのこと。"ソレイユブラン"という札幌を中心に活動するバンドのメンバーのお二人だそうです。
・情熱大陸:後日、私もコレ弾かなきゃならないわけですね。参考になりました。ピアノが譜めくりで一瞬音が途切れてしまうのはいただけない。譜めくり頼める人がごろごろいたろうに。。。
・チャールダーシュ:Vnの出だし音でギョッとした。単なるポルタメントだったのですね。つい音取りそこなったかと。ハーモニクスはきれいにきまった。
・ピアノは、湿り気なしで、あっけらか~んとしてるというか。バイオリンはロボットというか、精密機械というか。そんな印象でした。 曲は譜面づらは簡単な曲ばかりで、ある意味とっても怖ろしい選曲。 曲の合間のトーク、もうちょっとどうにかならないものか。
・客数約200名[目測]:ほとんどが出演者の家族のようだった。特に最後のスペシャルゲストはもっと多くの人が聴きにきたら、と、もったいない感じ。
コメント (2)
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