ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【本】宇宙と星

2006年10月31日 20時06分25秒 | 読書記録2006
宇宙と星, 畑中武夫, 岩波新書(青版)247(G12), 1956年
・天文学の入門書。渋い。 まだ、ビッグバンだとかブラックホールなどという言葉が創られる前の時代に書かれたものです。50年でこの進歩!古い本を読むことで天文学分野の発達の凄まじさを、逆に強く感じます。
・「全天の星を六等星までとると、全部でおよそ六千個になる。このうち、平均して半分は地面の下になっているし、地平線近くの星が見えにくいことを考えに入れると、一時に見える星の数はまず二千個と言うべきあろう。無数にあるように見えて案外少ないものだ。」p.2
・「星座の区分と名は、古代文化の起こった国々にそれぞれ固有であるが、今われわれが親しみ使っている星座の起源は、四千年前のメソポタミヤの地にさかのぼると言われる。(中略)これらの星座は、その後エジプトやギリシャに伝えられて次第に形を整えていった。」p.7
・「太陽は中心から外まで全部ガス体です、と言っても、なかなか心から納得してもらえない。中心の方はやはりどろどろしているらしいとか、太陽にあんなにくっきり縁があるのは表面が固まっているからだとか、あるいはガスならばどこかへ飛び散ってしまう筈だのに、と思われる人が多いと思う。」p.50
・「即ちわれわれの目は、太陽が出している光の極大のところで一番感度がよくなっているけれども、これはおそらく偶然の一致ではないと思う。人間の目は太陽の出す光を最も有効に利用して物を見るように造られたものではなかろうか。」p.70
・「銀河系のなかで星間物質がこのように多いこと、星間物質が星と同じように銀河系のなかで円盤状に存在すること、これらは星間物質の著しい特徴である。」p.93
・「大きく言えば、宇宙のあらゆる天体は、二つの種族に分けて考えることができるのだ。(中略)球状星団のような種族を第二種族、これに対してわれわれの近く、あるいは散開星団のような種族を第一種族と呼ぶ。」p.96
・「太陽が熱くなるというこの考え方は、今までの太陽進化論を根本から変えてしまった。古くからわれわれが信じていたのは、太陽が莫大なエネルギーを虚空に放つことによって、徐々に冷えているという考えであった。」p.131
・「星は何から生まれるのであろうか。ここに星間物質が再び登場する。星間物質は、遠くの星からの光を吸収し銀河系の構造を知るために重大な障害を与えるものとしてこの物語にはじめて登場した。次ぎに星間物質はアンドロメダ星雲の渦巻きの中に見られ、再び銀河系に戻って波長21センチの電波によって銀河系の渦巻きを知る手段として役立った。この星間物質が星を生む母胎なのである。」p.150
・「問題は、一つの銀河系の中に、なぜ年齢の違う二つの種族が共存しているのか、そしてそれらの間にはどういう関係があるかと言うことだ。」p.153
・「別の表現をすれば、星は星間物質を媒介として輪廻を繰り返しているのである。」p.156
・「言いかえれば、太陽の自転に比べて、惑星は速く廻りすぎているのだ。あるいは遠いところを廻っていると言った方がいいかも知れない。とにかく太陽系の示す廻転のありさまは、一つのガスから固まったとしてはとうてい説明できない矛盾をもっている。」p.164
・「なお本文では、アンドロメダ星雲の距離が、もともと68万光年であって、これを150万光年に改めたと書いたけれども、もともとが75万光年で、現在の値が175万光年だとする学者もある。またこの書物では、宇宙の年齢をすべて50億年ときめて書いてきたが、この値も改訂を要するであろう。ごく最近の研究では60億年という答も出ている。種族の発見を契機として、宇宙の構造や進化についての考えが今大きく変動しているのである。」p.183 現在ではアンドロメダ星雲までの距離が230万光年、宇宙の年齢は137億年とのことです。

?しし【孜孜】 学問、仕事などにひたすら励み努力してやすまないさま。孳孳(じじ)。
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本日の練習 ~珍しくほめられた

2006年10月30日 22時47分49秒 | 日記2005-10
『セカンド(バイオリン)いま、よかったね』


ハイドンのチェロ協奏曲3楽章の入り。
K先生の口から思わず漏れた。

『違う!』『そうじゃない!』『何度も同じこと言わせるんじゃない!』『下手クソ!!』
かれこれ10年ほどやってますが、ほめることなんてほとんど聞いたことがない、厳しいK先生。
その先生の、ボケっとしてると聞き逃しそうなさりげない言葉に思わずニンマリ。
心の中でガッツポーズ&雄叫び。

~~~~~~~
写真→これなんでしょう?

ってクイズじゃないけど、購入半年後の弓の無残な姿。
毛が5分の1ほど切れて無くなってます。
もう毛替えしないと。限界。

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2007年カレンダー購入

2006年10月29日 21時22分21秒 | 日記2005-10
100円ショップにて来年のカレンダーを購入[写真]。
何の変哲もないようですが、厳しい審査をくぐり抜けた逸品です。
シンプルであること、ひと月づつ切り離し可能、B5、横長…
左上に前月表示あれば完璧だったのだけど、妥協した。
スケジュール手帳などは持ち歩かず、たいてい携帯とこのカレンダーで用が足りてます。

もうこんな季節かぁぁ…

本日のオケ練習。
本番近くなり、弦が突然ふだんの倍ほどの人数になり、音がモワモワして戸惑う。
共演予定のソリストは初来日とのこと。
『ドイツ語かポーランド語しかしゃべれません』て…
そして、こちらの演奏で日本のアマオケ水準が印象づけられるとなると、責任重大ですね。
どんな演奏を聴かせてもらえるか楽しみです♪

今週は、人前で一時間ほどしゃべらにゃぁならず。気が重い…
チャッチャと片づけよー

先日休みをとったころから、お腹がハゲしく壊れっぱなし…
くしゃみ・鼻水少々、めまい有り、熱無し、食欲有り…
カゼだかなんだかよくわからず。
何か変なもの食った??

ネタがないので近況報告でした。

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【論】Irizarry,2003,Summaries of Affymetrix GeneChip~

2006年10月28日 22時22分19秒 | 論文記録
Rafael A. Irizarry, Benjamin M. Bolstad, Francois Collin, Leslie M. Cope, Bridget Hobbs and Terence P. Speed
Summaries of Affymetrix GeneChip probe level data
Nucleic Acids Research. Vol.31, No.4 e15(2003)
[PDF][Web Site]

・発現量を示す画像データから数値データを算出する手法について。MAS5.0, dChip, RMAの性能比較。
・評価指標
(i) the precision of the measures of expression, as estimated by standard deviations across replicate chips
(ii) the consistency of fold change estimates based on widely differing concentrations of target mRNA hybridized to the chip
(iii) the specificity and sensitivity of the measures' ability to detect differential expression, presented in terms of receiver operating charasteristic (ROC) curves

・問題点「To define a measure of expression representing the amount of the corresponding mRNA species it is necessary to summarize probe intensities for each probe set.
・問題点「There is no gold standard to compare and test summaries of probe level data.
・結果「This assessment demonstrated that RMA provides more consistent estimates of fold change.
・結果「In this comparison, dChip performed almost as well as RMA and singnificantly better than MAS5.0. This assessment demonstrated that using RMA provides higher specificity and sensitivity when using fold change analysis to detect differential expression.
・まとめ「Specifically we found that: (i) RMA has better precision; in particular, for lower expression values we found that RMA provides a greater than 5-fold reduction of the within-replicate variance as compared to dChip and MAS5.0; (ii) RMA provided more consistent estimates of fold change; (iii) RMA provided higher specificity when using fold change analysis to detect differential expression.
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【本】うるさい日本の私

2006年10月27日 17時52分55秒 | 読書記録2006
うるさい日本の私, 中島義道, 新潮文庫 な-33-1, 1999年
・前出、『じぶん・この不思議な存在』に続き、今年二冊めのド真ん中ストライク。きたよきたよ。
・怒っています。とにかく怒っています。こういう人物が奇人とか変人などとして後世まで語り継がれるのでしょうか。本業は哲学者である著者の、日本に満ち溢れる騒音との戦闘記録。騒音の原因の糸をたぐっていくと、『日本人とは?』という大きな問題が立ちはだかる。戦闘8割・考察2割ほどの配合。
・書き出しが「私は病気である。」とあるように、他人が気にならないものが気になってしょうがなくて、日常生活にまで支障をきたすとなると、体(脳?)の一部の働きがうまく機能してないのではないかと思えてきます。その辺の生理的・病理的考察はまったく無し。
・「日本のスピーカー地獄と戦っているうちに、私はその独特の残酷な構造がよく見えるようになった。現代日本のように、表面的な平等化が進み、飢えも暴動もないところでは、みんな「小さな差異」に敏感になり、「正常値のうちの下限にいる人々」は、ますます救われない。これは、ほんとうにたいへんなことである。」p.8
・「第一に気がつくことは、私たちの身の周りには実効を直接期待しない、たんなる希望的理念の表明に終わってしまっている細かな規則があまりにも多い、という事実である。」p.18
・「私は「車内への危険物のもち込みはご遠慮ください」という放送を流すことは、「車内で人を殺すことはご遠慮ください」という放送を流すのに劣らず馬鹿げていると思うが、これがマジョリティには伝わらないのである。」p.23
・「私の友人である杉田聡さんが、車に年間一万人前後の人が殺されている現状を直視し、大手車会社に対して「環境を汚染し、他人の健康に害を与えないように、自動車の使いすぎは控えましょう」という警告文を今後生産されるあらゆる車体に書き込むよう提案した。」p.23
・「デパートや新幹線の中、海水浴場や霊園においてさえ「盗難にご注意ください」という放送は入るが、けっして、「人の物を盗まないで下さい」という放送は入らないことに気づいてもらいたい」p.25
・「不快を解消するには――その理由を考察するのではなく――あくまでも実践しなければならない。」p.25
・「大学には音響学の大家たちがたくさんいる。社会学や教育学や心理学の専門家もいる。彼らはみなこのバスを利用している。なのに、だれも「気がつかない」のだ。」p.31
・「私は、銀行には抗議するがパチンコ屋には抗議しない。JR東日本にはぶつかってゆくが、暴走族には体当たりしない。」p.35
・「これらの放送は必要ないばかりではありません。積極的に有害だと私は申し上げたいのです。なぜか。あくまでも自分の判断にもとづき自分の責任でことをなすという人々の自立精神を阻害するから、言いかえれば人々の甘えの構造を助長するからです。」p.44
・「こういうときのためにと刷っておいた「静穏権確立をめざす市民の会 代表 中島義道」(じつは会員は私一人だけ)という名刺をさし出し、」p.52
・「であるから、こうした携帯電話に怒り狂う人々でも、権力を背景とした車掌のエンエンと続く大音響のアナウンスには抗議しないのだ。(中略)「エスカレーターをご利用のさいは……」という放送になんの抵抗もない人でも、もし私が前にいる人に「もしもし、エスカレーターをご利用のさいは……」と同じ内容を言ったら、ほとんど気違いあつかいされるであろう。商店街を包み込む大音響のBGMと同じ曲を同じ音量で私がかけていたら、たちまち常識違反とどなられるであろう。」p.60
・「つまり「お忘れ物のないよう」とか「お気をつけて」とかの言葉は、文字どおりの意味は希薄であり、むしろ客への配慮を表わす意図のほうが強いであろう。」p.78
・「JRがわがままで、無責任で、怠惰で、鈍感なお客に対して毅然とした態度で応じる以外「解決」はないと思う。」p.105
・「ある銀行の案内係の老人がソッと私に耳打ちしてくれた。 ――じつは、お客さまの要望はあの大学ノートに書いてもらっており、一年間に数冊にもなるのですが、支店長はそれを読みもせずに年度末にはみな捨ててしまうのです。」p.131
・「確実にお客が集まるからこそ、けたたましい音を発しているのである。」p.133
・「ご推察どおり、選挙の季節は日本を脱出したくなる。(中略)鈴木弘子都議会議員候補は「環境、環境を考えているスズキ・ヒロコ、環境問題のスズキ・ヒロコ……」とガナリたてるものだから、(中略)幸い鈴木弘子も上田哲もみごと落選。その結果を知ったときは、たいへん幸せであった。」p.137
・「つまり、日本人がくつろぐところにはすべてテレビという名の拷問器具が置いてあるのだ。この国では、テレビを見たくない人はいちゃいけないのだろうか?」p.141
・「私も何度、家族、友人、知人から「あんた(おまえ・きみ・あなた)がいちばんうるさい!」と言われつづけてきたことか。」p.147
・「新宿駅西口で「関西大震災のボランティアに……」と叫んでいた人もそうであるが、自分たちは世のため人のために正しいことをしていると確信している「正義派」は、絶望的に頭が硬い。」p.153
・「埼玉県滑川町でチェンバロを作成している「同志」の横田誠三さんは、この暴力に立ち向かい、孤軍奮闘している。」p.156 話に出ているのは、先日ニュースで紹介されていた、台風で倒れた北大のポプラ並木でチェンバロを作成した方のようです。
・「つまり「優しい」人とは、――他人に優しくしようと全力をつくそうとする人ではなくて――優しくない他人によって自分が傷つくことを全身で恐れる人であり、むしろこちらを第一原理とする人なのである。」p.169
・「私の仮説のアウトラインはこうだ。古来日本人はさまざまな音に対して寛容であった。(中略)つまり、日本人は自然のさまざまな音を排除せずにそれを取り込んで、そこにさまざまなサインを聞き分けて生きてきた。(中略)人工音が増えるにしたがって、そのままそうした音に対しても寛容な態度をかたちづくることになる。(中略)言いかえれば、古来日本人は無音と言う意味での静寂は望んでいなかったのだ。」p.181
・「われわれは、他人の苦しみがわかるゆえに他人を意図的に苦しめることができるたぶん地上で唯一の動物である。」p.193
・「おわかりのように、「自分がされたくないことは人にするな」というこのルールは社会をあらたに改革してゆこう、意識を改革してゆこうというときにはまったく役立たない。というより最大の障害として立ちはだかる。」p.198
・「すべてパブリックな「音」にはことごとく寛容であり、いっこうにうるさいとは感じない。しかし、私人が発するヘッドフォンや携帯電話に対してはひどく不寛容でいきりたつのだ。そこに公私を選択する針が不思議なほど敏感に働いており、しかもそれに気づいていないのである。」p.206
・「「音漬け社会」を解体するには何が必要か? 答えは、さしあたりきわめて単純のように思われる。それは、「察する」ことを縮小し、「語る」ことを拡大することである。」p.222
・「彼女たちは「他人の思惑を考えて」自分だけの判断で返答することができなかったのである。彼女の逡巡には、われわれ日本人が千年以上かかってつちかってきた「美徳」が根を張っているのだ。」p.224
・「とすると、「何でも質問しなさい」という言葉がじつは大ウソであることを子どもたちは次第に全身で見抜いてゆく。そして、子どもたちは知らず知らずのうちに、むしら「語らないほうが得」であることを学んでゆくのである。」p.227
・「一般的に、そしてとくに教室においては「私は~が嫌だ」「僕は~したくない」という個人の声を封じてはならない。すべて「言わせて」から、正面から反論するべきである。」p.229
・「降りるときには「降ります、通してください」と「言えば」いいし、扉の前に立っている人には「扉の前に立たないでください」と「言えば」いいし、ヘッドフォンのシャカシャカがうるさければ「もう少し音を小さくしてください」と「言えば」いい。私はすべて実行しているが、(中略)ほぼいつも聞いてくれる。」p.237
・「われわれは「言われる」ことにもっと馴れなければならない。「言われた」こと自体にではなく「言われた」内容に向けて反論することを学ばねばならない。」p.240
・「いじめられ遺書を残して死んでいった子どもたちに向かって多くの大人は叫ぶ。「なぜ、そこまで我慢したのだろうか? なぜ『いやだ!』と言わなかったのだろうか?」と。鈍感にもほどがある! あなた方が「語らせなかった」のだ。「いやだ」と言わせなかったのだ。「いやだ」と言うことすらできないように教育したのだ。いつもいつも「他人の思惑を考えよ」「思いやりをもて」「他人に優しくせよ」という美辞麗句で子どもをがんじがらめに縛り、「いやだ!」と叫ばせる能力を奪ったのだ。「他人を傷つけても、自分の名誉を守らねばならない」ことがあること、「他人に対する思いやりを捨てても自分の命を救わねばならない」ことがあることを教えなかったのだ!  「いじめ」問題が困難をきわめるのは、その解決がわれわれ日本人の規範意識・美意識と正面からぶつからねばならないからなのだ。つまり、「いじめ」とは日本人の美徳に反するものではなく、正反対に「優しさ」や「思いやり」や「耐えること」という日本人の美徳それ自体がつくりだしたものなのである。」p.242
・「まさに、「察する」美学から「語る」美学への転換は、日本古来の礼儀や美徳をかなぐり捨てることなのだ。」p.251
・「最後にスローガンを。あまり他人に「思いやり」をもたないようにしよう。あまり他人から「優しさ」を期待しないようにしよう。何ごとにつけ「察し」が悪くなろう。そして、その代わり言葉を尽くして語りつづけよう!」p.251
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祝☆ブログ開設一周年!

2006年10月26日 19時26分50秒 | 日記2005-10
本日でブログを開設してから一周年となりました。
感じるのはただ一言。 よく続いたなぁ~~

はじめの方の記事はもう既に、自分の中では懐かしいものになっていますね。
開設当初は2~3日に一本ぐらいのペースで記事書けば・・・と思っていたのに、最近では『途切れぬよう毎日更新!』と、ネタ収集に必死です。ブログ更新がすっかり生活の一部となってしまいました。

たいして面白い記事があるわけでもなく、わざわざ見に来てくださる方のことを思うと心苦しく思います。かといって、特にご意見・ご要望を受け付けているわけでもなく、、、これからもマイペースなんだろうなぁ。

あくまでも、『自分のために』
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かぜひいた

2006年10月25日 21時25分13秒 | 日記2005-10
かぜひきました。
というよりも、一ヶ月以上前からずっと体調おかしかったので、
ついに、かぜで動けなくなりました。
と言った方が正確か。
半端に動けるので、撮りためてた映画2本見て、本1冊読みました。
ひさしぶりのひきこもり休暇を満喫。
空白の一日。
明日にはしわよせが…
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【論】Workman,2002,A new non-linear normalization ~

2006年10月24日 20時04分42秒 | 論文記録
Christopher Workman, Lars Juhl Jensen, Hanne Jarmer, Randy Berka, Laurent Gautier, Henrik Bjørn Nielser, Hans-Henrik Saxild, Claus Nielsen, Søren Brunak and Steen Knudsen
A new non-linear normalization method for reducing variability in DNA microarray experiments
Genome Biology 2002, 3:research0048.1-0048.16
[PDF][Web Site]

・マイクロアレイデータの新しい正規化の方法を提案する。
・実験対象のマイクロアレイをcDNAかGeneChipのどちらかに限定する場合が多いが、この論文では『両方に使えます』というのがウリ。
・データ
1.HIV-infected T-cells, 6サンプル, GeneChip
2.B.subtilis, 6サンプル, cDNA
・正規化法
1.Lowess(robust local-linear regression)
2.Invariant set
3.Qspline:提案法, R+Bioconductorに実装
4.Spatial
ほか

・結果「The applications of these methods to oligonucleotide arrays reduced the relative error between replicates by 5-10% compared with a standard global normalization method. Application to cDNA arrays showed improvements over the standard method and over Cy3-Cy5 normalization based on dye-swap replication.
・問題点「Much of the literature addressing microarray normalization concerns cDNA array data, whereas only a few examples can be found for oligonucleotide arrays.
・概要「Here we review microarray normalization techniques, present the qspline method and show its application to Affymetrix oligonucleotide arrays of human T-cell cultures and cDNA arrays of Bacillus subtilis and Arabidopsis thaliana.
・目的「The goal of signal-dependent normalization is to make signal distributions comparable across the intensity range.
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【演】苫小牧市民管弦楽団 第26回定期演奏会

2006年10月23日 22時16分00秒 | 演奏記録
苫小牧市民文化芸術振興助成事業
苫小牧の杜に響く歌劇とオーケストラの夕べ
苫小牧市民管弦楽団 第26回定期演奏会
2006.10.22(日)16:00開演, 苫小牧市民会館 大ホール, 入場料1000円
指揮 出雲路英淳・鈴木知己(※シューベルト), パート 1st Violin

ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番
シューベルト/交響曲第7(8)番「未完成」
モーツァルト/オペラハイライツ
 ソプラノ/栗原睦子・畠山洋子 バリトン/清水邦典
歌劇「フィガロの結婚」より
1 序曲
2 二重唱
3 ケルビーノのアリエッタ[恋とはどんなものかしら]
4 アリア[もう飛ぶまいぞ、この蝶々]
5 手紙の二重唱
歌劇「ドン・ジョバンニ」より
6 アリア[カタログの歌]
7 ツェルリーナのアリア[薬屋の歌]
8 ドンナアンナのアリア
歌劇「魔笛」より
9 パパゲーノのアリア[鳥刺しの歌]
10 パパゲーノと女王の娘パミーナの二重唱
11 僧侶の行進
12 パパパの二重唱
アンコール1 歌劇「フィガロの結婚」より No.13 Tezetto(三重唱)
アンコール2 歌劇「フィガロの結婚」より 序曲

・プログラムの演奏歴を見ると、私が苫オケに初参加したのは1996年の定演で、それからまるまる10年経ち今回で11回目でした。当時よちよち歩きだった子がバイオリンをはじめてメキメキうまくなって中学生になり、今回苫小牧にエキストラデビュー。。。すさまじい時間の流れを感じます。
・モーツァルトイヤー(ゲンナリ)の特別企画ということで、プログラム後半はオペラハイライトと題して三大オペラから抜粋した曲を演奏しました。
・写真はステージ設営前の誰もいない貸切状態で、ベートーベンのコンチェルト(ロマンスだったか?)を一人弾く、Sさんです。でかいホールで一人で弾くのは気持ちいいですよね♪
・レオノーレ:直前の千歳演奏会で弾いてたのに加えて、Prestoも普通に弾ける安全運転だったので余裕がありました。
・ミカン星:ゴメンナサイ。正直言ってこの曲嫌いです。車載のCDでかかると飛ばすくらい嫌いです。暗い!長い!スカッとしない!の三重苦。もし全楽章が完成していたら、どんだけ弾くのがキツイ曲になっていたかと思うと恐ろしい。でも、グレートよりはマシですかねぇ。 使用楽譜がベーレンライタ版なので従来版(ブラームス版?)とは違う演奏を!とのことで、なのかどうかその因果関係ははっきりしませんが、1楽章の刻みがあんなに前のめりだったのは初めてです。Cello&Bassの開始第1音がビターっっとこれだけそろうのは珍しい!ってぐらいキレイでした。これだけ合えば2音以降はどうでもいいや。(よくないよくない) 2楽章では1stVnの見せ場で#を落とす、やってはいけないミスを。 リハで注意されていたが、譜めくり音がやっぱり気になった。紙の材質がどうにかならないものか。
・ここまででほとんど体力を使い果たす。
・オペラハイライト:通常演奏会でこれだけ多くのオペラ曲を弾くのは初めてです。歌手との合わせ練習では、「もうちょっと早く?遅く??」などとテンポを定めるのがなかなか大変でした。 使用のパート譜はすべて今回のために手書きで作ったものです。しかも一人で。分量的に交響曲一曲分以上あるのではなかろうかというほどですが、その労力には頭が下がります。あんなにきちんとした読みやすい楽譜を本当にありがとうございます。 『歌に字幕をつけたら?』と思いましたが、プログラムの方に一曲一曲かなり詳しい対訳と解説を載せることで対応していました。このプログラムは力作。
・ドンナアンナのアリア:この曲は歌い手さんには有名かもしれませんが、今回初めて知りました。今回の中で一番のお気に入り。かつ一番やばかった。出だしで指揮者とオケの意識が1拍ずれてたような気がしますが、あれは何だったんだ・・・。
・僧侶の行進:オケのみの間奏曲。これもいい曲だと思いました。
・アンコール フィガロ序曲:毎年恒例の団長挨拶(推定10分超)の後、フィガロの序曲を再演奏。もっとテンポ早くなるかと思ったけれど、やっぱり安全運転にて終了。
・客数900弱:余ったプログラムの数からの推計。よく入った。
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【本】ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

2006年10月22日 21時49分50秒 | 読書記録2006
ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本, 向山淳子 向山貴彦 絵=たかしまてつを, 幻冬舎, 2001年 [Web Site]
・かわいい(?)猫が目印の英語の本。英語を使えるようになる(身に付ける)ための指針をまとめたもの。『とにかく英文を読むこと!』、『読むためには最低限の文法の知識と、文章構造を見抜く力さえあれば大丈夫!』というのが主な主張。SVOCを『役者』、『矢印』、『付録』、『化粧品』などと言いかえて、文法をやさしく解説しています。当然のことながら受験勉強や英検のための本とは全く別の路線です。
・個人的には少し物足りない内容ですが、『読めば大丈夫!』という言葉は励みになります。ホンマカイナ?ちょっと疑わしい気もしないでもない。
・「留学すれば誰でも英語ぐらい憶えるというのは迷信です。柔軟な子供の脳ならともかく、ひとつの文化や言語で固まった大人は、ただ英語の世界に入るだけでは英語をマスターすることはできません。」p.4
・「成人した大人が外国語を憶えるには、ある程度の文法の知識がどうしても必要であることを、その時思い知らされました。」p.5
・「言語を学ぶ魔法の手段はありません。でも、言語自体は魔法です。時間も距離も越え、人と人をつなぐ人類最大の発明品です。」p.9
・「とにかく読み続け、吸収して、「無意識の記憶」を増やし続けること――それだけが英語の勉強法です。「読む」ことだけをしていれば、「聞く」「書く」「話す」ということは自然についてきます。」p.15
・「日本では中学、高校と六年間にわたって英語を勉強する間、ほとんどの学生は一冊の英語の本も読み終わりません。極端な場合は大学の四年間――しかも、英米文学科での四年間――を含めても、一冊も英語の本を読了しない可能性さえあります。」p.17
・「Q 何冊ぐらい本を読めば、英語ができるようになりますか?
A : 人が呆れるほど読めば、人が呆れるほど英語ができるようになります。ちょっと感心するぐらい読めば、ちょっと感心するぐらい英語ができるようになります。
」p.40
・「そこには誰もいなかったわけですが、英語はどうしても主役が必要なので、そこで「no one」、つまり「いない人」の登場です。「そこにはいない人がいました」という実におもしろい言い回しで、誰もいないことを表現しています。」p.97
・「日本人が英語を読んだり聞いたりする上で、微妙なニュアンスが分からないと悩む大きな原因は、これら「特別な化粧品(冠詞)」と「接着剤(前置詞)」が含んでいる深い意味合いを、単純な日本語の一単語として訳そうとするためです。」p.140
・「a と the を単語に付けるというのは、その単語にスポットライトをどう当てるかによく似ています。」p.142
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