ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

▲閉店【食】回転ずし ぱれーど [和食@伊達]

2009年03月31日 22時03分56秒 | 外食記録2009
▲閉店 しばらく休業状態だったところ、先日ついにラーメン店に改装されていました [2011.5.31記]
回転ずし ぱれーど [和食@伊達][Yahoo!グルメ]
2009.3.3(火)11:40入店(初)
注文 寿司いろいろ

 
・伊達の室蘭寄りの街外れ、国道37号線沿いにポツンと建つお店。かなり昔(十年以上?)から気になっていましたが、今回ようやくの初訪問です。『回転寿司』という食事形態があまり好きではないので、自身、これまで入ったことは五度も無いほどです。そんなわけで数年振りの回転寿司。
  
・経費節減のためか室内照明を切ってあり、少々薄暗い店内はカウンター、ボックス席合わせて約20席。また店内には『ぶた八』(豚丼店)の暖簾のかかった階段がついていましたが、営業しているのかどうかは不明で、自分のいる間には二階へ上がるお客さんは見かけませんでした。

・一応寿司の乗るベルトコンベアー(?)は稼動していますが、寿司は流れておらず、自分の食べたいネタを職人さんに注文する通常の寿司店と変わらないシステムです。職人さんの包丁さばきを後ろから覗いて興味津々。
 
・たこ(126円):まずは様子見でたこを注文。身は細長~い切り方です。味は可もなく不可もなく。
 
・あぶりマヨサーモン(252円):目の前のメニューには無く、壁に貼ってあった紙を見て注文。炙ったサーモン、マヨネーズ、ご飯と醤油のコンビネーションが絶妙です。サーモン好きの私としてはこれだけを食べれば満足。
 
・さば(126円):見てくれはあまりよくありませんが、味は美味しいシメサバ。
 
・カニマヨ(126円):店の主が店の奥に声をかけ、間もなく裏の調理場から皿が現れました。これは余計な一皿だったかも。
 
・活ほたて(252円):これでもかというくらい、ぷりっぷり。
 
・ボタンエビ(252円):「エビは嫌い? エビ食べないかい??」とやたらとオススメされたので、そこまで言うならと注文。想像を超える身の厚さと味の濃厚さ。エビってこんなに美味しかったんだ~
 
・中トロ(300円):通常は一皿二個ですが、切れっぱしをオマケで一個つけてくれました。多少、水っぽさを感じますが、舌の上でサラリと溶けてしまう刺身の感触に唸ってしまいました。
 
・大トロ(450円):口に入れて、心の中で絶叫。「うわー! すごーーい!!」 目を開けていると田舎のさびれた飲食店ですが、目を閉じると高級料亭にいる気分。このトロけ具合と口の中に広がる旨味はまさに絶品。自然の恵みに感謝。
 
・生うに(400円):「オススメ!」と書かれた宣伝のお皿が何度も流れてきたので、ならばと注文。頼まない方が良かったです。やはり今は季節ではないらしい。
・久々の(回転)寿司だったのでペースが分からず、完全に食べ過ぎてしまいました。季節によっても変わるでしょうが、ぴかりん的オススメは、大トロ、あぶりマヨサーモン、ボタンエビの三点です。
・他の客も数組訪れていましたが、いずれも顔なじみのおじさん、おばさんで、始めから食べるものは決まっているらしく、お気に入りの三つ四つを一遍に注文してパパッと食べて10分もかけずに去ってゆくというパターンでした。まさに『ジャパニーズ・ファーストフード』。

  
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【写】支笏湖(千歳)

2009年03月31日 08時01分00秒 | 撮影記録2008
●支笏湖(千歳)撮影日 2008.12.29(月) [Yahoo!地図][HomePage]
 
・支笏湖の水際を走る道路の途中にある駐車場にて。
 
・今回から、新たに購入したデジカメ『CANON EOS 50D + EF-S18-200mm』の登場です。真新しいカメラを手に、何でもいいから撮りたくてウキウキ♪
   
・太陽が雲間から顔を覗かせたり、引っ込んだりの天気。
 
・苫小牧~千歳方面から札幌に抜ける道路です。
 
・湖ぎわの山々。はるか向こうには樽前山が。
 
・水際のアップ。
 
・キラキラ光る水面。

・右手に見えるポロピナイ休憩所。

・駐車場を振り返る。

・カメラが変わったからといって、突然画が変わるということもなく。ボチボチ慣れていきたいと思います。
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【食】ラ・フランス亭 [洋食@札幌]

2009年03月30日 22時02分10秒 | 外食記録2009
ラ・フランス亭 (La France Tei)[洋食@札幌][HomePage][食べログ]
2009.3.1(日)17:50入店(初)
注文 10周年記念スペシャル感謝ディナーフルコース 5000円

・ホワイトデー企画第二弾。B様とフレンチディナーの巻。
 
・札幌の清田を走る羊が丘通沿い、緩いカーブと坂道の途中にあります。『レスポアール』という結婚式を取り扱う店舗に併設されたレストランです。
 
・落ち着いた雰囲気の店内はイス席が5卓。
  
・予約時に、「現在 "感謝ディナー" なるものをやっていて通常1万円のコースを5千円で提供しておりオススメです」とのことで、そちらを注文。1万円のコースなど食べた記憶が無いので、どんな料理が出てくるか非常に楽しみでした。
  
・エンダイブとサラダほうれん草 ホタテのソテー ミモザ風:生のホタテかと思ったら軽く、よい塩梅に火が通してありました。
   
・フォアグラのポワレ 玉ねぎのキッシュ トリュフソース:キッシュの上にフォアグラがどどーん! と乗っています。こんなフォアグラの塊を目にするのははじめてかも。熱々のキッシュと一緒に口へ放り込むと、もう言葉が出なくなります。ただただ感動。
   
・道産ガニとブロッコリーのテリーヌ 山菜と春野菜:彩りが美しい一皿。ジュラシックパークに出てくるジャングルに覆われた小島を連想(?)。色とりどりの食材とソースを口に入れるたびに異なる味わいが広がり、「次はどんな味だろう?」と楽しめます。
 
・自家製パンとバター。
・レストランには一番乗りでしたが、いくらも経たないうちに店内は満席に。
 
・おすすめポタージュ:薄緑色の豆のポタージュ。
 
・白身魚のバブールと赤ワインソース 小松菜とヌードルのクリーム仕立て
  
・十勝牛フィレ肉のビーフステーキ ジャガイモのガレットきのこ添え:見た目が似たようなステーキはこれまでいくつも食べてきましたが、火の通し方や肉の旨みの点でどれもピンと来ず、「まぁ、こんなものか」と思いつつ口にしてきました。しかし、ここへ来てようやく「食べたかったのはこれだ!」というステーキに遭遇。幸せ。
  
・デザート:アイスクリームとケーキ。どんなすごいデザートが出てくるかと思いきや、意外と控えめ。
 
・コーヒー。かわいらしい食器。
 
・お茶菓子。バターの風味のきいた、どこかで食べたことのある味。
・「これぞフランス料理」という素晴らしい料理を堪能できて大満足。前出の『ミクニ サッポロ』の記事では「料理に対する『驚き』が減りつつあります」などとボヤきましたが、全く気のせいでした。と、いうわけで、2009年【外食記録】また食べに行きたい店 総合部門 暫定第一位! こちらの店が今後の評価の軸となります。

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【鉄】JR南千歳駅(千歳)

2009年03月29日 22時23分05秒 | 鉄道記録
●JR南千歳駅(千歳)撮影日 2008.12.23(火) [Yahoo!地図]
・千歳アウトレットモール・レラでの演奏会の合間に付近を散歩。
 
・こちらはJR南千歳駅(旧千歳空港駅)の、かつて千歳空港に接続していた通路です。新たな空港が出来たため、現在通路は撤去され国道をまたぐ部分だけが残されています。今では新空港下に千歳空港駅ができて便利ですが、当時は重い荷物を抱えて空港まで1km近く、この通路を歩かなくてはなりませんでした。子どもの頃に何度か通ったことがあり、昔を思い出して懐かしい気持ちに。
 
・通路の下を通る国道36号線。

・通路を振り返る。

・通路の突き当たりに、下へ降りる階段がついています。
 
・階段と途中の窓からの空港の眺め。
 
・通路の外観。

・旧千歳空港。
 
・階段を引き帰す。

・通路を通って駅へ。途中、チョロチョロと走り去るネズミを見かけました。やはり通路の方が温かいのでしょうか。
 
・改札口前を越えて向こう側へ出ると、一転、近代的な通路になります。レラの開業に合わせて作り直したもののようです。
 
・通路からの眺め。
 
・階段を降りてホールに出る。
 
・駅舎外観。
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今週の細々したこと 2009.3.22(日)~3.28(土)

2009年03月28日 22時11分47秒 | 日記2005-10
皆様こんばんは。"食べ歩き" でも博士を狙うぴかりんです。

●3/22(日)

●3/23(月)
・卒業 ~ ぴかりん博士誕生
 例年この季節はコート無しでも平気なくらいの陽気ですが、今年の天候は時折雪もチラつく寒空。卒業証書(学位記)の授与は、学部生の場合は学科の代表が壇上で受け取りますが、博士ともなると一名ずつその名を呼ばれ登壇します。だんだん自分の番が迫ってくるとどんどん緊張が高まる。そしてついに私の番になり、「ハイ!!!」と卒業生と父兄を合わせて千人は入っている体育館全体に響くように返事。「いい "返事" だった」、「まともに "返事" をしてたのはぴかりんさんだけ」等のコメントを出席していた方々から頂きました。してやったり。中央通路へまっすぐ歩いて90°回転 → 壇へ上る → 左の来賓席へ一礼 → 右の役付教授陣に一礼 → 正面の学長に一礼 → 学位記を受け取り学長とガッチリ握手(ニヤリ) → 学長に一礼 → 右一礼 → 左一礼 → 座席へ。緊張して何をどう振舞っていたかまるで覚えていません。当初はオケにBGMを弾いてもらおうかと計画していましたが、準備の暇が無く断念。しかし、やらない方が正解の雰囲気でした。式後は列席していた母親と親戚の伯母を連れて『香庵』で昼食(『ちゅーな』に行こうと思ったら残念ながら定休日)。おそらくは人生最後の卒業式を無事終了。七年もかかると、もっと、こう、何かこみ上げてくるものがあるかと思いきや、いつも通りで何の感慨もありませんでした。かくして、『ぴかりん博士』の誕生です。全く実感ありませんが。
FAQ:「教授になるの?」「職場移るの?」等の質問をよく受けますが、仕事的には場所も職種も何にも変わりませんので悪しからず。

【演】室蘭工業大学学位記授与式@工大オケ
 オーケストラでのチェロデビュー。卒業生入退場BGM・学歌を演奏。今年度の団員の卒業生は計10名(あってる?)。卒業生でもあるのでオケ席と卒業生席(最前列)を行ったり来たり。最前列からのオケの眺めは非常に新鮮でした。演奏の方は全体的にどうも音量が出ず元気のない音。特にVnを鍛えねば。(詳細後日)  式後はオケメンバーで集合写真撮影。ものの見事にピンボケでガックリ。また、演奏に参加せず卒業生席にいた結果、写真に入れなかった卒業生がいたので、事前連絡をしっかりとするべきでした。写真はリモコンシャッターが上手く作動せず、タイミングが外れてずっこけた図。さて、ぴかりんはどれでしょう??(ヒント:一番うれしそう)

・耄碌
 100円ショップにて、買う予定の品物三点のうち一点を何だったか忘れ、売り場にて悶絶。正解は『カバン(楽器ケース)用の肩ヒモ』でした。

●3/24(火)
・四捨五入
 「四捨五入すると四十だ……」、平均年齢まで生きるとして人生の約半分を通過しているにもかかわらず未だに結婚もしてないし……、より "死" に近づいたことを自覚し、今までに感じたことのない恐怖を感じ、目が覚める。

・プレゼンテーション
 日頃の仕事の成果を同僚の前で発表する発表会の当番が数年毎に回ってくるのですが、今年は私の番。論文を終えて気の抜けたところで全く準備に手がつかず。当日の朝に全てを賭けて、早起きして職場に行ったところ、大事な資料を自宅に忘れて二往復する羽目に。全くついてない。なんとかパワーポイントをでっちあげたところで時間切れで、発表の原稿を作る暇は無くそのまま本番へ。自分の番を待つ間は不安でいっぱいでしたが、自分の発表が始まってみると口が勝手に動きます。制限時間の20分を1分くらいオーバーする程度で、程よい長さで発表終了。ひと山越えた。

【酔】仕事成果発表会(仮称)打ち上げ@職場
・学食二階レストランにて18時開始。参加20名ほど。
・ビールは『サッポロ・クラシック』。コンサ狂の某氏による銘柄指定。瓶一本につき一円、コンサドーレに寄付金が入るのだそうです(期間限定)。用意された20本はきれいに無くなりました。たいてい人数分の本数を用意しておけば足りるものですが、皆さんよく呑みます。
・なぜだか私の発表がインパクトがあったらしく、発表について方々から様々なツッコミをうける。そこから話の流れは学生さんの基礎学力低下、"工学的常識" を植え付けるにはどうしたらよいかという各職場で抱える悩みについて。
・「ぴかりんの車、室蘭で一台だけでしょ!?」 たまに写真の片隅に写るあの赤い車ですが、言われてみれば、同車種の同色は近所でお目にかかったことがありません。同車種をたま~に見かける程度です。また、「よく走ってるの見かけるぞ(ニヤリ)」とも。やはり目立つ色なので目に付くようです。市内だけでなく市外でも目撃されているらしく……怖い怖い。
・宴もそろそろ終わりかというときに幹事氏がササッとこちらへ来たかと思うと、「〆の乾杯の音頭よろしくね~」  な、なんで私が!? 「だって博士とったし、この場の最年少だし、 頼んだぞ! "博士様"!!」  エエエ~!? そんなにオイシイ役回り、私がやってよいのでしょうか。というわけで、学位取得への同僚たちの協力への礼と発表資料原稿提出の遅れについての詫びを述べ、職場の益々の発展を祈念して乾杯し、その場はお開きに。

●3/25(水)
・寒い
 もうすぐ4月だというのに、北海道としても異例の寒さ。

【練】あけおめ@苫オケ
 なんと今年初の苫オケ練習参加。皆様おひさしぶりです。管楽器の参加は総計四名と練習場は少々寂しい眺め。前半はモーツァルトのクラコン。初めて弾くが、左指的に意外とムズかしい(Vn1)。代吹きのクラはいつでも代役OKなほどバッチリでした。後半は『フィンランディア』。個人的には弾くのが嫌な曲の三指に入る曲です。特にその前段部分が、石造りの洗濯板の上に正座をさせられて膝の上に漬物石を乗せられるかのような重苦しさ。お遊び気分ではとても弾けないはずの曲なのに、弦楽器はラクで金管がハデなせいか、アマオケではよく取り上げられる曲です。魂抜かれる気分です。休憩時間にS氏より、「先日ブログ記事に載っていた美唄の旧岡田春夫邸のすぐそばがオレの生家だよ!」と言われビックリ。

●3/26(木)
・定額給付金申請書投函
 書類の注意書き『定額給付金について』を以下に。
 

・財布の肥やし
 近所のスーパーで買い物の際ふと思い立って食品売り場のレジのお姉さんに尋ねてみると、商品券が使えるとのことで、これを消費。「どこかで使おう」と思い長いこと財布の肥やしになっていた商品券が無くなってスッキリ。この調子で図書カードも片付けたい。

・『ドムドムバーガー』
 どういう連想でか、『ドムドムバーガー』の文字とテーマソング(?)が頭に浮かび、一気に懐かしい感情が押し寄せる。おそらくは人生で初めて口にしたハンバーガーがドムドム。最近すっかり見かけなくなりましたがまだ在るのでしょうか。無性に食べたくなって調べてみると、苫小牧駅前のは無くなってしまったようですが、初めて食べた新札幌サンピアザの店舗はまだ残っているらしい。近日中にブログに登場するかも。
★ドムドムハンバーガー
http://www.orangefoodcourt.co.jp/domdom/dom_index.html

●3/27(金)
【練】難曲「カルメン」@工大オケ
 工大オケ合奏日。新入生歓迎コンサートの練習。曲は「カルメン」よりアラゴネーズと闘牛士の歌(トレアドール)、「トトロ」組曲より「風の通り道」。既にもう当然のようにチェロを弾く。「カルメン」のチェロの譜面を初めて見たが、「こんなに難しいことやってたの!?」という難易度。バイオリンも決して易しくはありませんが、びっくりしてしまいました。これはヤバイ。今年の新入生には「あの人、おじさん(ベテラン)なのに随分ヘタだなぁ……」とか思われそう。写真は「ついに新刊が!?」と思って撮ったけど、実は去年のものだった『週刊オケ』。

●3/28(土)
・咳
 かれこれ三週間ほど咳が抜けない。なかなかしぶとい。いきなり血など吐きませんように。

・本日の実家のツマミ
 手前より、刺身、チンゲンサイ・ザーサイ・鶏肉の煮物、ポテトサラダ・キュウリ浅漬けの生ハム巻き。

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【食】そば椛 [和食@札幌]

2009年03月27日 22時06分45秒 | 外食記録2009
そば椛(そばもみじ)[和食@札幌][Yahoo!グルメ]
2009.3.1(日)13:45入店(初)
注文 かしわうどん 580円

 
・札幌の地下鉄東西線発寒南駅のある大きな交差点から200メートルほど西野(山)側に進むとあるお店。店の裏手に駐車場が数台分あり。手早くサラッと食べられる店はないかと周辺をしばらくウロウロして見つけました。
 
・店内はイス席3卓と座敷に2卓。大衆的な落着く空間。

・かけそば480円から天ぷらそば730円と低めの価格設定。こちらはそばがメインのようですが、うどんの気分だったのでうどんを注文。
 
・特に何の変哲もない、どこにでもあるような温かいうどんです。具は鶏肉と長ネギ少々。うどんはやや柔かめ。ズズズっ! ハフハフ……ズズズっ! これを数度繰り返し、いくらもかからずにごちそうさま。体がホカホカに温まったところで店を後に。

   
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【本】古事記の暗号

2009年03月27日 08時00分49秒 | 読書記録2009
古事記の暗号 神話が語る科学の夜明け, 藤村由加, 新潮文庫 ふ-22-3(6425), 2002年
・トラカレ(トランスナショナルカレッジ・オブ・レックス)生のグループによる『暗号』シリーズ第三弾。"易" の思想をベースにして『古事記』を読み解く。『いなばのしろうさぎ』から始まり、『やまたのおろち』、大国主神の冒険から国譲りの場面まで。
・「その言葉のこじつけはいくらなんでも強引では!?」とツッコミたくなるような場所が無いでもないですが、古事記の世界が楽しく生き生きと紹介されています。その著作を『トンデモ本』と見なすむきもあるようですが、内容の真偽はともかく、原文ではとても読む気になれない古事記のエキスを平明な言葉で語ってくれて、興味を持たせてくれるという点では良い入門書だと思います。
・易の用語が頻出し、ついていけずに少々げんなりする個所あり。
・『人麻呂の暗号』は既読。"ヒッポ" や "トラカレ" などは『フーリエの冒険』でその存在を知る(冒険シリーズ三部作も既読)。
・「『古事記』は、『万葉集』『日本書紀』とともに日本で文字として残っている最古の文献である。神代に始まり、日本の国生みが書かれ、神から天皇に至る物語が綴られ、さらに連綿と続く天皇の時代へと入っていく。日本の正史とされているものである。」p.11
・「ここで驚いたのは古事記の前にもいくつかの記録があったという記述である。それぞれの家に伝わっている系譜、伝承などが沢山あったということだ。考えてみればそれ以前に何もなかったということの方がはるかに不自然だ。  私たちも記紀万葉に出合う前は古事記からすべてが始まったかのように錯覚してしまっていたが、当然それ以前に集積していた文献が山ほどあったのだ。」p.12
・「それにしても天皇が登場してからはまだしも、神代の話がほんとうの話だと思っている人は誰もいないだろう。日本の国土が生まれ、神々が生まれ、国作りをしたという日本国創世の物語である。建国の義を正しく記そうとした話の中に、なぜ子ども向けのような説話が書かれているのだろうか。私たちはたちまちその不思議にとりつかれていったのだった。」p.15
・「を構築している哲理はシンプルなものである。初めに、分割することのできない混沌とした状態があると考え、それを太極と呼び、そこからすべてのものが生まれていくと考えたのだ。(中略)太極から生じるのは、陰と陽の二気で、すべてのものをこの陰と陽の二気に還元できるものと考える。(中略)太極から生まれた二気は、さらに陰と陽に分かれ四象となり、その四象がまた陰と陽に分かれ、八卦(はっけ)となる。」p.25
・「それが古事記の中枢思想だと宣言しているようなものだ。古事記の中には易の思想が脈々と流れているということになる。私たちは、大きな航海に出るための羅針盤を手に入れたように感じていた。」p.42
・「天武らが実現しようとした伊勢神宮の遷宮に象徴される恒久の象形は、日本の正史としての古事記の編纂の意図と、くっきりと重なっているような気がしたのである。」p.47
・「「いなばのしろうさぎ」などの説話をはじめとする古事記の編纂は、当代きっての秀才や天才が打ち込むに足る知的大事業だったはずである。正史を編むという目的にそぐわない文を一行たりとも載せるはずはない。」p.66
・「ところが古事記の神々の世界では、名と実体とが寸分違わず結びついている。表面的に付けられた名前ではなく、名前そのものが物語を組み立てる要素として、あらかじめ役割を担っているからだ。だから神々の名前には、必ずその神が何の神かということの由来が明記されている。」p.69
・「易の宇宙観は天と地とが両極を為している。卦(か)の形を見れば一目瞭然だ。卦を形作る陽を表わす●印と陰を表わす●印を爻(こう)という。爻がすべて陽の「乾為天」(●)とすべて陰の「坤為地」(●)、純陽と純陰の卦が始まりにくる。」p.71
・「もしこの説話の大意を、枝葉を取り除いた一文で表わすならば、  「大国主神は、傷ついた兎を元通りに治してあげた」  ということになるだろう。」p.78
・「「子」を出て「子」に帰る時の折り返し地点、それは十二支の円上でいえば、対極に位置する「午(うま)」の位置をおいては外にない。(中略)普段何気なく使っている午前、正午、午後といったことばにも、その痕跡が残されている。」p.94
・「八俣大蛇とは、自然の中で荒れ狂う川の氾濫を象徴する姿だった。」p.135
・「なぜそこまで権力者は陶器に固執し、また陶器が王者のシンボルたりえたのか。それは土と水や火などの絶妙なバランスの上に結晶する陶器を、陰陽と五行の理が凝縮したものとして見ていたからではなかったか。」p.174
・「トラカレではここ数年、"DNAの冒険" に取り組んでいる。"ことばと人間を自然科学する" という大きな命題のもと、ことばとそのことばを話す人間を自然の営みとしてさまざまな角度から捕らえ直すことにチャレンジしている私たちの小さなカレッジで、今、進行中の冒険である。」p.220
・「井戸の周りには人が集まり、周囲に住居ができ、位置が立つので、「市井」と言った。」p.246
・「天気は申し分なく、すばらしい夕焼けが期待できそうだ。  「私たちの行いがいいからね」  誰かのこんな都合のいいことばにも、易を感じてしまう。人のふるまいが、自然界の動きと相関しているという捉え方が易にあるからだ。異常気象や天災が起こる時は、天命を受ける君主の政治にも問題があるということになる。」p.260
・「それにしても、かかしが古事記に登場するのには本当に驚いた。そんな時代からかかしは存在し、今に至っているのである。千数百年もの長きにわたって、雨にも負けず、風にも負けず立ちつくし、私たちの暮しを裏から支えてくれていた。(中略)あらためて考えてみると、かかしというのは不思議な存在である。確かに稲田に人間に似せた人形を立てれば、天敵の雀が怖がって、多少は追い払う効果があるのかもしれない。だがそれなら、なぜ決まって一本足なのだろう。二本足にしたほうが、よほどリアルに思える。」p.289
・「古事記神代は天の国である高天原と、地の国、葦原中国、そして死者の住む黄泉国という三つの国で構成されている。」p.313
・「ところで、出雲の地を語る時、忘れてならないのが「神在月」の存在だ。ふつうは「神無月」である十月を、ここ出雲だけは神在月という。十月になると、日本全国の神々たちが出雲に集まってきて、会議をする。留守番をしている神もいたらしいが、ほとんどの国ではその神が出かけてしまうので神無月というのに対して、その神々が一堂に会する出雲の方は、神在月となるわけである。」p.339
・「古代中国の哲人・老子は、人間のあり方の理想として、「嬰児のごとく柔弱であれ」と説いている。  柔弱の「弱」の字には今でこそ誰にも「弱い」のイメージしかないが、その源義はその作字に弓が二つ入っていることからも解る通り、弓のようにしなやかであれということである。」p.354
・「古事記神代は、イザナキとイザナミの結婚に始まり、国生みが成され、沢山の神が生まれた。天上においてのスサノオは乱暴者だったが出雲では英雄だった。大国主神の国譲りの後に天孫が降臨するが、またまた奇妙な猿田毘古なる神が登場する。そして、海幸、山幸の話で神代は終わる。その先にも、三輪山の神である大物主神にまつわる不思議な話がいくつも続き、さらに先では、倭健命が活躍する。」p.356
●以下、解説(赤瀬川隼)より
・「藤村由加は『人麻呂の暗号』によって突然名を現わした。いずれも若い四人の女性の姓名を組み合わせて作ったペンネームである。いったいどんなグループなのか。」p.357
・「こう考えると、処女作『人麻呂の暗号』は生まれるべくして生まれたといえる。そしてこの本には、韓国語を従来の外国語学習法で学んだだけでは到底発見できないような、すなわち母語の自然習得と同じ方法で身につけなければ発見できないような、目から鱗の落ちる発見と洞察が随所に出てくる。果たせるかなこの本は発刊とともに大きな反響を呼び、次々に版を重ねて五十万部の大ベストセラーになった。しかし、一般読者層の熱い関心をよそに、歴史や古代文学の学界はほとんど黙殺の態度を粧おった。」p.361
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【写】千歳湖(千歳)

2009年03月26日 22時07分49秒 | 撮影記録2008
●千歳湖(千歳)撮影日 2008.12.23(火) [Yahoo!地図][HomePage]
・この辺りは数ヶ月前にも訪れたのですが、その時は湖の所在が分からずに引き揚げました。今回はすんなりと入口を発見。
 
・こちらは千歳科学技術大学の裏手の人気の無い道路です。緩いカーブの途中に車一台分の幅の脇道があるのでこれを中へ。入口には何の看板もありません。
 
・50mほど進むとすぐに、駐車スペースらしきちょっとした広場に出ます。広場には獣の足跡が点々と。
  
・車止めの向こうに林道が続いているのでこれを中へ。獣(狐? 犬?)の足跡がつくだけで、人の足跡はありません。
 
・100mほど道を下ると、湖が見えてきます。
 
・湖は所々凍っていました。"湖" というよりも "沼" と言った方がぴったりくるような眺め。

・斜面の上に続く階段がついていたので登ってみる。
 
・上まで登ってみると、展望台の痕跡がありましたが草ぼうぼうで、途中で道が途切れていました。木が邪魔で上からの眺めはいまいち。
 
・階段の途中から木の合間を縫って撮影。こちらは国道36号線から見て、エプソンのでっかい工場の裏手になります。

・もと来た階段を降りる。新雪に覆われているので滑らないように慎重に。

・さらに奥に進んでみる。
 
・道の脇には小さな川が流れていました。川には『千歳湖流出口』の柱が立っています。こちらが千歳湖であることを示す唯一の標識。ホームページによるとこちらではホタルが確認されるほど水がきれいなのだとか。
 
・木製の橋を渡って向こう岸へ。
  
・水際に出られそうな場所を見つけたので道から脇へ入ってみる。
 
・水際からの眺め。
 
・自分が立つ地面と水面の高さがほぼ同じで「不思議だな」と思ったところで、自分が立っているのは凍った水面上であることに気がつく。天候によっては思いっきり水にはまっていたでしょう。危ないところです。
 
・黄金色に輝く枯れたススキ。

・道はまだ先へ続いていましたが、ここで引き返すことに。

・20分ほどで無事帰還。
・きちんと整備すれば素敵な公園になりそうですが、現在は放置状態で知られざるマイナースポットと化しています。
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▲閉店【食】白樺山荘 山の手店 [ラーメン@札幌]

2009年03月26日 08時02分28秒 | 外食記録2009
▲閉店 後に『なると屋』がオープン [2019.7.19記]
白樺山荘 山の手店(しらかばさんそう やまのててん)[ラーメン@札幌][HomePage][食べログ]
2009.2.28(土)17:30入店(初)
注文 和風らーめん 850円


・札幌西高そば、ラッキー(スーパー)の向かいのビルの一階に入ったお店。わりと最近できた店だと思います。たまたま目について立ち寄ったのですが、わりと有名なラーメンチェーンのようです。写真では暖簾が表裏逆にかかっていますが、何か意味があるのかな?
 
・今時な明るい雰囲気の店内は、カウンター7席にイス席が4卓。BGMは洋楽ポップス

・カウンターには無料のゆで玉子が置いてあります。これをむきつつ、ラーメンを待つ。

・お腹はそう空いてなかったので、あっさり味を期待して『和風らーめん』を注文。
  
・具はチャーシュー、長ネギ、キクラゲ、メンマ、ゴマのほかノリの上にカツオ節がたっぷり乗っており、さらにはゆで玉子を投入。期待通りのあっさり味で、挽き肉がゴロゴロ入ったスープはじっくり作り込んである感じですが、どこか物足りなさも感じます。

・麺はごく普通。

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【写】苫小牧市役所展望回廊(苫小牧)

2009年03月25日 22時00分44秒 | 撮影記録2008
●苫小牧市役所展望回廊(苫小牧)撮影日 2008.12.18(木) [Yahoo!地図][HomePage]
・苫小牧市役所の最上階に眺めの良い部屋があるという噂をかねがね耳にしていましたが、この度初めて最上階に足を踏み入れました。

・市役所の正面(西向き?)入口から入ると突き当たりにエレベーターホールがあるので、これに乗って最上階へ。立入可能時刻は明記されていませんが、「窓口業務時間 8時45分から17時15分 土、日、祝日、年末年始(12月31日から1月5日)はお休みです」に順ずるものと思われます。入場無料。
 
・最上階(12階)のエレベーターホールとフロア案内図。四方向すべて見わたせるようになっています。小さな休憩室がポツンとあるのを想像していて、こんなに大掛りな物とは思いませんでした。
 
・通路には苫小牧を紹介するパネルが貼られています。
 
・東側:沼ノ端方向。なかなかすごい眺め。
  
・展望室に他の客の姿は無く閑散としています。
 
・西側:市民会館方向。
 
・同じく西側:室蘭方向。
 
・北側:樽前山・支笏湖方向。
・苫小牧は室蘭とは違って地形に起伏がほとんど無いので、このように眺めの良い場所は貴重です。
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