ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】オペラ「トゥーランドット」

2007年07月31日 22時13分59秒 | 演奏記録
オペラ「トゥーランドット」プッチーニ作曲
全3幕 イタリア語原語上演字幕付
2007.7.29(日)18:00開演, 札幌サンプラザコンサートホール, 入場料4000円
指揮 市ノ瀬弦, 演奏 オーケストラ・アンサンブル・ブリランテ, パート 2nd Violin
キャスト トゥーランドット 本田園子, カラフ 石田晃大, リュー 岩淵久乃, アルトゥム皇帝 山本秀樹, ティムール 葛西智一, ピン 小川聡, ポン 平田隆男, パン 古城一樹, 官吏 石田久大

・昨年の「友人フリッツ」が終わる頃、次回はトゥーランドットだと聞き、へぇぇ~、そりゃまた大変なことですねぇ~、と全く他人事でした。そうして練習がはじまった頃に顔を出し、弾いてみると案の定全く歯がたたず。こりゃアカン、と出演をゴネていたのが、結局出ることに。こんな私でも誘ってもらえて感謝しております。どうもありがとうございます。
・今回のオケ編成はプログラムによると、Vn1-4,Vn2-3,Va-5,Vc-4,Cb-2,Fl-3,Ob-3,Cl-3,Fg-1,Hrn-4,Tp-3,Trb-3,Tub-1,Per-2,Hp-1 計42名 これに加え舞台裏のバンダが金管中心に約10名。昨年のフリッツから残っているメンバーは、私を含め10名ほどしかおらず、昨年から見るとほとんど別の団体です。前回の時点でもうこれ以上はオケピットに入らない! という感じで、それから今回はさらに約10名ほど増え、絶対無理!! のはずが、なんと入ってしまいました。この状態でいたらエコノミークラス症候群になるんじゃないかという、もちろん凄まじい狭さですが。お隣との楽譜同士は重なりあい、G線で弓先だと右の奏者を殴り、弓元だと左の奏者に弓が突き刺さるような状態。よく怪我人が出ずに済んだものです。椅子はどこにでもある折りたたみ式のパイプ椅子で、この狭さになると背もたれがかなり邪魔で無駄なスペースをとることがわかりました。背もたれ無しの丸椅子とかベンチ(?)か何かにすれば、もっとスペースが取れそうです。そこまでして入らなければならない状況に遭遇したくはありませんが。当日は涼しい天候だったのが、ちょっと救い。
・過去の演奏でしんどかったといえば、くるみ割り全曲、エリア、ヴェルディのレクイエム等がありますが、それらに匹敵する曲の長大さ。テンポがほとんど一定ではなく、伸びたり縮んだり目まぐるしく変わるという点では一番大変だったかもしれません。それに対して5回ほどの練習参加回数で臨まねばならなかった結果、結局本番まで曲全体を把握しきれず未消化の部分が多々ありました。という訳で、弾くのに必死で、歌も含めた演奏自体の出来云々について細かいことはよくわかりません。曲が止まってしまうような大事故は起こりませんでしたが、一部、10小節ほど歌がまるまるスポーっと抜けてカラオケ状態で、指揮者必死の口パクになった場面があり、冷や汗。その他、各奏者に『ミスった箇所を申告せよ』なんてアンケートを取れば、天文学的な数が集まるのではないでしょうか(なんて書くと失礼か)。少なくとも自身のミスは数え切れないほど。また、1幕でのアリアが終っての拍手ポイントで拍手が起こらずどうなることかと思いましたが、3幕の「誰も寝てはならぬ」などでは盛大な拍手があり、一安心。1幕は必死に弾くうちに、えっ!? もうおしまい?? というほどあっと言う間に終りました。2幕、3幕と進むうちに体感時間は伸び、3幕では集中力が切れかかるなか、リューのアリアやフィナーレにグッときつつ、どうにか幕へ。
・『予算の都合』とのことで、舞台装置[写真]も歌の衣裳もかなり簡素なものに。しかし舞台の出来を妨げるものではなかったと思います。カラフの衣裳が一部で話題に。
・大きな会場のオケピットであれば、指揮者もオケも客席からはほとんど見えませんが、今回は、ステージ際の私などは肩から上がステージ上に突き出た状態で演奏。客席から見て邪魔じゃないかと心配でしたが、あとから聞いてみると、そう気になるほどではなく、オケの弾いている姿や指揮者の熱くしなやかな動きも見ることが出来、かえってよかったようです。
・バンダとの連携はビデオカメラにより。一応カメラを通して "見えて" はいるのですが、微妙なニュアンスまでは伝わらないらしく、歩調を合わせるのが難しく感じました。指揮からの情報の伝達は映像だけではない、ということでしょうか。工学的に興味ある問題です。また、リハにて「もっと音量を!」とのことで、バンダは起立して演奏することに。立つだけでずいぶん音が変わるものなのですね。なるほど。
・終演後の、ゲンゲン(指揮者)のシメのお言葉より。「これまで10年ほど音楽活動しているが、こんなに素晴らしい舞台はなかった!!」 『アマチュア団体でトゥーランドット上演』という無謀とも思える企画を、このレベルで実現できてしまうとは、人間って素晴らしい。
・舞台をど真ん中で背負う位置での演奏だったので、本番中舞台でどんなことが起こっているのか全く見えず、悔しい思いをしました。振り向いて見入るわけにもいかないし。映像を見るのが楽しみです。
・客数約450名[目測]:ほぼ満席。立ち見なし。オペラを観るなんて初めてだったうちの母親も「おもしろかった」と喜んでいました。このように、オペラは初、というお客さんも結構いたのではないかと思いますが、皆さんに喜んでいただけたようでよかったです。当初、4000円の入場料はちょっと高く感じ、抵抗感がありましたが、これなら満足してもらえる内容だったと思います。その他、多かった感想は「オケがよく鳴っていた!」 反響板無しでステージ下での演奏なので音響的には良くない条件がそろっていたのですが。なんなんだろ。
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【練】待望のオーボエ・代理コンマス・異文化コミュニケーション

2007年07月30日 23時16分09秒 | 練習記録
♪室蘭市民オケ練習 2007.7.30(月)19:00-21:10@室蘭NHK
曲 グリーグPcon → スヴェンセン交響曲2番

 1stVnの主要メンバー欠席のため、2ndVnの私が(また)代理でコンマス。さてチューニング。
 今日はなんと、なんと! オーボエさんがいるー!! 長らく団員不在だったオーボエに見学者さんが!! やはりオーボエが入るとぐぐっと『オーケストラ』らしい音に。感涙。これはなんとしても逃してはならん……
 練習は、スヴェンセンは全く初めて楽譜を見たのでメチャメチャでしたが、どーにかごまかし、形をつける。途中、NHKの職員(アナウンサー?)が資料にするので写させてくれ、とのことでビデオ撮影される。
 練習後、先週から練習に参加している工大留学生の女の子を車で家まで送ってくれと任される。オーストリアから来た方で、基本的にドイツ語オンリーで英語・日本語ちょびちょびの状態。。。ど、ドイツ語~!? ムリですゴメンナサイ。
 とりあえず身振り手振りで車まで案内し、助手席のドアを開けてあげようと思ったら、彼女は運転席側へ。左ハンドルと勘違いしてしまったようです。なるほどね。車中では、ずっと無言なのもなんなので、『○○語テキスト~初級編』に出てきそうな、日本語・英語・ドイツ語を交えたカタコト会話を無理矢理展開。やっぱり言葉が通じないのはもどかしい~~
 9月には日本を離れてしまうとのことです。せっかく来たのだから、楽しい思い出をたくさん作ってほしいものです。積極的に声かけてあげないと。恥ずかしがってる場合ではない。

♪室蘭市民オケ定期演奏会 2007.12.9(日)15時開演@室蘭市文化センター
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【本】大学崩壊!

2007年07月30日 21時46分41秒 | 読書記録2007
大学崩壊!, 川成洋, 宝島社新書, 2000年
・無能でモラルの無い大学教授、頽廃した教授会、学力の低下した学生について、大学に関する醜聞のコレクション。以前、『分数ができない大学生』(岡部恒治他編,東洋経済新報社,1999年)という本が話題になりました。私は未見ですが、この本の成功を受け、出版社が似たような内容の本の企画を、過去同じようなテーマで文章を書いたことのある著者に改めて持ちかけ、一冊の本に仕立て上げた、という筋書きが見えるようです。他書からの引用が豊富なのでリファレンスとしての価値は多少あるかもしれませんが、読み物としての価値はあまり感じられません。
・「私は他の無能教授とは違う!」と、自らの仕事っぷりを示すためか、巻末に本書の内容とは何の関係も無い文献リストを収録[写真]。
・「答えは明白だ。大学にふさわしくない人間を排除すればいいのである。」p.5
・「そのほか多種多様な錯乱形態があって、「東大の先生の三割はおかしい」という昔からの言い伝えはやはり本当だといわざるをえない。(西部邁『学問は死んだ』)」p.23
・「とりあえず受験生諸君は、大学の入試要項をよく見て、教養課程の充実していない大学は避けるべきであろう。試験問題の不適切さだけではなく、入学後の教養教育の不十分さは将来の人間形成に支障をきたすからだ。」p.25
・「すでに、国立大学では教養部の解消と新設学部の設立といった大改革も終わり、私大も、「サバイバル戦争」を意識してか新設学部の創設に躍起になった。「国際」とか「情報」といったなんとも馬鹿の一つ覚えのような月並みなネーミングの新学部のオンパレードである。」p.112
・「助手、という侮蔑的な名称自体、私も助手の経験があるので何とかならないものかと思うが、その名称が示すとおり、助手とは、大学の前近代的な教員制度の矛盾を一身に引き受けねばならぬ立場なのである。」p.120
・「私は、「大学教員の任期制」には反対である。このように任期制の趣旨をネジ曲げて運用しようとする教授会があるからだ。それよりも、「大学教授の任期制」なら賛成である。」p.121
・「結局、数学の学力低下は、旧帝大などのトップ校の大学を含む一般的な現象であり、こうした低迷した状況という盤根錯節を一気に切開するのは、スリムになりすぎた大学入試の抜本的な変革、つまり、入試科目の拡充しかないであろう。」p.191
・「もうそろそろ、この種の入試問題にピリオドを打ちたいものである。「エイティーン・ショック」を利用して、いわゆる大学入試を実施せずに、新入生を決定するシステムを考えねばならない時期にきているのかもしれない。」p.204
・「望蜀の一言を付記すれば、入試科目の英語を「選択」科目にすべきである。冒頭に述べたように、ほぼ何の役にも立たない受験英語の能力で、志望する大学が序列されていること自体、おかしいではないか。」p.206

?そくぶん【仄聞】 ほのかに聞くこと。ちらっと聞くこと。うわさに聞くこと。側聞。「仄聞によると」
?うこさべん【右顧左眄】 右を見たり左を見たりして迷うこと。左顧右眄。
?ばんこん‐さくせつ【盤根錯節】 1 わだかまった根と、入り組んだ節(ふし)。  2 混みいって処理するのに困難な事柄。盤根。
?ぼうしょく【望蜀】 一つの望みをとげ、さらにその上を望むこと。足ることを知らないこと。
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HONDA CIVIC Type-R 試乗

2007年07月29日 17時24分34秒 | 日記2005-10
 昨日の話ですが、現在乗っている車が9万キロを越え、そろそろブレーキパッドがヤバイというので、交換をしに札幌にあるディーラーさんへ。ついでにミッションオイル他も交換。5万の出費は痛い。
 作業の待ち時間中、いつもの担当者さんより「どうぞ乗ってきてください」、とのことでシビック(Type-R)に試乗してきました。そしてなぜか助手席には「よろしくお願いします!」と、新顔の若くてカワイイお姉さんが同乗。新車セールスのため色仕掛けでくるとは。試乗車には乗ってもその手には乗らないぜ。
 "Type-R" といえば憧れのブランドですが、こんな車を運転するのは初めてです。エンジンスタートがまず "ボタン" で戸惑う。「たしかキーをひねってから、ボタンを押すと…」とかなんとか、お姉さんもよくわかってない様子。クラッチの深さも普段の車と感覚が違い、恐る恐る発進し、ヨレヨレと公道へ。 "Type-R" なのに。アクセルの感覚も全然違い、ギアチェンジはガックンガックン。隣のお姉さんもガックンガックン。かわいそうに。運転ヘタクソでゴメンナサイ。
 シビックの乗り心地とか、今乗ってる車(インテグラ)についてとか、どんな車が欲しいかとか、車に関する話題を中心にいろいろ話をしつつ、だいたい30分程度とのことだったので、頃合をみてお店へ戻る。と、店の直前になって助手席のお姉さんより、「もうもどっちゃうんですか?? もう一回りしても大丈夫ですよ♪」 こんな台詞を言われてしまっては、もう一回りしない訳にいきません。
 そのうち、会話は仕事や趣味のことに及び、「オーケストラやってる」なんて言うと、「ええ!? すごーい!!」それまでとは反応がまるで変わってきます。さらには「のだめカンタービレ知ってる?」と聞くと、「知ってます知ってます!」 のだめ効果絶大。一般人に以前より話が通じやすくなって大助かり。普段は周りはオケの知り合いばかりなので「バイオリン弾いてます」なんて言っても、(゜Д゜)ハァ? ってなもんですが、オケとは無縁の方だと物凄いインパクトのようです。そんなこんなで店に戻った時には一時間ほど経っていました。
 運転中、車に慣れてくるに従って会話も弾み、途中からはフツーに女の子とデートをしているかのような錯覚が。オイオイ。おかしな勘違いしてしまいそうでしたが、お姉さんから見たら "お客様" なので失礼の無いように応対するのは当たり前の事なわけで。
 肝心の車について。感想を一言で言うと『運転しやすい』 "Type-R" というと、業務用で扱いには専門の技術を要する、というイメージがあったのですが。どうもターゲットは免許取立ての血気盛んな若者ではなく、妻子あるパパさん向けという雰囲気でした。ここの部分、賛否あるでしょうね。上り坂で3速で踏み込んでも軽~く加速するあたり、やはりパワーを感じます(6速のギア比のせいもあるかも)。しかし今のところ、買い換えるというところまではとてもとても。今乗っているインテグラはすごく気に入ってますし。話によると、シビック(Type-R)の試乗車は札幌では(おそらく全道でも)この一台だけとのことで、貴重な体験させていただきました。
 今度は S2000(お姉さん付き) 乗ってみたいなぁ~♪

 オイオイ目的は何だ、目的は。
コメント (4)
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【鑑】PMFインターナショナル・プリンシパルズ演奏会

2007年07月28日 22時02分29秒 | 鑑賞記録
PMFインターナショナル・プリンシパルズ演奏会
2007.7.27(金)18:00開演, 札幌コンサートホールKitara大ホール, 招待券(S席4000円; 1階3列8番)
出演者
PMFインターナショナル・プリンシパルズ マーティン・チャリフォー(ヴァイオリン)、スティーヴン・ローズ(ヴァイオリン)、ダニエル・フォスター(ヴィオラ)、デスモンド・ホービッグ(チェロ)、ハロルド・ロビンソン(コントラバス)、ジェフリー・ケイナー(フルート)、ユージン・イゾトフ(オーボエ)、リカルド・モラレス(クラリネット)、ダニエル・マツカワ(バスーン)、ウィリアム・カバレロ(ホルン)、デイヴィッド・ハーバート(ティンパニ)、早川りさこ(ハープ)
PMFオーケストラ・メンバー 小山理恵子(パーカッション)
PMFピアニスト 赤堀絵里子、沢木良子

ドビュッシー フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ L.137
バルトーク 2台のピアノと打楽器のためのソナタ
R.シュトラウス(ハーゼンエール編) もう1人のティル・オイレンシュピーゲル
ラインベルガー 九重奏曲 変ホ長調 作品139
(アンコール)ショスタコービチ ポルカ

・PMF教授陣による演奏会。某所で招待券を入手したので聴きに行ってきました(K君に感謝)。割りと早目に会場に着き、招待券を入場券に引き替えてみると、とんでもなく前の方。舞台下手側の前から2列目でした。こんなに前の席なんて初めてです。開演前に『上演中、花火大会の花火の音が入るかもしれません』という旨の会場アナウンスがありました。他のPMF演奏会はたいてい7時開演なのに、この演奏会だけ6時開演だったのは、花火大会の時間帯とずらすためでしょうか。
・ドビュッシー:いかにもドビュッシー的な癒し系の曲。ちょっと『この曲のCD探してみようかな』と思うほどいい曲でした。たった三名で弾いているとは思えない、厚みのある演奏。Flの、有音と無音の継ぎ目が認識できないほどの音の終わりの処理が見事。
・バルトーク:舞台の楽器配置は下手側から、Piano1→Per小物類→Tim→Piano2、計4名で演奏。両端のピアノ同士は背を向け合っていて、演奏中直接コンタクトをとれない状態です。ピアノに置かれた譜面の先頭には、見取り図のようなものが見えたので作曲家指定の配置のようです。曲が始まってみると、予想通りのてんやわんやの展開。拍があるんだかないんだか、ちょっとでも気を抜くともう迷子でしょうね。ピアノの二人はフルスコアを見ながら弾いていたようで、譜めくり係が大活躍でした。下手すると譜めくりも落ちそうな激しい曲の進行。座席の位置が悪く、ピアノの陰になってしまい、残念ながらパーカッションの活躍はほとんど見えず。
・ティル~:編成はVn,CB,Cl,Fg,Hrnによる、オケ版の室内楽編曲版。オケ版を知らないので楽しさ半減??
・ラインベルガー:未知の作曲家だったのでバリバリの現代音楽を想像していたが、耳に馴染みやすい平和な音楽で一安心。編成はVn,Va,Vc,CB,Fl,Ob,Cl,Fg,Hrn。演奏中、ポコポコと外の花火の音が鳴り出す。結構聞こえるものなのですね。どの奏者も素晴らしかったが、なかでもObとClはいい音してました。出すところと引っ込めるところの単なる強弱だけではない音色の使い分けがまたすごい。3楽章でちょっと意識を失い、4楽章のハッとするVnの響きで目が覚めた。Vnの弓が、子供用の弓を使っているかのようにやたら短く感じました。
・アンコール:この編成でアンコールは無いだろう、と思いきや、ショスタコのイカレタポルカを演奏。演奏後の拍手では、PMFオケのメンバーと思われる一団が大盛り上がり。
・おそらくは、今後一生、生で聴く機会はないであろうと思われる、マニアックな曲ばかりの貴重なプログラムの演奏会でした。どの演奏も、火花の散るような緊張感と、音楽をする楽しさの同居した素晴らしいものだったと思います。『余裕』と『貫禄』を感じる演奏。
・客数約600名[目測]:もうちょっと入ってもいいような気もするが、まぁ、こんなものか。同じく招待券を手に入れたと思われる知り合い多数。ほぼ最前列の座席だとこういう聴こえ方になるのかと参考になりましたが、よほど特殊な目的でもない限り、避けたほうが無難。
~~~~~~~
・演奏会が終わって外に出てみると、花火大会やってるやってる。ついでに河川敷近くまで見物に行ってきました。あまりの人ごみに河川敷には近づけず。豊平川の花火大会なんてはじめて見に行きました。花火がでかすぎて携帯カメラには収まりきらず[写真]。た~まや~♪
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期日前投票 ~気になるイラスト

2007年07月27日 22時45分14秒 | 日記2005-10
 投票日に室蘭にいないので、昨夜期日前投票に行ってきました。
 特に票を入れたいという候補者もおらず、世事にも疎いのでどの政党がどういう感じなのやら、誰(どこ)に入れたらよいのかサッパリわかりません。
 そんな訳で、最近話題のこんなものを参考にしてみたり。

「投票ぴったん」(日本版ボートマッチ)
http://www.votematch.jpn.org/

毎日ボートマッチ(えらぼーと)-07参院選
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/votematch/

これに出てくる質問の意味を理解するだけでも大変だったり、一概に Yes・No では答えられなかったり、どの程度信用できる結果なのやら。
 写真は選挙広報誌に掲載されていた、気になるイラスト。作者が明記されていなかったのでよくわからないのですが、これってやはり著名なイラストレーターのプロフェッショナルな仕事なのでしょうか。どうみても、(中略)としか思えません。どういう経緯でこの図柄になったのか、制作側では誰も異議を唱えなかったのか、う~ん、気になる。
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【本】ハツカネズミと人間

2007年07月26日 22時08分00秒 | 読書記録2007
ハツカネズミと人間, スタインベック (訳)大浦暁生, 新潮文庫 ス-4-8(5111), 1994年
(OF MICE AND MEN, John Steinbeck, 1937)

・舞台は1900年代初頭のカリフォルニア。農場を転々としながら金を稼ぐ二人組、ジョージとレニーの物語。
・同著者の著作は初見。アメリカの作家でノーベル賞を受け、同年代の人物であるという点で、フォークナーのことがすぐに頭に浮かびます。フォークナーに衝撃を受けたのと同様に、こちらも負けずに強烈な空気感を持っています。のどかでいて、どこか不気味さと緊張感が漂う。
・「先頭の男は小柄で機敏、顔が浅黒く、ぬけめのない目をして、目鼻だちも鋭くたくましい。からだのどの部分もきびきびしており、手は小さくて丈夫、腕はしなやか、鼻は細く骨ばっている。その後ろからついて来るのはこれと正反対の大男で、顔にしまりがなく、大きな薄青い目と幅広いなで肩をしている。重そうに足をいくらか引きずって歩く様子は、まるでクマが足を引きずっているようだ。腕は振らず、だらりとたれたままだ。」p.6
・「「かわいがってると、すぐにおらの指をかむんだ。それで、ちょっと首をひねると、もう死んじまう。とってもちっちぇえからなんだよ。……ねえ、ジョージ、おらあ、いますぐウサギがほしいなあ。ウサギならそんなにちっちゃかねえよ」」p.17
・「「なぜからかうのをやめたか、話そう。ある日、みんなでサクラメント川の川岸にたむろしていたのときのことだ。おれは自分がすごくかしこいような気がしてね。レニーに向かって<飛び込め>と言った。やつは飛びこむ。ところがまったくのカナヅチなんだ。やっと助け出したけど、もうすこしでおぼれるところだったよ。それなのに、助けてくれてありがとう、とおれに礼を言うんだ。おれが飛びこめと言ったことなんざ、すっかり忘れてるんだな。それで、おれはもうそんなことはやらねえようになった」」p.58
・以下、訳者あとがきより「フォークナーといえばミシシッピ州のオクスフォード周辺を思い出すように、スタインベックの世界はカリフォルニア、とりわけサリーナス近辺の自然や歴史と密接に結びついている。」p.149
・「原題の Of Mice and Men は、スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズ(1759-96)の詩「ハツカネズミに」の第七節――  ハツカネズミと人間の このうえもなき企ても  やがてのちには 狂いゆき  あとに残るはただ単に 悲しみそして苦しみで  約束のよろこび 消えはてぬ  からとったものだ。」p.156
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肖像権侵害? ~べつにいいんだけど。

2007年07月25日 22時51分18秒 | 日記2005-10
 皆様こんばんは。カビの浮いたペットボトル(2L)のお茶を、それと気づかずしばらく愛飲していたぴかりんです。

 先日オケの知人より、某音楽教室ホームページのトップの写真に載ってるよ!?(ぴかりんは関係無いはずなのに) と話を聞き、見てみました。どれどれ。

ライズ音楽教室
http://rise5.com/

 確かに、よ~く目を凝らすと写ってますね。おそらくこれは去年のY師匠教室発表会にむけた協奏曲合わせの練習の模様だと思います。こんな写真撮られた記憶はないのですが、誰か撮ってたのですね。しっかし、よくこんな小さく不鮮明な写真で気づく人がいるもんだ。。。そちらにびっくりです。
 他のページも見てみると、講師陣にはおなじみの方や意外な方などなど知っている方がたくさんです。また、最近カメラマンをすることが多いので、どうも全体的に画像の荒さや構図が気になります。それ以前に、この手作り感満載さは。。。制作担当者さんの涙ぐましいまでの勉強の跡がうかがえます。
 今後、また練習場所に使わせていただくこともあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします♪
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【論】Bertoni,2007,Model order selection for bio- ~

2007年07月25日 19時23分13秒 | 論文記録
Alberto Bertoni and Giorgio Valentini
Model order selection for bio-molecular data clustering
BMC Bioinformatics 2007, 8(Suppl 2):S7
[PDF][Web Site]

・マイクロアレイデータのクラス分け法として、MOSRAM (Model Order Selection by RAndomized Maps) を提案する。
・データ
1. Synthetic data, 1000-dimensional synthetic multivariate gaussian data set (sample1) with relatively low cardinality (60 examples), characterized by a two-level hierarchical structure.
2. Leukemia [Golub]
3. Lymphoma [Alizadeh]
・比較したクラス分け法
1. Class. risk [Lange et al 2004]
2. Gap statistic [Tibshirani et al 2001]
3. Clest [Dudoit and Fridlyand 2002]
4. Figure of Merit [Levine and Domany 2001]
5. Model Explorer [BenHur et al 2002]
・生物学的知識によるクラス分けを正解とし、これにいかに近い最適クラス数をはじき出すかで評価する。
・MOSRAM は mosclust R package で実行可能。

・問題点「A drawback of most clustering algorithms is that they cannot automatically detect the "natural" number of clusters underlying the data, and in many cases we have no enough "a priori" biological knowledge to evaluate both the number of clusters as well as their validity.
・方法「We propose a stability method based on randomized maps that exploits the high-dimensionality and relatively low cardinality that characterize bio-molecular data, by selecting subsets of randomized linear combinations of the input variables, and by using stability indices based on the overall distribution of similarity measures between multiple pairs of clusterings performed on the randomly projected data.
・概要「In this paper we extend the Smolkin and Gosh approach to more general randomized maps from higher to lower-dimensional subspaces, in order to reduce the distortion induced by random projections. Moreover, we introduce a principled method based on the Johnson and Lindenstrauss lemma [19] to properly choose the dimension of the projected subspace.

・アルゴリズムに "random" の要素が入るところがミソらしいが……なんだかよくわからず。
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買い物にて ~油断も隙もありゃしない

2007年07月24日 23時20分31秒 | 日記2005-10
 冷蔵庫の中が寂しくなってきたので、仕事帰りに買い出しに行きました。わりと最近(数ヶ月前?)リニューアルオープンしたけれど、いつも前を素通りするだけだったスーパーに初潜入。
 中は特にどうということもない中規模スーパー。初めてなので手早く一通り見て回り、買い物を済ませ、さてレジへ。閉店間際の時間帯だったので客もまばらで、生きているレジは一つだけ。行ってみると、客をさばいていたのは『研修中』の名札をつけた大学オケ後輩の女の子。。。またか。。。過去、コンビニ、居酒屋、レストラン、古本屋などなどいたるところで顔見知りの学生さんに出くわしてきました。こう田舎だと一体どこで何を誰に見られているやらわかったものではありません。
 他に客もいなかったので世間話をしつつも、知り合いに買い物カゴの中の品物を一点一点つままれていくのはなんとも恥ずかしいものです。恥ずかしついでにレシートの写真を大公開![写真](イラネ-) 男の一人暮らしの悲哀が濃厚に漂う写真。。。

メモ:火曜夜にはあのスーパーには近づかないこと

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