青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

首都圏横断新春しりとり乗り鉄 Part2

2009年01月04日 10時33分34秒 | 日常

(画像:京成マーク)

私鉄の電車ってのは、以前は車体にこういうメッキのロゴが付いてましたよね。
小田急なら「OER」、東急なら旧型車に付いていた「T.K.K」、京王なら「K.T.R」のロゴを覚えています。
最近はどこもCI(コーポレートアイデンティティ)マークに変わってしまったけど…
京成3300型に残る、昭和の面影。
この微妙な筆記体は、グループの京成ストアの買い物袋とかにも使われてたような記憶が。
ってか、京成ストアって今あるんですかw

  

No.4 船橋駅(JR総武本線 千葉県船橋市)
錦糸町から地上に出た総武快速線は、東京の下町をかっ飛ばし千葉県へ。
次は中延の「ぶ」ですから、船橋まで乗ります。
正月の午前中、津田沼行きは乗車率も極めて低く、ガラガラの座席に座っていると眠くなって来るな。
JRの船橋駅は約60万人の人口を誇る船橋市の玄関口としての風格…は、どうでしょうw
どっちかと言うとデパートのある東武口の方が格上って感じ。
すすけた駅ビルは「船橋シャポー」と言うらしいが、そのネーミングもどうかとw
なんか場末のキャバレーかストリップ小屋みたいじゃねーか。
まあロンロンが地元の人が言う事じゃないのかもしれないけど。

  

駅で言ったら、大きさはともかく京成の船橋駅の方が全然上のような。
なんか心なしかこっちの方が活気があるような気がする(笑)。
京成線の船橋駅も、地上にあった時代は狭っ苦しいゴチャゴチャした感じの駅でした。
電車がホームに着くと、駅横の踏切を遮断機が上がる前に突破する猛者たちが有名だったよね。
そのダッシュっぷりたるや、有馬の開門か京成の船橋駅かってくらいなもんでして。
今や高架化工事が完了してすっかりスマートな駅になりましたが、基本的にカーブが多いのは変わってません。
世間的にはこの駅は「京成船橋」だと思うのですが、駅名票は「船橋」。
このちょっとアッパーな態度が京成風味だと思いますw
小岩、八幡、中山、船橋、佐倉、成田。路線図でも、車内放送でも、みんな「京成」を取っ払ってます。
これはライバルである国鉄に対する伝統の対抗意識なんでしょう。
昔「国鉄千葉駅前」って駅があったくらいだからなあ(現在の京成千葉)。
国鉄千葉駅前駅ですか。なんと紛らわしい(笑)。
今風に言うと、「あなたたちとは違うんです」って事なんですね。わかります。
ま、確かにどこも直接くっついていない独立した駅なんだよね。
だいたいはJRの駅と歩いて乗り換えられるんだが、小岩とか佐倉とかは要注意。
涙目になります。

ライバルが国鉄である京急もそうなんだよね。
今でも「普通車川崎行きが発車します、ダァ閉めます」とか言うしね。
奇しくもこの2社は、都営浅草線を使って相互乗り入れをする仲。
ライバルが国鉄、空港直結路線、初詣特需(川崎大師に成田山)、沿線にギャンブル場が多い、
普通列車しか止まらない駅がしょぼい、駅の周辺の時間が止まっている(特に新三河島とかw)、基本的に社員がガラ悪い…
共通点がたくさんあるんですねw
決して交わる事のない二つの駅に思いを馳せながら、次は「ふなばし」の「し」。

  

No.5 柴又駅(京成金町線・東京都葛飾区)
乗車した「エアポート快速」羽田空港行きは、中山、鬼越、菅野、八幡と下総の住宅街をかっ飛ばす。
あ、そう言えばカーブが多い割に飛ばすと言うのも共通点だね。
見通しの悪いカーブに連発する踏切、正直見ているとジェットコースター的と言うかヒヤヒヤもんです。
その運転は、ぶつかったらゴメンつーかぶつかった方が悪いだろ、てなもんでして。
実際こないだ鬼越の踏切で乗用車と列車が衝突してるんですけどねw
快速を京成高砂で下車し、京成金町線にお乗換え。やって来たのは柴又駅。
ふなばし→しばまた、で今日五つ目の駅をゲットです。
駅名票は「こっちは高砂!あっちは金町!分かったな!」と言う感じでやっぱりアッパー。

柴又は、言わずと知れた帝釈天題経寺の最寄り駅。
沿線では成田山に次ぐ初詣スポットと言う事で、高砂から乗った乗客の殆どが下車。
ま、せっかくだから私も降りてみましょうか。お正月だし。
そして駅前では帝釈天で産湯をつかったこのお方がお出迎え。
もう没後13年ですね。渥美清さん。

   

まあ正月三が日のうちにこんなトコ来るのが間違っているのかもしれないが、凄い人でした。
それでも境内の青空と神木、唐破風の帝釈堂はさすが歴史のある社寺と言う風格。
あ、割と神社仏閣行って拝んで来るのって嫌いじゃないんですよ。
別に宗教心も信仰心も持ち合わせてはおりませんが、そこはそれ、日本人独特の宗教観ってヤツでして。
人から尋ねて来られる宗教は願い下げですが、自分から足を向けるのは好きですね。
方々に出掛けては、その土地土地の寺社仏閣に行くと言うのは、何と言うかその土地の神様仏様に対する挨拶みたいなもんで。
そこでいくばくかの賽銭を投げて、旅の無事とちょこっとのお願いを掛けて来るだけですよ。

お参りが終わった後、仲見世でずらりと並ぶ縁日や出店をひやかしつつ、
良く煮えて美味そうな煮込みを売っていたので一杯貰う。
ビールも売っていたので一本貰う。

この雑踏の中、道の脇にあった石垣に腰をおろし、ビールを片手に煮込みをつまむ。
見上げる青空、今年の正月は天気はホント100点満点だねヅラの高田さん(@NHK)。
味の良く染みたモツを噛みつつ、次は「しばまた」の「た」。

つづく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

首都圏横断新春しりとり乗り鉄 Part1

2009年01月04日 06時59分39秒 | 日常

(画像:東急線の車内にて)

大八木公開切腹祭りマダー?(AA略)
せっかくなので設問に答えてみる。
「我慢していたが、大きくチョコを失ったので思いっきり大八木を殴りまくる」
「安い学費で我慢していたが、マネーゲームがしてみたいと始めたデリバティブで資金を思いっきり溶かしまくる」
「F2で我慢していたが、5月1日なので3カドから思いっきりスタート行ってまくる」
こんなトコでしょうか。
以上、合格させてもらえない回答でした(笑)。

  

START 中山駅(JR横浜線・神奈川県横浜市緑区)
はい、おまっとさんでした。駅名しりとりの旅は、現在の我が家の最寄り駅、横浜線の中山駅からスタートです。
あんまりプライベートを晒すのは好きじゃないんですが、話の流れとして仕方ないので(笑)。
あと2週間でこの街を出てってしまうのでね。
分離した青葉区にお株を奪われた緑区、中山は、そんな緑区の区役所他行政の中心地でもあります。
グリーンラインが開通して少しは復権するかな、と思いきや、全然そんな事はなかった(笑)。

画面左側は「ロンロン中山」ってだっさい名前の駅ビルですw何だよロンロンって。
中には小さいながらも青果、精肉、鮮魚のお店があり、マルエツ中山店と並んで私の第二の補給線でもありました。
ちなみに駅前通りのローソンが潰れてから、1Fのファミマがいっつも混むようになりましたねえ。
そんな事を思いつつ7:55各駅停車八王子行きにてしりとりスタート!次は「なかやま」の「ま」。

   

No.1 町田駅(JR横浜線・東京都町田市)
1個目のポイントは難なくゲットw中山から4つ。
町田、と言えば小田急線のイメージが強いと思いますが、どっこい横浜線の町田駅もそれなりのものです。
2面4線のホーム、中線には折り返し列車と快速の通過待ちが入ります。
町田自体は東京都だけど、神奈川県央の中心都市の一部って感じだね。
相模原の人とか横浜・川崎北部の人とか、町田に行く人結構多いから。
デパートもファッションビルも、ハンズにドンキにABCマート…何でもあるでよ。
中学生ファッションの基本は町田のマルカワ。ここで三多摩周辺のガキは服の買い方を覚えますw
正月の朝、人気の少ないコンコースを眺めつつ、次は「まちだ」の「だ」。

  

No.2 田奈駅(東急田園都市線・神奈川県横浜市青葉区)
一応マイルールでは文字の濁点などは取ってもよい、と言う事にしているので(笑)。
「だ」じゃ選択肢が少なすぎるでしょ。大師前(東武線)とか大神宮下(京成線)とか…結構あるなw
町田から長津田へ出て田園都市線で1個目の駅なんで、やっぱりこれも難なくゲット。
こう言う企画でもなければきっと一生使わない駅じゃないかねw
横浜北部を流れる恩田川の谷の上にある橋上駅で、ホームからは枯れた恩田の田んぼと富士山が見えます。
しかし、いまだに田園都市線に東武車(東武50000系)が走る光景と言うのはなじめんなあ…
鉄ヲタでない人の東武車と東急車の見分け方は、自己破産の話と霊園の広告の多さ。
多い方が東武車ですw
女性車掌の「閉扉よし!」の声を聞きつつ、次は「たな」の「な」。

   

No.3 中延(なかのぶ)駅(東急大井町線・東京都品川区)
田奈から1個戻って「ながつた」でも良かったんですけどね。また「た」じゃなあ。
あ、ながつ「だ」じゃなくて駅名は「た」です。お間違えなく。
と言う訳で田奈からそのまま前進。鷺沼で急行に乗り換え、ニコタマからさらに乗り換え。
大井町線に乗るのもすっげー久々だ。大学から大井競馬に行く時はよく乗ったけど。
誤乗防止用のマークは、ニコタマの駅を出て大きく本線を乗り越して行く時のイメージを図案化しているのかな。なかなかしゃれています。
最近急行運転が始まった大井町線は、上野毛駅に通過線が出来てたり新たな発見をしつつ到着した中延駅は東京都品川区。
駅の大井町寄りで国道1号を跨ぐので高架の駅ですが、同じ高架駅でも田奈と比べるとだいぶ違います。
ホームと上の架線を結ぶ廃レールのアーチ。昔で言う「国電」風なイメージですかねえ。
水道橋とか、浅草橋の駅とかそうでしょ。
この駅は一応国道1号の下を走る都営浅草線の中延駅と接続しているのですが、
東京の地下鉄の中で一番知られてない乗り換え駅じゃないだろうかと…(笑)。
つか、都営浅草線自体がマイナーだよな、と思いつつ、次は「なかのぶ」の「ぶ」。

   

長津田から大井町まで、まずは2駅をゲットし東急線の旅終了。
ちなみに元々新玉川線が出来るまでは、これが田園都市線のルートだったんですけどね。
大井町に到着する大井町線を撮影などしつつ、京浜東北線のホームに降りたところで上りの「富士ぶさ」が通過。
時刻は10時ちょっと前。次の駅はどうしようか…と考えつつ、ちょっと大きく場面転換する事に。
品川から横須賀線に乗り、江戸川を渡ります。せっかくのホリデー・パスですからね。

つづく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自縄自爆

2009年01月04日 00時02分22秒 | 日常
(画像:ホリデー・パス)

関東近郊のJR路線が一日フリーで乗り放題となる「ホリデー・パス」。
正月早々実にくだらない自分の企画のせいで14時間も関東を彷徨うはめになるとは(笑)。
いや、確かに「出掛けて来る」とは言ったが、少し調子に乗り過ぎたね。

今日やったのは何かと言うと、「駅名しりとり乗り鉄」です。
ね、アホでしょ(笑)。
自宅最寄りの駅から始まって1都3県、21路線を乗り継いだ。
最寄りの駅に帰るのも、しりとりできっちり繋げないと上がれないと言う縛りが余計でしたw

疲れたので、顛末は明日以降。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする