青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

夢一夜

2018年05月03日 17時00分00秒 | 飯山線

(名残り桜の宵@西大滝駅)

信濃平でバルブを決めた後は、飯山市街の食堂で地元氏とご苦労様の夕食会。なかなかジモトでも評判の盛りのいい店のようで、大入り満員。名物のから揚げ定食を頼まずに出て来た事を後悔…(笑)。お別れの後は、野沢温泉の「新田の湯」でゆっくり汗を流して、湯上りの体を夜風に当てながらの深夜ドライブ。最終の森宮野原行きを狙いに、西大滝の駅に来てみました。朝に比べてなおのこと花を落とした一本桜は、明日になったら絵にはしにくい今宵最後の名残りの桜。駅の灯りに煌々と照らされて立っていました。


越後川口~十日町で機織り運用に就いていた飯山色は、19時台に十日町を出て170Dとして戸狩野沢温泉まで走った後、折り返して最終の森宮野原行き175Dとなります。カメラを準備して待っていると、集落の中といえども押しつぶされるような闇の圧迫感というか、静まり返った暗がりの中で列車を待つには少々怖さすら感じてしまいましたねえ。

それだけに、そこだけが明るい小さな停車場は夢の中の風景のよう。
ぽつんとカラフルな一両の気動車が止まり、音もなく走り去って行きました。
コメント
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