司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

「日本の裁判史を読む事典」

2004-12-13 09:45:00 | いろいろ
野村二郎著「日本の裁判史を読む事典」(自由国民社)

 歴代の最高裁判事の人となりや裁判史を彩る事件の数々等を簡明に解説した読み物。学生さん向けともいえるが、気楽に読めて○。

 日本の最高裁裁判官は、70歳という定年があり、しかも60歳を過ぎてから任命されるのが通常なので在任期間はわずか。したがって、国民審査を経るのも1回きりである。また、内閣総理大臣と最高裁長官の「協議」により選考されるので、きわめて保守化している。
 それに比して、米国の連邦最高裁裁判官は、終身であり、40歳代で任命されることも決して稀ではない。それゆえ、共和党大統領時代に就任しても、在任中に「転向」し、リベラル化する判事も珍しくないのである(逆もまた然り。)。
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裁判所職員の懲戒処分等

2004-12-13 09:40:00 | いろいろ
裁判所職員、99年度以降173人処分 (朝日新聞) - goo ニュース

 裁判所の職員というと、謹厳実直を絵に描いたような「石部金吉」タイプを思い浮かべがちであるが、最近は茶髪の若者も目立ち(というより普通に存在)、さもありなんという記事である。京都地裁でも昨年、「別れるんだったら、撮影したビデオ(ご想像のとおり)を親に見せるぞ」と女性を脅して免職になった職員がいるそうだ。「倫理週間」まで必要というのだから、いやはやなんとも。人間味があっていい・・・とはとても言えませんな。
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