遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

「バルザック伝」

2010-08-14 21:23:18 | 外国の本

Ba 「谷間の百合」は挫折したけれど

その本の主人公の恋人のモデルは

ベルニー夫人だったとわかった。

摩訶不思議な

バルザックの恋愛遍歴も

いろいろ出てくる

 

全く

バルザックって

恐ろしく極端な

変な人だったのです

太ってて  歯が欠けてて  短足で 格好が悪くて  

それがキラキラ輝くひとみでしゃべりだすと

数多の女は魅了されてしまう

手当たり次第 の 女好きみたいだけれど

身分が高くて お金持ち出なきゃだめなのね

ものすごい浪費家で  借金まみれ

なんとか  女の人の財産でうまいことやりたい・・・

なんちゅう奴だ

王党派だと自称していたらしいが

ともかく人間を観察しつくして小説の構想は頭の中から

奔流となって渦巻いていったようで

エネルギッシュであきれてしまう。ともかく桁外れな人だったんだろう。

ズュルマ・カローという女友達がいるんだけれど

この人は共和派の思想の持ち主で

バルザックとはお互い相容れないけれど

丁々発止とやりあう仲

これが面白い  痛快だけれど

この人との関係がモデルとなってる話はないのかなあ

 

ともかく女好きの○○べえ人間のバルザック

ベッドを共にするということがかなり遠ざかっていたとき

欲情のとりこになって

あろうことかカローにも迫ってみた

(OKがもらえれば  儲け!みたいな乗りで!)

 

馬鹿だねえ。こっぴどくぴしゃんとやられてしまう。

全くなあ

 

お金についても  文学についても

へこたれることなく

ハイテンションで 追いかけまくる

 

そういう風に生み出されたのか  バルザックの文学って

と思ったが

この伝記の作者は ボードレール伝も書いている

どんな本か少し調べたけれど

ボードレールのマザコンぶりをかなり書いている

バルザックも  お母さんとの関係  お父さんという人間が

形を変えてバルザックの小説には出てくるらしい

アンリ・トロワイヤの人間観が反映された小説と読む必要もありそうだ。

ともかく当時の人のことが  いくらかイメージできるようになった気がする

Balzacillustre

 

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血圧

2010-08-14 16:47:23 | 健康・病気

毎朝昼晩血圧を測って記録しろ

と言われて記録してきたが

脈圧(収縮期血圧と拡張期血圧の差)と

平均血圧(脈圧÷3)+拡張期血圧(単位:mmHg)が大事だと最近知って

それが記録できるように

表をつくりかえた

脈圧は65以下 平均血圧は90が標準で110以上が危険値だって

これの数値が高いと

動脈硬化が進んでいるそうだが

動脈硬化って治らないのでは

どうしょうもないじゃないか

血圧を下げると拡張期血圧も下がる

脈圧は下がらないが

平均血圧は下がる

腎臓に負担は少なくなるらしい

水泳の後は実に血圧が低くなるからいいやと思っていたが

(昨日は116/45  今日は125/45まで下がった)

45ってねえ  フラフラじゃない!

 

どうすればいいの?

ともかく体重は落とす

脈圧が高いのは太い血管に動脈硬化が起きているので

よく歩くのがいいようだ

バイパスが丈夫になるって

 

朝血圧が高いので

この一か月  三分の一ぐらいは平均血圧は110を超えてる

夜の薬をなるべく遅く飲むかな?

なんて

姑息なことを考えると

飲み忘れて逆効果だわ

 

 

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2010-08-14 08:42:33 | ただの記事

Dainichi いつだったか

ラジオが日本人の無宗教ぶりが

西洋の人からは不思議がられる

何やら提出する書類に宗教欄をなしにすると

胡散臭がられる と言っていた

無宗教が割合ふつう  というのは

世界的には珍しいのだろうか

 

いったいそれで  

日本人は自分の死を どう受け入れるのか?

というようなこと

 

身の回りを見ると  死者と結構仲良く暮らしている人が多く

それで  自分が死んだ後も 残ったものとは仲良くやっていけると信じていけるのかな?

と思う。

 

2008o525koumoku_thumb 自分が死んだ後も  

自分が祖先にやってきたようにやってもらえると

安心してもらうのがいいことだと

思っている

 

私の父と母は

私にこうしてほしいということは思っていなかったように

思う

だから一人っ子で(お嫁に行った私  お嫁に行ったという自覚はないけれど)

お墓の跡継ぎのいない実家のお墓をどうするかは

全く私の意思に任されていると思っている

 

なるほど

そういう風に死者とは了解済みということだわ

 

どこの家も(私が関係するという意味)旦那寺を持ているから

Oshou20090508_thumb 仏教徒ということになるのだけれど

仏教徒という自信はない

 

宗教を持つというのが

仏様を神様のように存在を信じることと取り違えているからかもしれない

宗教って  結局ものの考え方かなあ?

そう考えると

私は 結構日本的な仏教徒だね

仏教を巡る様々なもの  なにかと親しいもの

 

自分の死をどう受け止めるか

それは  まだなあ  よくわからない

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