写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

山里に夏の花 葛と凌霄花

2016年07月17日 | 写真日記
    [葛(くず)の花]

明けそうで明けない梅雨の合間に金沢市南部の山里に出かけました。
もう蝉の鳴き声も激しくなり始め、オニヤンマやイトトンボなどいろいろなトンボも飛び交う夏の様相が深くなってきています。
夏草の茂る中で赤い花、葛の花が咲き始めていました。
これから葛の蔓は猛烈な勢いでその領地を拡大し最盛期には林道を覆うほどになります。
その繁殖力の猛烈さから北アメリカでは侵略的外来種として駆除が続けられています。
とは言っても葛饅頭や葛湯などの原料となる根っこから作られる真白な葛粉のイメージがなんだか懐かしさを感じさせてくれます。

釈迢空は葛の花をこう詠っています。
『葛(くず)の花 踏みしだかれて色あたらしこの山道を行きし人あり』
こんなに深い山道を私より先に葛の花を踏んでいった人がいるのだなあ・・・、という感じでしょうか。

    [凌霄花(のうぜんかずら)]

山里の花というより現在では園芸種として住宅地のお庭や玄関先でよく見る花ですが・・・、山里を歩いていて谷の向こうの緑の中に赤い花が見えました。
望遠レンズで引き寄せてみると「凌霄花」の花のようです。
この花は競うように群れ咲く賑やかなイメージですが、本来はこの花のように地味な咲き方の花だったのかもしれませんね。
花言葉には「豊富な愛情」「名誉な女性」「愛らしい」「女性らしい」など女性らしいものも。

今日はどちらかと言うと地味な咲き方をしている夏の山里の花の写真2枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



当ブログの親サイトは[ぎゃらりーたちばな]です。リンクなどはこちらへお願いいたします。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする