4月最初の土曜日の訪問です。この日の早朝、普段より席数を減らした上で16時迄の営業であることを告げるメールが届いたこともあり、自分的には早めの15時過ぎにお店に到着すると助手さんがカラーコーンの片付け作業中。「終わりですか?」と尋ねると、参ったなぁという表情で「聞いてみて。」と。店頭まで優しく付き添って頂き店主さんにお願いすると、本当にこちらの顔を確認したのか不安になる位瞬時に「おぉ、いいよ。」との許可を得て列の最後尾へ。聞くと50分前には宣告があったそう。本当にいい加減にしないと、お店の厚意に甘え過ぎです。
大豚、大蒜多め野菜。脂もお願いしましたが、声の小ささと滑舌の悪さで伝わっていなかったよう。
麺丼です。麺の盛り付け方がいつもと違ってモヒカンのよう。麺自体も整った形状で惚れ惚れしてしまいます。
標高もなかなかのもの。
表面はややねっとりとして軟らかめ。
前回よりも滑らかさが増した麺は、丸みを帯びて全体に水分が行き渡ってふっくらとした形状。
最後のお楽しみは卵黄を絡めて。コクが深まってもう一つの料理が生まれます。
液体油の層が厚く白濁した見た目のスープ。
良くかき混ぜてから口に含むと、鋭さのある塩味が口の中に一気に広がり、その後を豚出汁感が後を追ってくるもそれを覆すまでには至らない、醤油の存在感強めの仕上がり。脂がなかったことも影響しているのかもしれません。
サブ丼には野菜と大蒜と豚。
ザックリ切られて僅かに甘さを発するキャベツの比率が高めで、しんなりとしたことで麺と和えて食べるに適した野菜。
豚。豚入りの食券を購入していたのですが、この日も店主さんから「豚食べる?」と聞かれ「お願いします。」と。両隣に座っていた、ノーコールでラーメンが配膳される程の常連さんも驚愕の表情でこちらに顔を向けていました。店主さん誰かと間違えてますよね、たぶん。
みっちりと詰まっているにも関わらず歯を入れるとスッと裂ける赤身。
赤身と脂身のバランスが取れた、これぞ神田神保町と言うべき正統派の豚。
繊維質によって裂けやすい豚。
水分量少なめでパサつき一歩手前といった状態の、ツナに似た食感の豚。
タレが強めに効いた脂身中心の破片がゴロゴロと。
こちらは赤身が中心。
ギュッと詰まった濃厚な脂身が魅力的な豚。
厚みもあります。
全体を引き締める塩気が強いタレを纏った豚。
大蒜は細かく刻まれてサラッと。辛味は程々といった具合。
生卵。卵黄は麺と、白身はスープの中へ。
約16分で完食。「足りた?」の確認は助手さんから、店主さんからは「今日も飲みに行くの?」とご挨拶がありましたので「お腹いっぱいになりました。」「今から行ってきます。」とそれぞれ返答してお店を後にしました。
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