藤沢駅周辺をブラブラとし、JR稲田堤駅へ着いたのは18時20分過ぎ。そして数分後にお店に到着すると行列はなく、シャッターが半開きの状態。中に居た店員さんに確認すると、「こってりはないが、店内営業は行う。」との返答。少し安心して、15分後に再び訪れると店頭には4人が行列を成していました。そしてその直後に開店となりました。
この日の券売機。
メニューは1種類のみ。本当はレギュラーメニューの油そばが食べたかったのですが仕方ありませんね。
大蒜と胡椒と唐辛子とお酢がカウンター上に用意されていました。
野菜みそ+ラー油。
具材はチャーシューと玉葱とネギとメンマとなると。
約8分程茹でられた麺。店内には6席が用意されており、一度に全員分が調理されていました。実質的にはロット入替制になるのかな?
店主さんにより、まな板の上で力強く揉み込まれた後に鍋の中へ投入されました。
ツルンっとした舌触りで、シコシコモチモチとした食感が強く現れていました。また、小麦の香りを豊かに漂わせてもいました。
チャーシューは2枚。
冷えていましたが口に入れると徐々に舌の上で溶け出した、ネットリとしつつも後味サッパリの脂身。
しっとりとした肉質で、ホロっとほぐれた赤身部分。
丼に手を付ける前に「野菜しか使っていないんだけど、俺が作るとこってりになっちゃう。」という、店主さんと常連さんとの会話が聞こえてきました。
最初にみそによる甘辛さがガツンときた後に、仄かな甘みとしつこさのないコクが徐々にそれを上書きしていった、滑らかな口当たりながら奥深さを覚えるドロッドロッのスープ。液体油が浮いていたとは言え、この味の奥行き、本当に野菜だけで生み出すことができるのでしょうか?
ラー油を少しずつ加えて。一度にあまり入れ過ぎると、辛味が味を支配してしまいます。
入れ過ぎちゃいけないのは分かっているのですが、2度目の投入。
嫌な辛みの無い生の玉葱。
小口切りされたネギ。玉葱と共にスープに沈めると、ドロッとしたスープの中にシャキシャキとした玉葱とネギが現れてきて食感の対比が楽しめました。
甘めに味付けされてコリコリとしたメンマ。
なると。一般には主役にはなり得ませんが、私の中では違います。
希望者に無料提供されたラー油は、かなり辛くもそれだけでなく旨味が詰まって、僅かに甘味すら感じるもの。有料トッピングにしても充分に通用する品質です。
卓上の大蒜が乾燥気味だったのは残念。
全体的に丸みを帯びた味わいの一杯を11分程で完食。気持ちの良い接客の、以前八王子野猿街道店2で働いていたという店主さんに感想を求められ「美味しかったです。でも、せっかくのラー油は使い切れないからこの半分の量でも十分です。」と伝え帰路に就きました。
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