一人前の大人になる為に

日々の出来事を正直に見栄を張らずに。職務上の立場を悪用した同僚に内容を監視されているので、きっかけを待って消えます。

ラーメン富士丸神谷本店

2021年03月26日 20時00分00秒 | ラーメン富士丸

12月中旬の日曜日のことです。都内での所用を済ませてから訪れたのですが、それが予想以上に短時間で終わってしまい、どこかへ立ち寄ろうとかとも考えたのですが行きたい場所も思い浮かばず、14時19分には店頭へ到着。それから2番目のお客さんの姿を見かけるまでの2時間を、今迄の人生を振り返り、この先どうしたら楽しく生きられるだろうと考える等して過ごしていました。その後は、17時時点で10人が、17時30分時点では17人が、17時48分に開店する際には24人が行列を形成していました。

 

こんな時期になりました。

 

国産ブタメン、大蒜多め+大盛り+野菜+ブタかす入りアブラ。

 

配膳直後の美しい円錐形。

 

時間が経つにつれ形が崩れ始めて。

 

ギューッとねじってから3分間鍋の中を泳いでいた麺。かなり大人しめの量でした。

 

丼から顔を覗かせていたプレーンさ溢れる部分は釜揚げ状態。ボソボソとして喉の奥に小麦感を濃く残していきました。

 

スープを絡め取るとしなやかに変質し、全体に滑らかな食感を覚えました。

 

行儀悪くも野菜とアブラをぐちゃぐちゃとかき混ぜて締めの一品に。

 

今回もおまけ。良い年が迎えられそうです。

 

ぐったりとして、調味料で下味が付いているという理由だけでは説明できない甘さを持つ野菜。野菜の食券の2枚買は可能かな?と考えながら。

 

お椀に移してアブラを絡めて。

 

ムッチリとした肉質で、噛み切ろうとする動作に反抗するように伸縮した豚。

 

サクッと歯を受け入れて、筋繊維に沿って裂けた豚。

 

鋭い塩味を感じるタレを全身に纏った端豚。

 

タレをふんだんに抱え込んだことで奥まで味を受け入れており、箸で持ち上げるとボロボロと崩れ始めました。 

 

こちらはやや小振りな端豚。

 

タレによって茶色く変化したトロットロの脂身が食欲をそそります。

 

弾むような噛み応えで弾力に富んだ肉質の豚。

 

ほぼ赤身でしたので、試しに辣油でコクを与えて。悪くないですが、黒胡椒もプラスすれば良かったなと。

 

マイルドな色合いのスープ。

 

僅かにとろみを持つ、舌に纏わりつくような液体油が角の取れた醤油の塩味を包み込んだような円やかな味わい。ただ、いつまでも後を引くことなくサッと消えていきました。

 

カリッとしてドライな大蒜。

 

辛味は控えめでしたので麺に塗して大胆にガリガリと。

 

ちょこんと乗った、甘さと塩気のバランスが取れた固形脂。この量でも野菜の味付けとしては十分。

 

プチプチとした固形脂たっぷりのブタかす入りアブラ。液体油が汁物のように浮かんでいますが、見ため程のしつこさはありませんので野菜や麺をどぶんと沈めて。

 

一時期よりも落ち着いた量だったので余裕を持って18分程で完食。第一助手さんとエアコンの操作を巡って口喧嘩をした末、店主さんが暫くの間店奥へ閉じこもってしまったので、年末のご挨拶が出来なかったことを心残りに思いながら、開店時よりもさらに伸びた27人の行列を横目に帰路に就きました。

 


岸田屋

2021年03月25日 20時00分00秒 | 岸田屋

神田神保町から徒歩で約1時間20分。皇居、日比谷公園、歌舞伎座、墨田川と都内の観光名所を通り過ぎてお店への到着は17時42分のこと。この時、16時に開店した店内は6割方の入り。例の病気のせいですね。

 

ハイボール、500円。ウイスキーの風味と炭酸が程よく、そしてレモンの酸味がかすかに舌に残る飲みやすいもの。たっぷりの氷は、大きな塊をアイスピックで砕いているのが見えました。ですので勿体無いと全て口の中へ。

 

牛煮込み、550円。

 

大きなもつがゴロゴロと。汁はトロっとして、もつの旨味が詰まって濃厚。脂の存在が強烈なこともあって洋風に感じる仕上がりで、長時間煮込まれたデミグラスソースのよう。

 

ネギはシャキっとして瑞々しいもの。注文すると店員さんから「ネギ入れますか?」と聞かれますが、入れないと絶対に損です。

 

黒いもつは、噛み応えが有るような無いような不思議な食感。

 

運ばれて来た際はレバかと思いましたが、形状から違いますよね。フワ?

 

プルルンッとしてこってりさ強めの部位。

 

唐辛子を振って。

 

レモンハイ、500円。甘さ強めもレモンの酸味でスッキリと。

 

締めに残った煮込みの汁でおにぎりをとも思っていたのですが、明日の予定を考えて断念。結局、退店まで終始空席が発生するのんびりとした雰囲気の店内で、女性店員さん達の無駄のない動きや厨房の様子を眺めながら1時間強滞在して、1,550円の支払い。贅沢な時間を過ごすこと出来たことに満足し、帰路に就きました。

 


ラーメン二郎神田神保町店

2021年03月24日 20時00分00秒 | ラーメン二郎神田神保町店

JR御茶ノ水駅に降り立ち、徒歩でお店へ向かいました。店頭への到着は13時50分で、38人の行列が目に入りましたが想定の範囲内。並び始める前にトイレを借りようと店内へ入ると、店主さんから「今日は早いな。」とのご挨拶を頂いた後にしっかりと用を足し、その間に1人増えた行列の最後尾に向かいました。そして、ほぼ予想通り、2時間15分後にラーメンが配膳されました。尚、並び中行列整理の助手さんからも「今日は早いね。」と。最近はお願いをしていないんだけどなぁ。

 

大豚、大蒜脂。

 

麺丼。

 

頂上には固形脂と豚。店主さんからのおまけですね。

 

助手さんの麺上げにしては多いなと思っていると、「本当はもっと少なかったんだけど、〇〇(店主)さんが足したんでこうなりました。」と助手さんが耳打ち。確かに、助手さんが盛付けをしている間、店主さんがこちらをちらちらと見ながら麺を茹でていました。

 

盛り上がった部分からは、他の味の影響を受けていないので、麺の風味、特に小麦感の香りを強く感じます。助手さんの場合、グルエースは振りかけないよう。

 

スープと絡まって滑らかさは増すも、にゅるんっとした喉越しは相変わらずの、総じて軟らかと言える茹で加減でした。

 

固形脂と全卵を添えて。

 

サブ丼には野菜と豚と大蒜。

 

バリバリと音を立てながら食べ進めた野菜。もう少しあっても良かったなと。

 

表面はとても優しい舌触りでした。

 

溶けて滲み始めた脂が甘い豚。

 

しっとりとした赤身は咀嚼すると口の中でとろけるように。

 

脂身は常温でも、固まった脂肪分のこびりつくような感覚がなく、舌の上からスッと消えていきました。

 

端豚ですが、噛み難さもなくスムーズに胃の中へ。

 

どの豚も、今までにあまり感じたことのない上品さを持っていました。

 

天辺の豚はスープに沈めて。

 

熱が入ってさらに軟らかく。

 

丼を降ろす際にドバドバと豪快に溢してしまったスープ。厚い層を形成する液体油が示すとおり、醤油の鋭さを舌で感じた後にその刺激を液体油が包み込むようにして中和させていた、豚感は控えめの味わいでした。

 

ソフトな口当たりのとても細かな大蒜。

 

固形脂はその形状を残して。

 

生卵。最後に残った麺を移して。

 

16分程で完食。寒さからか、交代後も厨房の中に留まっていた店主さんと「足りた?」「お腹いっぱいになりました。最後の一押しが効きました。」「あれじゃ足りないと思って。」というやり取りをして、退店しました。

 


宇ち多゙

2021年03月23日 20時00分00秒 | 宇ち多゙

12月中旬の土曜日のことです。道路工事に巻き込まれたことで予定の電車に乗り遅れ、店頭への到着は11時50分。年末ということでいつもより早めの閉店を想定していましたので、ハラハラしながら14人の行列の最後尾へ。並び中、お店より残っているおかずはシロが20皿分と煮込み10皿分と大根のみだから、並んでも入店出来ないかもしれないとの事前通告がありましたが、15分程待って店内へ。そして、私の後に2人が入店した直後、行列を形成していた方々へ閉店した旨が告げられていました。あぁ、本当に並んでも帰されるんだぁ。

 

梅割り。スッキリとした甘さが特徴です。着席後、もうおかずが残っていなかったからか、二代目さんから「今日はお酒は少しだけ。」とやんわりと注意が。

 

煮込み。二代目さんが必至に掬って下さり、煮込みはこの一皿を最後に売切れとなりました。

 

プルプルっとした舌触りの部位です。

 

ぷよぷよとした脂を纏った部位が多く、総じてこってりとした味わいでした。また、具がやや少なめだったからか、汁の魅力を存分に堪能することが出来たのも嬉しかったです。

 

常連さんを真似て、大根のお皿に乗った生姜を。紅生姜に対する強い思い入れがあるわけではないので、ふーんと言う感じ。

 

シロタレよく焼き。席に着くなりお酒が注がれる前に、急いで注文しました。もう一皿、塩よく焼きも注文出来そうでしたが、他の方にも行き渡るよう自重しました。

 

表面はカリカリとし、その直下はクチュッとしてジューシーなシロ。

 

大根。「大根ありますか?」「つうか大根しかない。」で。

 

糠の香りが漂い、甘さを伝えます。

 

これだけでも焼酎が進みます。帰ったお客さんの中には大根だけでも満足という人もいたでしょうね。それでも閉店してしまうのは、もつ焼き屋としてのプライド?

 

葡萄割り。この前に梅割りをお替わりしているので、計3杯目。

 

梅割り半分。

 

30分程の滞在で支払は1,300円。計算を間違え、三代目さんから200円の返金を受け、年内にあともう一度来れたらなぁと思いながら退店しました。

 

帰りは電車代節約の目的で、総武線に乗車する為徒歩でJR小岩駅まで。せめて土曜日だけでも営業してくれたらなぁ。

 


ラーメン二郎越谷店 夜の部

2021年03月22日 20時00分00秒 | ラーメン二郎越谷店

急遽北千住駅に立寄ったこともあり予定より1時間以上遅れて、21時15分過ぎに東武スカイツリーラインの越谷駅に降り立ちました。何とか間に合いそうだと安心してお店に向かい、21時20分頃に店頭に到着すると店外行列は2名。5分程待って入店となりました。尚、この日の閉店時間は21時33分。私の後には4人が来店しただけの、のんびりとした雰囲気が流れる店内でしたが、営業時間までに並べば食べられるというのは、利用者からすると本当に助かります。

 

小ラーメン(軟らかめ)、大蒜。

 

ふっくらとした肌触りの表面。

 

茹で時間に加えて、幅広で太めの形状がよりモチモチさを生み出しています。

 

久しぶりに唐辛子を。そこまで辛くはありませんが、ねっとりとした印象の麺を引き締める効果が。

 

シャキッとした茹で加減の野菜はたっぷり。スープに沈めるとそれを弾くよう。野菜も大蒜も店主さん自身による盛付でしたが、本店修行時代を思い出す、どの助手さんよりも豪快な盛りっぷりです。

 

大きく厚い豚が2つ。

 

サクッという感じで歯を受け入れた赤身と、それと同等の歯応えを持った脂身。

 

むっちりと詰まったイメージで伸縮性を持った豚。

 

深い茶色い見ためのスープ。

 

一口目では醤油が勝った鋭さを特徴とする仕上がりかと思うも、徐々にクドさのない甘味が押し寄せてきて、最後には麺から溶け出した小麦粉の影響もあってか、それを捲りきって固形脂がなくともかなり円やかな味わいに。「閉店間際のスープは総じて乳化傾向」と言う方の話を、プロの料理人はいつでも同じ味を提供するよう、きっちり管理しているはずだから失礼、と否定的に捉えていたのですが、あながち・・・

 

辛めの大蒜はレンゲに乗せてチビチビと。

 

閉店後の店内で約12分を要して完食。一日の最後を大好きなお店のラーメンで締めることが出来、少し心を癒されて、帰路に就く為JR南越谷駅へ向けて歩き出しました。