京成立石からJR金町駅へ徒歩で向かい、JR山手線の某駅周辺をブラブラとして目的地へは16時55分頃到着。そして、店外に出来た25人の行列の最後尾で入店を待つこととなりました。その後、17時29分に行列整理係を務める店主さんから「3連休なんて生意気だ」という理由で最後尾への移動を命じられると共に、宣告人を拝命しました。
大豚入り、大蒜脂+生卵。最終ロットだけ麺上げが三田本店での修行を終えた助手さんから店主さんにスイッチ。一旦出入口付近に着席するも、三塁側最奥への席へ移るよう指示があった後に。
麺丼。富士山のような形状、美しいです。
「お腹空いてる?」「普通です。」「なら大丈夫。今調整しているからちょっと待ってて。」の後に。
表面にヌルっとした感触を持つものも見受けられた麺。
ヌメッとした触感が、その他多くのシコシコとした歯応えをより強調して感じ取れる効果をもたらしていました。
スープを纏うことでツルっとした舌触りに変化するも弾力に富んだ食感は失っていませんでした。
卵黄と固形脂を添えて、締めの一品に。もう一つ生卵を頼めば良かったなぁと思う位に相性抜群。
サブ丼には野菜と豚と大蒜。
醤油ダレが掛けられた野菜は、ややしんなりとした茹で加減故か、甘さが極限までに引き出された仕上がり。
豚。
しっとりとして甘さを伝える常温の脂身が目を引く豚。
ファーストタッチで強靭さを確認するも、直ぐに解きほぐれていった繊維質が特徴的な肉質の豚。
脂の膜が野性味溢れる赤身を覆った豚。
醤油が勝ったタレの染み込みを感じた豚。
表層部は脂身によってフワッ、中層部以下ではみっちりとした噛み応えの赤身で構成された豚。
裏側は濃いめに味付けでした
筋肉質のような見ためも、歯を入れると容易に崩れた豚。
外側がカチッとした肌触りの豚。
液体油の層は過去最高レベルの厚さ。
鋭い醤油の存在が舌に突き刺さった後は、豚と調味料の特長がじわじわと口の中に浸透し塩味に迫っていく味わい。ただ、時間が経過すると緩重な塩味の広がりがその他の要素を凌いでいったスープ。
麺丼の底には小さな豚が多数沈んでいました。
サラリとした大蒜の風味は優しめ。
固形脂には肉片もちらほらと。
生卵。白身は冷ます目的で麺と共に。
配膳直後は少し苦戦しそうな量かとも思いましたが、無理なくのんびりと22分で完食。和やかな雰囲気の閉店後の店内で、残ったお客さんへの口撃が止まらない店主さんに、御多分に漏れず一通り茶化されてから退店しました。営業時間の一部で助手さんが麺上げを行うようになって、店主さんの体調にも随分と余裕が生まれたよう。調理作業終了後、前回禁酒宣言を聞いた記憶を思い出しながら、500mlのハイボール缶を美味しそうに飲み干すお姿を拝見しての感想です。