(贈呈式後の記念写真内田副知事と(知事室にて)
今から、350年前(1662年)に宮崎県で大きな地震が発生し津波に襲われて甚大な被害をもたらした。
その日向灘大地震、通称「外所(とんところ)地震」を題材にして紙芝居とDVDを制作し、県民の防災意識の向上にのため、私たち宮崎「橋の日」実行委員会が県に贈呈した。
事務局を務める私は、日頃より会のために尽力し続けている役員の皆さんがこのような舞台に出られたことがなによりも嬉しく思っている。永年活動に携わってきたメンバーのみなさん、そして裏方で準備に奮闘されたメンバーのご苦労に感謝。
(宮崎県災異誌419ページより_宮崎県立図書館蔵)・画像をクリックすると拡大されます。
さて、この紙芝居は、宮崎県発行の「災異誌」からの引用文献によって作成したもの。何故「橋の日」が地震を扱うのですかと質問を受けることがある。理由は、目に見えない橋を架けることだ。橋は、人や物を運ぶ。こころの架け橋ということもある。南海トラフへの課題が叫ばれる中、私達にできる優先的な課題は、地域を守ること、つまる減災、防災への危機意識の高揚だと感じるからだ。その意味から、直接的なアピールよりも、この紙芝居やDVDの効果がより高いと考えて、この企画を検討した。
私達が今、気づいたこと、その時にやるべきこと、畑違いと臆せず、信じるところを貫くことも大切だと感じる。
この企画が防災、減災への「橋渡し」ができること、350年前から続いている災害文化の伝承が更に拡がっていくことを願っている。
贈呈式の模様がMRT宮崎放送・UMKテレビ宮崎でも放映された。
MRT(ストリーミング放送)
http://mrt.jp/localnews/
UMK(ストリーミング放送)
http://www.umk.co.jp/news/