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人生の坂道、マサカの坂。

2015年12月19日 14時15分53秒 | ひとりごと

 「相談があるんだけど・・」それは、友人からのLINEメッセージは流れてきた。
それは20年来、つきあいのある友人Aさんだった。現在は、50歳を過ぎ中学生の子どもと妻の3人で暮らしている。

週末の土曜日19:30、街中のファミレス。久しぶ叫こ見る彼は、少しやっれた感じに思えた。
お互い普段の暮らしぶりについて話した後、彼は難病を発症して5年あまりが経過していることを打ち明けてくれた。病名はパーキンソン病。脳の障害により、身体の筋肉が固まっていく病気だ。これまでの生活の様子を伺った。 5年という長いトンネルの中をひとり歩いていく、そんな毎日だったと振り返った。その上で、行政がおこなっている公的支援の相談窓口と支援プラン、今後の資金計画についての考え方、更に病状が悪化した時の働き方、同じ病状を持つ患者の会などについての情報を提供した。

友人と知り合った当時、私も彼と同じIT関連企業に籍を置いた。月400時間以上の仕事を共にしたこt。これまでお互い多くは語らなかったが、ひたむらに仕事をする仲間としてつきあってきた。結婚にいたるまでのふたりのこと、結婚式でのこと、いろんな思い出が蘇える。それだけに、彼に襲いかかった突然の出来事は、身につまされるものがあった。 

家族の成長と安定を支える重要な時期に、突然の発症。どんな思いで生きてきたのだろうか。そして耐えきた日々。人生の「まさか」は、突然襲ってくる。50代は胸突き八丁の坂。高齢の両親、身体のあちこちが衰えていく自分自身や家族の健康。環境の変化。そのまさか・・ということが、いつ起きるかもしれない50代。しかし、襲ってくる不幸とは戦わなければならない。生きて、生きて、生き抜いていくことが、真に生きることだと先輩が教えてくれた。