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災害支援の事例を通して、支援スキルとこころ構えを学びました。

2019年03月24日 06時19分36秒 | まちを良くする活動

3月17日(日)今年度3回目となる標記研修会を産業カウンセラー協会関西支部の元支部長遠藤瑞枝さん(シニア産業カウンセラー、協会スーパーバイザー、1級キャリアコンサルタント技能士)講師に招いておこないました。

午前10時よ、JR福知山線脱線事故、阪神・淡路大震災、東日本大震災での事例をもとに、クライシスカウンセリングについて被災者、支援者の視点に立って、必要なスキルについてお話いただきました。事故の被災者だけでなく支援者、たとえば消防士が悲惨な現場を見ることでトラウマになるなど、被災者の悲痛な体験を聞くことで精神的に病むケースなど、支援する側にも気持ちの切り替えやひとりではなくペアによる被災者支援の重要性を再認識しました。

午後からは、遠藤さんがこれまで実際に対応された4つの事例を元に、3人がペアとなり3時間にわたりロールプレイを行いました。これらの研修を通して、相談者のレジリエンス(回復力)を信じて自らが気づいていくための手助けをしていくことが大切なことを再確認するなど、継続して学び続けることが重要なことを改めて痛感しました。

 最後に講師より、加減乗除を例に災害支援のポイントをまとめました。それは被災者を「気にかける、かかわる、たすける、ひき受ける」ということです。これは、災害支援だけでなく、日頃の人間関係においても大切だと感じました。次年度も3回の研修を考えており、継続した学びの場をつくっていきたいと考えています。