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キャリアコンサルタント資格更新研修、3日連続で受講。

2018年11月28日 07時07分44秒 | キャリアコンサルタント


(東京駅八重洲口)

現在、同資格を3年前に取得して、セミナー講師として、またカウンセリングに活かしている。しかし、世の中の変化の波が働く人のキャパシティを越えて、さまざまな影響を与えているように感じられる。そのため、この国家資格キャリアコンサルタントの登録を継続するためには5年ごとに更新を受けることが必要で、更新を受けるためには、以下のA及びBの講習を受ける必要がある。
A. キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な知識の維持を図るための講習につき8時間以上
B. キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な技能の維持を図るための講習につき30時間以上となっている。

今回、B講座を受講するため、東京にて11月23日から25日までの3日間、「アサーション」「キャリアコンサルティングの現場で使えるグループワーク」「キャリアストーリーインタビュー」の3講座、合計19時間を受講した。一方、全国より集まった参加者は、それぞれ専門職(保健師、専門機関の相談員、大学の講師)の方々が集まっており、情報交換の場ともなった。今回の講座の内容はいずれも実践的なものばかりで、支援の現場で活用できるスキルであった。よって今後、どう深めて実践に活かすかが課題である。

講師より、3講座の理論の根底に流れる考え方に「社会構成主義」があるとの説明があり、どのような関わりがあるのかと調べてみたくなった。ウィキペディアの一文を借りると、「本質的で客観的な真理」は人間にとっては直接観察不能であり、何らかの枠組みによって観察されざるをえないのであるから、問題はどのような社会的枠組みに依拠しているのかといった足場に向かう議論とある。
カウンセリングにおいては、主観的な経験と感情に価値、文脈が重要、仕事と生活を全体とみなすという考え方である。ナラティブアプローチやサビカスのキャリア構築理論は、クライエントのこれまでの経験や感情に価値を置き、人生という全体の文脈の中でクライエントを理解するということから、正しく社会構成主義が下敷きになっていると言っていいだろう。

クライエントが見ている環境、感じている環境、主観がクライエントをつくっている。そう考えると、クライエントが語るキャリアストーリーと意味、主観性に価値、事実と同様に感情も重視することで、クライエント自身がつくり出すキャリアを支援することがカウンセラーの役割となってくるのだと思う。まだまだ理論の入り口に入ったばかりではあるが、人や社会への新しい捉え方や枠組みへの興味が高まっている。

すべては、支援に活かすために、その人らしい生き方を支えるために、学びを深めたい。



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