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人との比較は止めて、前の自分との比較へ(クリティカル・マス)

2019年01月16日 04時07分14秒 | 気になる○○


1月23日の研修ネタを探していたところ、本棚の一冊から「クリティカル・マス」について記述を見つけました。「結果はなかなか出ないけれど、これまでの努力を信じよう」などと、これまでの苦労や努力を認めながら、前へと進んでいけるはずです。以下の内容を転載します。

 

 私たちの習慣病の1つに「タテとヨコの比較」があります。頑張っている隣人に倣って、自分もがんばろうと思うことはあってもいいのですが、隣の青い芝生を恨めしく思い、競う現代病です。それに代えて、「タテの比較」をお薦めします。「タテの比較」とは、昨日の自分と比べて今日、1ヶ月間に比べて今日、1年間の自分に比べて進歩しているどうか、と考えてみることです。

 他人と比べてではなく、自分のライフヒストリーをタテに眺めたときに「あぁ、自分にもこんなことができる」「自分はこんなことをしてきた」という、自己効力感や達成感にもとづく自信が芽生えます。これは、次の挑戦につながっていく健全なものなのです。

 あなたは、逆上がりを、だんだんできるようになった人を知っていますか? 逆上がりなどは、懸命に練習を続け、努力を重ね、ある日突然できるようになります。このように、成果があらわれるまでに必要な知識量、練習、経験などの総量をCitical Mass(クリティカル・マス)といいます。

 私たちの成長も逆上がりと同じで、成長をグラフで表すと階段状になります。努力を続けて、課題を乗り越えたときに成長するのです。一定量に達するまで進歩(成果)が見えにくいため、努力してもなかなか結果が出ず、途中で辞めてしまう人が大勢います。

 たとえば、逆上がりができないから、縄跳びにしよう。縄跳びがうまく飛べないから水泳をしよう……などと、どんどんやることを変え、最終的には、自分に合うものが見つからず、自分探しに明け暮れてしまうのです。クリティカル・マスを知っていれば、努力のしがいがあります。「結果はなかなか出ないけれど、これまでの努力を信じよう」などと、これまでの苦労や努力を認めながら、クリティカル・マスを待ち望んでください。(畦柳 修著 キャリアデザイン研修 実践ワークブックより)

上記は成長していく自分を可視化した考え方です。根本に流れる考え方は、判断軸が相対的なのか、絶対的かということかなと思います。他の人との比較で自分の幸せを確かめたりしていると、その時の世の中の空気や、その時々の感情に流されたりして、自分自身が不安定になるように思います。去年の自分より1%でも良くなっていれば、自分を認める。そんなことの方が、大切かと思います。


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2 コメント

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人との比較はやめて前の自分との比較へ (あつみなおこ)
2019-01-16 08:34:59
毎日、気持ちにポッと灯がともる言葉を伝えてくれてありがとうございます。自身もそう感じていて、でもけっこうきつい現状にいると変な強がりに思われたりしないかな、などと考えたり・・・そんなふうに弱った時にこれでいいと思えます。
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そうですね。 (鶴羽 浩)
2019-01-16 19:48:10
書込み、ありがとうございます。
そうですよね、こころのどこかで、そう考えることで、自分を大切にできるのではないかと思います。私は、もっと自分を褒めたり、認めたりしていいと思います。行きにくい世の中をみんな頑張っていきてると思います。
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