昨年、8月にキャリアコンサルタント(標準レベル)の試験があり、実技も学科も不合格となった。
思えば、試験の準備をしたのは、誰よりも早かった2月。テキストも3回しっかり読み込んだし、模擬テストをよくできた。
何より準備もした。日曜日は、7時間欠かさず勉強した。暑い夏は、3時間ごとに水をかぶりながら、勉強に励んだ。
試験前10日位は毎日、3時起きで勉強した結果、学科試験(5肢択一、記述式、論述)とも、よくできたが・・・、振り返ってみると論述でつまずいた。今思うと、試験勉強に飽きて、論述は大味というか、焦点がボケた、あいまいな回答だったように思う。
あんなに勉強したのに・・。当初は試験勉強はしない。本物の実力をつけるのだ・・という気持ちだったが、結果的には試験勉強だった。実技試験もそう、試験勉強に飽きて真剣さに欠けていたように思う。
でも振り替えてみると、もしあの試験で合格していたら、かなりの自信家になって、やればできると勘違いしていたのかもしれない。確かに人並み以上の努力はしたつもり・・・でもどうだろう。努力だけで何事かなすことができたら、世の中すべてうまくいくと思うけれど、それができないところに、努力を越えた何かがあるから、面白いのではないか。
くやしい思いがあるから、次へのモチベーションと繋がる。合格した方より少なくても、2倍の時間、勉強することができることが、本物の実力アップにつながっていくのではないか。
以前、カウンセラーの試験に合格した際、知人と勉強方法について話したことがあった。
私:「これ以上できないという勉強をしたつもりです」
知人:「どれくらい勉強したの?」:
私:「10年分の過去問題から600問選択して、1問づつ解けるようになるまで解いた。それを5回繰り返した」
知人:「そう頑張ったね。でも私は15回はそれをやったよ」
私:「ふーっ、凄いですね」
皆んな言わないけれど、努力していたんだ。ある意味、生きることへの戦いでもある。人はいわないだけで、それぞれのステージで戦っている、そう感じた。
あの受験勉強の苦しみが今の自分を支えていることがある。それは試験勉強前の2ケ月間、5時に起床。勉強後、仕事へ行き21時位まで仕事をこなし、頑張り続けたあの頃。現在、一日数百ページの資料に目を通したり、文章をまとめたりすることが多い。気の遠くなりそうな作業だが、頭を酷使して頑張ったあの時があるから、今乗り切れていると思う。
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