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紅葉と日之影町「英国館」

2015年11月15日 21時17分56秒 | 旅、風景写真



10月15日(日)日之影町見立地区にある英国館へと嫁と義母、そして義母の友人達を連れて出掛けた。英国は、国の登録有形文化財。宮崎市から車で3時30分の場所にある。



紅葉の美しいこの季節。英国館の庭から眼下を望む。



見立鉱山は昭和44年に閉山。 現在、英国館は日之影町の所有になっており、入場料300円にて入館できる。

喫茶室
英国館で使用されていたテーブルやイスをはじめ、英国のカントリー風の家具や置物でコーディネートされた喫茶室。

見立鉱山は、寛永8年(1627年)の大吹鉱山発見から約350年もの間、見立地区は鉱山とともに歩んだといわれている。大正末期から第2次世界大戦の直前まで、見立鉱山の経営・採掘は、ハンス・ ハンター氏の手に委ねられ、英国の鉱山技術導入とともに技師たちが招かれた。



当時の町並の様子を紹介したミニチュア。



彼らの宿舎、そして大切なお客様のための迎賓館として建てられたのが、上記の長屋風の建物で英国館(見立鉱山倶楽部)。
日本建築と洋風建築をひとつにした独特の様式は、現存する数少ない貴重な建物のひとつになっており、平成13年国の登録有形文化財に指定された。

鉱山資料室
実際に鉱山で使われた道具、鉱山の歴史を写真パネルで紹介している。

さて、90年程前。遠くヨーロッパの彼方から、ここ宮崎の日之影町までビジネスをするために、やってきたハンス・ ハンター氏と家族。
技師や技師の家族。延岡市から車で90分以上かかるこの地での苦労が忍ばれる。



午後2時、曲がり角が多く、離合にも苦労しながらドライブ。昼食と休憩を兼ねて北方のやな場へ。
一方、森林浴と美しい紅葉にパワーをもらった一日。