現在、好き嫌いのない私
子供の頃、甘いものが苦手だった。
母は、羊羹を1本ペロリと食べてしまうほど甘党だった。
時々、和菓子を買ってきて
「美味しいから食べなさい。」
促されるまま和菓子を口に入れるが
何度食べても美味しいとは思わなかった。
「ね、美味しいやろ?」
親の言うことは正しいはず、私が間違っているのかも。
当時から自分の味覚を否定した。
幕の内弁当に甘い金時豆が入ってるが、これも苦手だった。
金時豆って、御飯のオカズ?
母だけでなく、周りの友人も甘い金時豆を
「美味しい!美味しい!これ好っきぁゃわ~。」
と言って美味しそうに食べる。
ますます自分の味覚に自信を無くした。
人間、大人になると嗜好が変わる。
苦いブラックコーヒーが飲めるようになったと同時に、和菓子も不味く感じなくなった。
両親の看取りを終え、コボン(息子)も巣立たせて
現在は、自分独りの気ままな食事・・・
手を込んだ料理を作らなくなった。
洗い物を減らすため、炒め物などは皿に盛らずにフライパンごと食卓に並べてしまう。
生野菜も洗いざらしのザルごと食卓へ・・・
この日の主菜はレトルトシュウマイ
人に見せられない食卓・・・。
スーパーの総菜売り場で金時豆が売っていた。
母と同様、父も甘党だった。
父は生前、甘い煮豆をよく買って食べていた。
懐かしくなって、金時豆を買った。
カボチャと一緒に煮てみた。
決して、美味しいとは感じないけれど
寒くなったこの季節、昔の懐かしい思い出が心を温かくしてくれる。
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この星から旅立つその日まで
周囲の雑音なんか気にせずに
自分のいきたい方向へ進んでいく!
あお・ぞら体操 ハミングウォーク