出題趣旨のトリセツ

2013-10-02 20:11:44 | 司法試験関連

出題趣旨と自分の再現答案構成との比較をしましょう。問題は,「どう比較するのか」です。

出題趣旨は何と言っても,「論点抽出能力の確認作業」として使うのが一番良いと思います。「問題文の読み方」スキルによれば,試験委員が「出題趣旨」として掲げた事項は,問題文を読めば「気が付く」はずのものです。何故なら,いくら読んでも気がつけないような「作り」では問題文として成り立っていません。没問になるはずです。そこで,どの件から気が付くのだろうか,気が付かなければいけなかったのか,という精査が必要となります。

例えば,憲法で言うと,「パブリックフォーラム」にはどこで気が付くべきだったのか,「間接的な影響であること」,「事前規制なのでおそれ審査をすべきこと」,「ポポロ事件的要素」など,問題文のどの辺りから気が付くのか,気が付かなければいけなかったのか,をチェックするのです。

この作業は必須です。

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吉野クラス「演習編」のトリセツ

2013-10-02 19:17:52 | 司法試験関連

吉野クラスの「実践力完成講義 演習編」は10月13日から開講です。この講座には通常のペー論との違いで大きな点が2つあります。一つは解説時間が2倍の2時間と言う点です。問題文の読み合わせをしながら,論点抽出力,論点先読み能力,事実の評価の仕方などを学ぶ為です。もう一つは,第1タームは毎週科目別に進行する,と言う点です。以下2つ目について確認です。

通常の答練は,受験指導校の種類を問わず系統別に行うので,第1週目は,「公法系」第1回になります。そのため憲法・行政法を同時に受験します。第2回目も同様です。これに対し吉野クラスは,第1週憲法1,第2週憲法2,第3週行政法1・・・という展開になります。ある程度まとまった科目別対策を取りやすくするためこのような構成になっています。あと毎週答練を受けることでペースメイカーにする,という意味合いもあります。

この点を理解していただけると幸いです。

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神無月ということで。。。

2013-10-02 13:38:22 | 司法試験関連

神無月に突入しました。と言うわけでさり気なく,講師業6年目に無事と突入しました!なんか自分の合格も随分前のような気がしてきました。の割には,あまり進歩がないので(何もしようとしてない)最近久しぶりに色々考えています!

いや,早いですねぇ。4年目と5年目でも随分長さが違うなと感じていましたが,6年目って更に「長くやってるな」という印象を持ちます。吉野クラスも来年2月開講もので4年目になります。最近流行の!?コンパクト系ではないにも関らず,幸いにも3年連続で前年比プラスで推移しているらしいので(正確な数字は知らないのですが),ほっと一安心です。未修生の数が激減していること等を考えると,かなり嬉しい結果です。因みに4年目はレジュメを色々いじるつもりです。内容・形式共に整理・補充したうえで,「記述内容からの論文直結型」を意識しようと思います。

というわけで,皆さんのご指示の賜物で,講師業6年目突入となりました。これからも宜しくお願い致します!

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