講義の際に,自習室の前を通る事がままあるのですが,ちょうど通るタイミングで受験生が部屋から出てくる事があります。休憩・息抜きで出てきていると思うので,やはり見た感じ疲れているように見えます。その都度,「大変だな」と思うと同時に,「ストレスも凄いだろうな」と思います。「受かるまでは受忍すべき苦痛(受忍限度論)」と言えばまぁそうなんですが,自分も経験があるので辛さ加減がリアルに伝わってきます。結局は「頑張ってね」としかいいようがなく,自力で這い上がるしかありません。この試験の辛いところでもあります。
現役生は,何となく学内の雰囲気がピリピリしてきていることと思います。逆にそうならないローはちょいと温いと言えるかもしれません。現役の場合,受験同志が傍にいて話ができると言うメリットがありますが,同時に人間関係がストレス要因にもなりうるので卒業の時期に向けて妙な感じも出てくるかも知れません。卒業生はそのようなしがらみ的なものがない反面,端的に孤独だ,というストレス要因があります。人それぞれ,思い通りにならない環境下にあるということです。
ストレス要因と言えば,「2度目のロー進学」もそんなに珍しい現象ではなくなってきており,受験「4回目」・「5回目」というケースが現に出てきています。昨年は知り合いが4回目で合格を手にするという朗報に触れることができましたが,今年5回目で駄目だった人がいます。来年は「2度目の」3回目受験プレッシャーということになるわけで,もう想像できないですね。三振して予備ルートで受験資格を再取得した人もいれば,予備試験ルートでも不合格に終わった人も当然いるわけで,本当に様々な属性の受験生がいます。
しかし目標は全て共通,唯一無二の「司法試験合格」と言う栄冠奪取です。これからの7ヶ月が「来秋の勝利」を決めます。頑張っていきましょう!