マーキング・シリーズ刑法は予定通り全19回で終わりました!総則部分(1条から72条まで)は短答対策に最適かと思います。各論も,メジャー系でない構成要件を流石にノーガードで突っ込むのも怖いので,これで聞いておしまいにする,という手もあります。次は,商法総則・商行為,憲法をやろうかと思います。
条文の勉強は,短答対策用と論文対策用で大分異なります。短答対策用には,それこそ細かい規定の存在や,文言まで正確に記憶しなければ意味がありません。そういう意味で,会社法の場合どこまでやるのかやらないのか,というのは大きな問題です。
全科目中,図抜けて細かい知識を聞いてくるのが会社法です。これに対応するには生半可な努力では無理です。しかも問題数は13問か14問であり,コスパがすこぶる悪い科目です。なので,自分で線引きをする必要があります。
しかし,論文でも会社法は「文検索脳能力」がかなりものを言います。そこで「論文用の条文学習」は必須となります。この場合は,大体どのような規定があるのかないのか,どの辺にあるのか,の目処が付けば十分です。要は六法を即座に引いて確認できる程度になれば十分ということです。のたのた捜しているようでは駄目ですが。この意味での「条文検索能力」は必須アイテムです。
新条文マーキング・シリーズは,かなり丁寧に解説しているので,1年生・2年生のうちに腰をすえて聞くのもアリです。この場合はある程度覚えていく作業もすると良いでしょう。3年生などは時間がないので,どのような規定があるのか,どの辺にあるのかなどを主目的に聞くのが良いと思います。新シリーズ会社法は張り切りすぎて!?回数が多いので,苦手な分野だけ聞いてみるのもいいです。また,会社法の場合,単に読むだけが既に相当な苦痛を伴うので(しかも何なんだか分からないことも多い),ペースメイカーとして聞くというのもありです。