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29日は名古屋校限定のオープンスクールを行います。新合格者2名のお話(計1時間!)付きです。名古屋圏のかたは是非是非!
さて,数多くの受験生に接してきて強く感じることがある。非実力者ほど記憶作業をやりたがらない,と言う点である。要はインプット作業を嫌がるのである。因みに問題は解きたがる。
「試験における記憶の重要性」なんて話を30分も1時間もするのは勿体無いし馬鹿馬鹿しい感じもするのだが,しかしせざるを得ない。改善すべき点がそこにある以上,納得させないといけないからである。大体知識がなければ論文だろうが短答だろうが,問題なんて解けるわけない。試験当日に自分が何をするのか思い起こして欲しい。全ての道具は自分の頭の中に準備されていないと駄目なのだ。
でも不思議なんですよね。司法試験を目指そうと言うくらいなんだから,「一般的な試験のイロハ」くらいは分かっているのでは,と思うのだが,最近はそうでもないようである。「記憶の仕方」なんて話もよくする。こうなると,もはや司法試験云々の話ではない。一般的な勉強法の話である。
恐らく小中高と「暗記は悪」,「現場思考の重要性」,「応用力重視」なんていう教育の洗礼を浴びてきたからなのであろうと予想している。とどめとばかりに,ローで2年3年と「プロセス思考の重要性」なんて言われたらどうしようもない。これに,帰国子女要因,付属校上がり要因,推薦入試要因という属性が加わると,試験における「正確に記憶する作業の重要性」を伝えるのは至難の業となる可能性がぐんとあがる。要は「1点を競い合う白熱の点取り合戦」経験の有無が響いてくるわけである。もちろん「全員がそうだ」と言う話をするつもりは毛頭ない。ただ傾向性としては否定できないですね,と言う話である。
最近しつこいなと感じる方も多いかと思いますが,インプット,本当に真面目にやってください!