なんと381人合格しています。123人、233人と来て僅か2年で3倍以上に増えました。個人的には、300人は無いのでは、と思っていたので意外でした。
間違いなくこれは何らかの意図があってのことでしょう。最低点が245点→230点→210点と年々下がって来ているからです。恐らく理由は2つあって、一つは単純に予備組の合格率が高いので、まぁ、増やしましょうか、という理由。もう一つは結果的に予備組の本試験合格率が下がる可能性があるので、法科大学院組(上位ロー)の合格率との見た目上のバランスが取れるから、という理由。受験者数が減少傾向に転じているので、予備組をこの程度増やしても全体の合格率引き下げ要因にはならないと思うので、文部科学省の顔を立てつつ、座りの良い結論かと思います。
とは言うものの、2000個のイスの分捕り合戦と言う意味では競争が激化するのは間違いないでしょう。この400名弱は既に短答突破力を備え、L2論文対策もかなり出上がっている層です。今年同様7割の合格率を叩き出すと、270名強が合格することになります。これは驚異です(もっとも今年は184名出願(昨年度の予備論文合格は233名です)し、120名合格なので、実質合格率は65%ですから、単純に381名に65%かけても248名となりますが)。
もちろん、昨年も予備試験最終合格者219名のうち61名が法科大学院在学生でしたし、今年も350名程度の予備最終合格者のうち100人程度が法科大学院生と言う可能性も十分ありますから、単純に予備枠で400名近い受験生が雪崩込んでくるわけではないです。なので完全に数遊びみたいなもんですが(笑)。
どちらにしろ、気合いの入る情報ではあると思うので、皆さん頑張りましょう!