個人出版社を立ち上げようという意気込みについて、四月五日付けのブログに書いた。七面倒な諸手続きをクリアし、いよいよ書籍出版にこぎ着けられそうだ。記念すべき一冊目のタイトルは「黒猫とのの冒険」(ユメミテ書房刊)とし、「冒険」と「帰還」の二作を収録した。定価は七百八十円。販売書店は未定。
すべて手作りで、和紙で巻いた表紙の手触りが何とも麗しい。本を作ってみて思ったのだが、私は本づくりの作業がこの上なく好きだ。文章を書くより数倍楽しい。残念なのは、作る時間がぜんぜんないこと。この調子だと、月に数冊作るだけで精いっぱいだ。(2013.5.14)