心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

猫から学ぶこと

2008-05-10 | 
                        (はがき)



今の季節、みーにゃは散歩に出たがってものすごい自己主張をする。

玄関の扉の前で背中を見せながら、初めは「ねえ、散歩行こうよ」って
独り言っぽく呟いているんだけど、私が何か用事をしていて
「ちょっと待ってね」というと、だんだん、ドスのきいた声に変わり、
最後は「ねえったら  !」って叫び出す。


 ← なかなか凛々しいでしょ


その意思表示の強さには、つい笑ってしまうほど 

犬は 飼い主にリーダーシップを取ってもらった方が幸せらしいけど、
猫は、自分の気の向くまま自由にいたいみたい。

私なぞ、侍従のごとく「かしこまりました  」ってのが常。
(だからみーにゃは、自分が一番だと思ってしまったみたいだけど  )

時々、みーにゃは羨ましいなぁって思う 
自分はこうしたいっていうのが明確で、迷いがなく自分にまっすぐだから。

でも人は日々、迷い悩むのもこれまた人生。
人間、一生を迷わずに過ごすことなんてできっこないのだから
気楽なところで迷う力をたくわえた方がいいような気がする 

知らぬ間に、自分の迷いを切り捨ててくれたり、判断を肩代わりしてくれる
「指導者」を求め過ぎると、一人で立っていられなくなることもあるから。

時々自信も気力もなくなったとき、尊敬するMさんの最期のことばを
心に呼び戻す。

「どんなに辛くても、自分の未来は自分だけに属するのよ  」 

みーにゃ様には時々手を焼くこともあるけれど、学ぶところもあるのです 


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする