心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

ひさびさの銀座書展巡り

2008-05-30 | 書展・展覧会情報
                     第26回 書といけばなの出会い展




昨日は生憎の雨でしたが、母と書展巡り。
東京セントラル美術館で開催中の「書といけばなの出会い展」に行って来ました。

書は書壇で活躍されていらっしゃる、さまざまな団体の会長、理事、代表等々の103名。
毎日書道会最高顧問の稲村雲洞先生、日本書道學院長の石川芳雲先生の作品も。
ほかに國井誠海、金子聴松、齋藤香坡などなど。

    
  ←稲村先生「心畫」        


   ←石川先生「自詠の句」


華は映月松風流、広山流、草月流、池坊などの家元、顧問、理事とそうそうたる方々73名。

母は毎年来ていたようだけど、私は初めて。
それにしても。。。。 なんだかもったいないというか。。

書も華もそれぞれの作品は魅力があるのに、これは・・響き合っているのかしらんと、
主催者(美術出版(株)修美社)の意図もセンスも、少々「?」ってのが正直な感想。

いけばなの主張が強すぎて、お互いの響き合いを拒絶しているような。
あ。私は書の味方ってわけではないですよ~ 

ただ、花には色があり、一輪だけでも存在感が強いものもあり、和、洋、南国風あり。
↓その個性の強いものを、これだけ並べるっていうのは・・・ねぇ。。





去年よりはいけばなの数も少なかったようだけど、花のむせ返す様な香りも加わって、
書の余韻を静かに味わう空間も時間も、そして書と花の響き合う世界も
残念ながらあまり感じられなかったかな・・・。

人と人との関わりも似てるような・・。
お互いの主張や個性が強すぎるのが悪いわけではないけれど、
回りにいる人は疲れるっていうか、心が落ち着かないっていうか。

はてと。
書といけなばの出会いは、どんな出会いだったんでしょうね・・。

このあと、母にとっては青春時代の思い出の店でもある 煉瓦亭 でランチを頂き、
(すごく美味しかった! ちなみに二人ともポークカツレツを注文)
鳩居堂 で開催中の、玉湖書展、書道玄海展選抜展に立ち寄り、
やっぱり書も奥が深くて、表現の世界は厳しいねぇ  と、母とつくづく。。

そうそう。(ちょっと自慢話?)
鳩居堂では、私が和紙の会社にいた頃、消しゴムで彫った野菜の印を使ってデザインした
はがきや一筆箋セットが、多少形を変えられ、鳩居堂のロゴマークも入って売ってました~。
和紙の会社はもうないのに。。
なんだか買う気にもならずですが、部屋のどこか探せば原型がでてくるかも~です。

コメント (4)
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