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2025.3.1 『ボタ山』(三笠・250m)  360度遮るもののない展望が!

 

 先週末の土曜日、

三笠市で「幌内」に登った後、

その近くで未踏の三角点ピークに登ることにしていた。

ところが「幌内」から眺める素晴らしい風景の中で、

純白の「ボタ山」に目がとまってしまった。

そしてやはりそれに登り、

「ボタ山」の景色そのものと、

そこから素晴らしい風景を眺めたいと言う思いに駆られ、

一旦駐車地に戻って着替え、

「ボタ山」に向かってスタートした。

 もうかなり気温が上がる中、

重く湿った雪を踏んで登って行く。

はじめからショートカットして、

立入禁止の車道の一段上に上がった。

そして広く直線的な道路を歩いて行くと、

前方に純白の「ボタ山」が見えてくる。

それに近付いて行くと、

どうも地表の温度が高いらしく、

雪が融けた部分があり、

水たまりができていた。

水たまりのそばには、

小動物の頭蓋骨が転がっていた。

ここにエゾシカが死んでいたときもあったような・・・

 急斜面に取り付いて上部を目指す。

すると登るほどに視界が開け、

南側に直前で登った「幌内」の全景が見える。

そして登りきると、

幌内の街並みの向こうに、

真っ白な樺戸山地だ。

また、振り返れば三笠一帯の山々全てが見渡せる。

つまり360度遮るもののない世界が広がる。

そんな風景が忘れられず、

何度もここに足を運んでしまう。

それにしてもこの日は、

本当に天気が良かった。

 360度遮るもののない風景を楽しみながら、

西の端の最高標高まで歩く。

それはまるで高山の稜線歩きをしているようだ。

それがこんな手軽に楽しめるんだから、

決してやめられない。

 最高標高点で改めて360度の風景を眺め、

その中で昼食。

また、南の「幌内」をしっかり目に焼き付けて下降を開始。

下降は別ルートとし、

ピークからそのまま南側に下った。

そしてボタ山の裾に沿って歩き、

車道に戻った。

最後はまたショートカットして駐車地へ。

やはり「ボタ山」に登って良かったと納得して帰途に着いた。

「幌内」と「ボタ山」はいつもセットだなあ。

 

 

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2025.3.1 『幌内』(三笠・310m)  再びあることを検証!

 先週末の土曜日は、

気になっていた三笠市の「幌内」(三等三角点)に登ってみた。

そこには例の黄色地に黒文字の、

私製標識が付けられていたからだ。

あちこちのピークで外された、

同一製作者による私製標識だが、

先日の夕張「砂金沢」では、

標識ごと後ろの木立に打ち込まれた木ネジが抜き取られ、

別の方法で取り付けられていた。

この「幌内」ではどうなったか?

 この朝三笠市幌内の最奥まで入り、

除雪終点に駐車。

スノーシューでスタートした。

この辺りは旧幌内炭鉱の跡地であり、

「幌内炭鉱景観公園」なる名称が付けられているが、

その整備状況は決して良くなく、

殆ど放置されていると認識している。

 公園の最奥に幌内炭鉱が栄えた時代の、

変電所が残っている。

その前を過ぎると林道だ。

この日は林道上に、

スノーモビルのキャタピラ痕が残っていたので、

楽に歩かせてもらえた。

そして除雪終点から、

ちょうど1kmほどで分岐が現れるので、

林道を離れて尾根筋に沿って伸びる作業道にのった。

足もとの雪はそこそこ締まって歩きやすい。

ほぼ直線的に伸びる作業道を、

辛抱しながら登って行く。

周囲が白樺の林となると、

目指すピークが近くなる。

そこで尾根の頭に上がる。

すると西側の斜面が伐採地となり、

素晴らしい景観が広がる。

ただこの日は黄砂に包まれたように、

遠くの景色が霞んでいた。

 落葉樹林の中の尾根筋を登って行くと、

間もなくピークに達し、

三等三角点「幌内」。

すぐに例の私製標識を探す!

ないっ!

それが取り付けられていた木も記憶していたが、

ないっ!

昨年の同時期にもHiromiと訪れているが、

標識は設置されたままだった。

そしてその木には、

標識をとめていた木ネジ2本だけが残っていた。

木ネジがそのまま残っていると言うことは、

力づくで無理やり引きはがした、

と言うことだ。

この標識にそれほど腹を立てるのか!?

この外し方は製作者本人ではない、

と言うことが明白だ。

勝手に標識を付けて歩くことが気に入らないのか?

或いは樹木に木ネジを打ち込むことが気に入らないのか?

後者だとしたら、

樹木に打ち込まれた木ネジをそのまま放置したのはうなずけない。

こうした事例は、

ネット上で問題になっているのだろうか?

まあ、調べる気にもならないが。

 私製標識がなくなった、

と言う事実に納得し、

下山を開始した。

しばらく伐採地越しの広い風景を楽しみ、

気温が上がった雪面を下った。

 林道に下って歩いていると、

前方からスノーモビルが2台、

爆音を轟かせてやってきた。

そして私の前で止まり、

エンジンを切って話しかけてきた。

ヒグマの情報が欲しいのだ。

彼らは異常なほどヒグマを警戒し、

ひどく怯えていた。

爆音を轟かせて走るスノーモビルに、

ヒグマの方が恐怖して逃げるのに・・・

 駐車地に着くと、

かなり気温が上がっていた。

そして美しい風景を眺めにもう一座!

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2025.2.24 『鷲ノ沢』(ワシノサワ・355m)  恐怖の銃声!

 先週の三連休最終日は、

また除雪をした後、

栗沢町美流渡へと向かった。

この日予定したのは、

美流渡の市街地から尾根に取り付き、

尾根を選んで「鷲ノ沢」(三等三角点)を目指すこと。

「鷲ノ沢」には無積雪期に数度登っているが、

ルートはいずれも「幌向川ダム」を起点に、

林道から藪に入ってピークに至るもの。

積雪期に登るのは今回が初めてだった。

そしてルートも終始尾根歩きだ。

 美流渡東栄町で、

「マップ川」に架かる「東栄橋」を渡った。

その先に人家があるのかどうかはわからないが、

除雪された車道が続く。

この辺りには駐車できるところがずいぶんある。

タイヤショベルで広く雪が押し付けられてできたスペースだ。

先月ここを利用して「送電線」(四等三角点)に登った際、

この場所を駐車地としたので、

除雪が行き届いていることを知っていた。

  駐車地からスノーシューを装着してスタート。

町道から「奈良川」に沿って伸びる林道に入った。

そして200mほど進んだ地点で尾根に取り付いた。

雪はそこそこ締まって歩きやすい。

樹林の中を登って行くと、

古い作業道が現れたので、

それが尾根筋に沿って伸びて行く間は利用する。

少し高度を上げると、

木の間越しに美流渡の市街地を望めるようになった。

更に進んで尾根は北東方向に伸びて行く。

すると右前方に「幌向川ダム」が見えてきた。

なかなか楽しい尾根歩きだ。

但し、どうも体調がよくない。

このところ貧血のような状態になり、

きつくて歩けなくなる。

そして歩き出すと立ち眩みのような状況だ。

それを繰り返しながらゆっくり進む。

サプリ飲料を飲んだり、

スポーツドリンクを飲んだりと、

色々試している。

この朝はふだん朝食では口にしない米を食べた。

しかし、今のところどれも効果が見られない。

更に新たなことを考えて行く。

 この辺りはエゾシカが多く、

それがまた不思議なことに、

私が歩きたいところを先に歩いて、

尾根上に深く細い足跡を付ける。

それにスノーシューを取られて歩きにくい。

結局エゾシカの踏み跡を外して歩くことになるので、

最適な尾根歩きができない。

更にエゾシカの足跡は延々と続いて行く。

 前方に鉄塔が見えてくると、

目指すピークが近くなった。

この鉄塔は美流渡が石炭の採掘で栄えていたころの名残で、

古く錆びだらけになっていた。

それを過ぎて間もなく前方に目指すピークが見えてきた。

そして最後の急登に入った。

この頃になると、

体調不良は消えて何事もなかったかのように歩が出た。

 急登に耐えながらゆっくり登り、

三等三角点「鷲の沢」

無積雪期は笹とハイイヌガヤに覆われたピークだが、

積雪期はスッキリしていい。

ここで昼食とした。

 下山はアップダウンが続く尾根を避け、

ピークの基部まで下った後、

「奈良川」に沿って付けられている林道に当てることにした。

そして下降尾根を下って行くと、

もう林道が見えた頃、

1台のスノーモビルの姿を木の間越しに捕らえた。

ハンターだと直感したので、

立ち止まって去るのを待った。

スノーモビルは間もなく停止した。

バン! バン!! バーン!!!

突然間近での発砲だ!

これには焦った!

しばらくじっとしていたが、

いつまでもそうしているわけにはいかないので、

思いっきり鈴を鳴らしながら、

奈良川へと下った。

すると対岸の崖状地形を、

ハンターが下りてきた、

ツボ足で転げながら。

そこで声をかけた、

「獲ったの?」。

すると「獲ったよ!」。

河原を見ると雪面を真っ赤に染める部分が・・・

 ハンターとはそのままわかれて林道に上がり、

林道を歩いて地駐車地に戻った。

ハンターの発砲は最初に3発。

その後少々間をおいて数発。

計6~7発だったと思う。

いやぁ、怖かったあ!

こんな至近距離での発砲に遭ったのは初めてだ・・・

 

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2025.2.23 『砂金沢』(サキンザワ・387m)  ある検証登山

 

 三連休中日の午前中、

夕張市とむかわ町の境界線上に位置する、

「540m峰」に登った後、

夕張まで戻って、

ちょっと気になる山に立ち寄ることにした。

それが「砂金沢」だ。

この山のピークには、

例の黄色地に黒文字の私製標識が付けられている。

それがまだそのままなのかを確かめたかった。

と言うのも、

このところ同一の私製標識が、

夕張の「空池山」(560m)や、

栗山の「天狗山」(330m)、

或いは厚真町の「鬼武士」(三等三角点)などで、

無くなっているのを目撃してきた。

いずれもピークの立ち木に、

木ネジを打ち込んで固定したものたった。

その木肌に傷をつけると言う行為が、

自然を愛する登山愛好家に嫌われ、

取り外されたものか、

またはネット上で批判された標識の作者が、

自ら外して歩いているものか?

その真意は定かではないが、

とりあえず「砂金沢」のピークに付けられたものが、

その後どうなっているのかを確かめたかった。

昨年登った時には付いていた。

 夕張市清水沢から、

清陵町でメロン農家が点在する、

車道の最上部まで上がった。

一帯はメロン農家のビニールハウスが、

びっしり並んでいる。

そして農道の最奥、

除雪終点を駐車地とした。

そこには林道の入口がある。

 駐車地から直線の林道に入った。

この林道は200mほどで終点となり、

そこに水に関わる施設だろうか、

小さな建物が建っている。

その建物の横から樹林に入った。

カラマツの林の間を登って行く。

しかし昼近くになり、

空腹感が強かったので昼食とした。

食事をしながら周りをキョロキョロ見ていると、

カラマツの皮がペロリとはぎとられた部分が目についた。

エゾシカがはがして食べた跡だ。

固くてまずいであろう、

カラマツの皮なぞを食べて冬を乗り切れるんだから、

いくらでも増えるはずだ。

北海道はもうエゾシカだらけだ。

 昼食後また登りだし、

稜線上の尾根に上がった後、

それを伝って歩き、

三等三角点「砂金沢」

そして確認!

例の私製標識はそのままだった。

ところが、木ネジでとめられていたはずだが、

ネジがなく穴だけだ。

ネジを抜いた後、

接着剤でも利用してとめたのだろうか?

また、ネジを抜いたと言うことは、

制作者本人が再来して標識を付け直したか?

木ネジが抜き取られているところを見ると、

その公算大だ。

しかしまあ、木ネジが樹皮から抜き取られた点はホッとしたかな・・・

 ピークで木の間越しに清水沢の市街地風景を眺め、

直下に夕張川が流れていることを確認して下山を開始。

一つの気になる検証を終えたことに納得して帰途に着いた。

 

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2025.2.23 『540m峰』  夕張とむかわの境界で

 先週末からの三連休中日の土曜日は、

夕張で久しぶりに眺めたくなった風景を楽しみに出かけた。

天気予報もあちこちで雪予報の中、

夕張方面は「晴れ」となっていた。

但し、この朝も起きると降雪だ。

除雪してから山に向かうのは辛い。

モチベーションガタ落ちだ。

ただ、「晴れ」との予報が心の支えかな・・・

 国道274号線(石勝樹海ロード)を走り、

夕張からむかわ町への境界線を越える、

 

「登川トンネル」を抜けて間もなく、

右手の広い駐車帯に入った。

ここを起点に、

すぐ樹林に入る。

駐車地はむかわ町に属するが、

登る尾根は境界線上となる。

また、夕張市に限りなく近いので、

私の分類上は「夕張市の山」とする。

トドマツの大木が林立する中を進み始めると、

トドマツの幹にヒグマの爪痕を見る。

多くの車が行き交う国道のすぐ脇だ。

北海道の自然の豊かさを感ずる瞬間だ。

 ちょっと前まで深い雪に悩まされた夕張だが、

ようやく雪が落ち着き、

歩くのに苦労せずに済む。

 大変雰囲気の良いトドマツの林の中を登って行くと、

植生が広葉樹に変わる。

そしてそれを抜けると細尾根となり、

突然前方の樹木が切れ、

純白の斜面の上に、

送電線を支える鉄塔が見える。

その鉄塔を目指すべく、

急斜面を登って行く。

この斜面も適度に締まっており、

登るのに支障はない。

そして背後には遮るもののない風景が広がって行く。

鉄塔まで達して振り返ると、

かなりの高度感だ。

この風景を眺めたくてやってきた。

また、送電線の先には、

次の鉄塔とその下部に純白の広い斜面が広がっている。

 しばし高度感のある風景を眺め、

先へと進んで行った。

直前の急斜面とは異なり、

平たんな地形が続く。

それをゆっくり歩み、

最後は斜度の小さい登りで、

「540m峰」

地形図上の「540m標高点」だ。

登路と逆側は絶壁となって、

垂直に落ち込んでいる。

そして木の間越しに「空池山」(560m)が見える。

 ピークを後にして、

尾根上を北に向かった。

すると間もなく急斜面の鉄塔から見た、

一つ上の鉄塔基部に出た。

そこもまた西と東に遮るもののない風景が広がる。

ここは本当に眺めがいい。

 素晴らしい風景を眺めて下降を開始。

一段下の鉄塔まで下ると、

「真谷地」(三等三角点・754m)の、

端正な山容が見られる。

「真谷地」は南側から望むのがベストのようだ。

 下降には感触の良い雪面を、

楽々下って駐車地へ。

体調はパッとしないが、

時間があるのでもう一座!

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