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2025.3.8 『本遠』(ホンエン・796m)  シューパロ湖を望む展望台へ!

 

 今年はHiromiの都合で、

同行登山がグッと少なくなった。

まあ仕方のないことだが、

昨年燃費の良い車に乗り替えておいて、

本当に良かったと感ずる今日この頃。

 先週末の土曜日は、

久しぶりにHiromiと同行することになっていた。

この朝Hiromiを迎えに行き、

向かったのが夕張市のシューパロ湖だ。

この日はここ数年登っていなかった、

「本遠」に登ることにした。

 夕張市で国道452号線にのり、

「シューパロトンネル」を抜けたところにある、

シューパロ湖岸の駐車帯へ。

そこから見るシューパロ湖の向こうの、

『夕張岳』の眺めが素晴らしい。

いつ見てもうっとりとする眺めだ。

ただ、この日『夕張岳』を目にしたのはこれだけで、

その後はガスに包まれて見えなくなってしまった。

 湖岸の駐車帯から国道を横断し、

尾根の末端に取り付いた。

そしていきはなりの急登だ。

ここから一気に450m標高を稼ぐ。

 久しぶりに山に登るHiromiは相変わらず速く、

間隔が開くものだから、

樹林の中ではほとんど姿が見えない。

 尾根筋を登って行くと、

550で一旦地形図に記された林道にのる。

しかし水平方向に走る林道を利用することはできず、

それを乗越て再び急登に挑む。

足もとの雪がそこそこ締まっているので、

雪面にスノーシューのアイゼンを効かせて登って行く。

最近どうも体調が思わしくなく、

すぐに疲れて膝に手をつく私は、

Hiromiの「早く登ってしまいたい」と言う思いに対して、

ずいぶん足を引っ張ってしまった。

 斜度がきつい斜面は、

スローペースで登っても、

どんどん高度を稼ぎ、

振り向けば純白のシューパロ湖の風景が広がる。

この風景を眺めたくて、

辛い急登に耐える。

ただ、美しい『夕張岳』はガスの中だ。



 760で南北に走る尾根の頭に上がり、

ようやく急登を終えた。

この尾根上は眺めがよく、

シューパロ湖の南側が、

奥まで見通せる。

この後尾根を南に進むと、

広い斜面に吸い込まれる。

ただあくまでも広い尾根上だ。

それを更に南進すると、

また狭くはっきりとした尾根筋となり、

それを詰めて、

二等三角点「本遠」。

驚いたことに、

前日のものと思われる、

スノーシューのトレースが残されていた。

それは我々とは逆の、

南側の尾根を利用して登ってきたようだ。

シューパロトンネルの、

夕張側出口付近で取り付いたのだろう。

いずれにしても、

この山で人の痕跡を目にしたのは初めてだ。

 ピークから「シューパロ湖」の全景を眺めていると、

辺りは冷たい風が吹いて、

すぐに体温を奪われてしまうので、

間もなく下山を開始した。

下山は中間の林道まで同ルートを下り、

その辺りで昼食とした。

そしてその後の下りは、

登路の尾根の一本南側を利用しようと下ったものの、

予想より複雑で歩きにくいため、

ほぼ登路の尾根に戻って下った。

そして湖岸の駐車地へ。

そこでHiromiが一言、

「いやあ、面白かったなあ!

やっぱり夕張はいいなあ!」。

それはそれは、ようございましたぁ!

 

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