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2016.2.7 『696mP』(金山湖)

 

 今日は金山湖のホテル「ラーチ」北側より広い尾根に取り付いてほぼ直登し、『696mP』に登った。

やはり大腿骨、大転子の打撲による控えめ登山だ。

右脚大腿骨、大転子の腫れと痛みはなんの変化もなく継続中だ。

 

 私はこれまで約2,850回に及ぶ登山の中で、怪我や痛みにより登ることをためらったことがない。

「登ることによって、痛みを生ずる箇所を保護しようとする筋肉が発達する」、というのが私の持論だ。

従って膝が病んで、痛みに耐えながら這うようなスピードでしか登れなかった時も、ふくらはぎの筋肉が断裂した時も、足を引きずりながら登り続けた。

また、頭に怪我をし、9針縫った時も、傷口に医療用ホチキスの針を刺したまま『戸蔦別岳』を往復したこともある。

そしてここまで私の持論に間違いはなかった、という自負がある。

だから登り続ける。

今後そんな無理が原因で登れなくなったとしても、悔いを残すことなく登り続けたい。

何もせず後に、しなかったことを後悔するよりも、やるだけやって失敗した方がましだ。

 

 今朝は7時近くまで寝ていた。

今日も私が起こすまで、絶対に起きないHiromiだ。

以前から登ってみたいと思っていたが、短いのでなかなかチャンスをつかめないでいた本日のルート。

怪我をした今がちょうど良い機会。

 

 7時45分、ホテル「ラーチ」の駐車場をスタート。

すぐ北側のカラ松林に入る。

私はこのカラ松林が大好きだ。

まっすぐ天に向かってそそり立つカラ松が林立する姿は実に美しい。

そしてそんな中を歩いていると、誠清々しい気分になるものだ。

 

 長いカラ松林を抜けると、エゾ松の林が現れる。

この林はすぐに過ぎてしまうが、次なる景色が楽しみだ。

進行方向右手には『0の山』が現われる。

ルートは一旦尾根が狭まり、再び広くなると疎林となり、雪景色が美しい。

短いながらも実に変化に富んだ素晴らしいルートだ。 

 8時45分、『696mP』着。

素晴らしい景色とあまりの気持ちよさに、Hiromiが「寝っ転がるか!」。

なんのためらいもなくバタン → ふっかふか~

 

 短い行程で下山はあっという間。

9時15分、駐車場着。

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2016.2.6 『狩勝山』(985m)

 

 まったく「災い」というやつは、いつどこから降ってくるかわかりゃしない。

2月1日午後の仕事中、歩道上の氷に足を取られ、大腿骨最上部の大転子部分を、アスファルトの地面に強打してしまった。

痛みをこらえながら会社に戻ると妙な違和感を感じ、ズボンの上から患部に触れてみて驚いた。

こんもりと盛り上がっているではないか!

それが仕事を終えて帰宅すると、大人の握りこぶし大にまで腫れ上がっていた。

小袋に氷を入れ、ガムテープでぐるぐる巻きにして冷やした。

すると腫れは赤子のこぶし大にまで縮んだ。

しかしその後、現在に至っても腫れ、痛みともに変化がなく、この週末は短時間で登れる山行予定を組んだ。

 

 土曜の朝ゆっくり出かけて狩勝峠に向かった。

狩勝峠落合側8合目付近の駐車スペースより『狩勝山』に登った。

この山を単体で攻めると短時間で終了してしまうので、一旦東側の「832mピーク」に登り、南に向かう稜線上を辿って『狩勝山』を目指すとちょうどよい行程となり、風景も楽しめる。

しかしこの日は怪我を抱えてどれほどのことができるのか、試しながらの登行なので、最短ルートで登下降することにしていた。

 

 10時40分、駐車地をスタート。

スタート直後は古いスキーのトレースが雪の下に残っていたので、思いのほか楽をすることができた。

ただ、それは中間地点辺りまでで、その後は深い雪との戦いだ。

本来ならこの日はスキー登山を予定していたのだが、怪我を抱えてスキーは危険すぎる。

樹林帯から尾根上に上がると、雪は益々深くスノーシューをまるごと飲み込む。

天候は雪が降ったり止んだりを繰り返し、時折ガスの晴れ間から来し方を望むことができる。

 

 12時15分、頂上着。

深雪に苦労した割には登行時間が短かった。

頂上では雪が降ったり止んだりを繰り返している割に、なかなかよい展望が開け、Hiromiともども満足の図。

いつもならここで昼食となるのだが、朝食で食べたどんぶり山盛りの飯が、この程度の運動量では消化しきれず、Hiromiもまた空腹感がないことから、そのまま下山を開始。

下りは速い。

 

 13時、駐車地着。

歩行距離、時間とも短いが、怪我を抱えては程よいノルマで、十分楽しめる山行であったことに感謝!

 

 下山後トマムに移動することにしていたが、トマムリゾートで入浴することに、どうしても抵抗感があり、金山湖に向かった。

トマムリゾートの温泉(入浴料800円、バスタオル貸し出し付き)は、広い洗い場の中に浴槽がない。

いや、真ん中に浴槽があるにはあるのだが、水風呂だ。

温水の浴槽はと言えば、露天のみ。

広い露天風呂があるが、マイナス気温の中、なかなか体が温まるものではない。

更に、私が最も気に入らないのが、洗い場に鏡がないことだ。

私は自宅でも同様だが、入浴時に必ずカミソリでヒゲを剃る。

このヒゲ剃りに鏡がないというのは、本当に不便なのだ。

 

 金山湖ではいつもの保養施設(入浴料410円)で汗を流した。

こっちの方がずうっと落ち着く。

お湯の温度はちょっと低いけどねえ・・・

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